あっ! と思った時にはもう遅いのが、トイレにポチャリ、の事故です。落としただけならまだいいのですが、それが水を流すタイミングだったりしたら厄介です。
小さなものならサーっと一気に流れてしまい、やや大きめのものだと流れをつまらせてしまう可能性があります。
ズボンや上着のポケットには、意外と大事なものを入れていますよね。
スマホ、家や車の鍵、愛用のペン、手帳、お財布…。
どれも失くしたくない大事なもの。だからこそ身体の近くに保管しているわけですが、トイレの中では、ときにそれがトラブルの原因になってしまいます。大切なものをトイレに落としたとなるとショックははかりしれないほど大きいですよね。
でも、嘆いても泣いても落としたという事実は変わりません。
とにかく落ちた物の救出に全力を注ぎましょう!
まずは水の流れを止めます。
止水栓を閉めてください。
何を落としたのか、落ち着いて確認します。
水を流している最中に落としたりすると、何が落ちたのか分からないこともあるのです。
ポケットの中をくまなく確かめてみましょう。
次に、便器の中をよく見てみてください。
落としたものが一部だけでも見えているかもしれません。
見えていたらすぐ拾い出しましょう。
見えなくても手の届く部分に隠れているかもしれません。
ゴム手袋やビニール袋を手にはめて、思い切って水の中に手を入れて確認してみましょう。
手を入れてみたけれど見つからない、と言う場合は、
ラバーカップを使ってスッポン!としてみましょう。
この時のコツはラバーカップをしっかりと便器に押しつけること!
空気が手前側にもれないように気をつけつつ、力強く数回押してみましょう。
水がはねるのを恐れてそーっと動かしてもうまくいきません。後ほどラバーカップの正しい使い方を詳しく説明します。
すると、落としてしまったものと再会できるかもしれません。
落とし物が確認出来たら、その物を拾い出します。
その後の対処方法は「マンガで判るトイレつまり修理」やこの後の項目を参考にしてくださいね。
落とした物が自力では取り出せない位置まで流されてしまっていることもあります。
流れてしまったなら、もう放っておいてもいいかな…なんて現実逃避をしてしまいがち。ですが、今は一見何ともないように見えても、落とした物が配管のどこかに引っかかって、あとからもっと大変なトイレつまりを起こすこともあります!
できるだけ早く取り出した方がいいでしょう。
特に注意したいのは、角ばった形状のものや固い素材でできているものを落としてしまった時。
角が配管などに引っかかって、水の流れをせき止めてしまうことがあります。更には、物を無理やり取り出そうとすると便器や配管を損傷させてしまう恐れも。
自分で落としたものが取れない時、場合によっては便器をはずして確認するなどの作業が必要になります。
こうなってしまったら早めに水道業者さんにお任せしたほうが安心です。
業者さん選びで迷ったときは、生活水道センターへご連絡ください。
きっとスッキリ解決できますよ。