キッチンの排水溝つまりの直し方と掃除方法を詳しく解説します！

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キッチンの排水溝はトラブルも起きやすい

キッチンの排水溝のつまりは、家庭でよく起こる問題の一つです。
料理中にフライパンや調理器具から流し込む油や食材の残りが原因で、排水溝に固まりやすく、流れが悪くなることがあります。
特に、温度が60度以下になると、油が溶けにくく、排水管内で固まりつまりの主な原因となります。
このような状況を効果的に解決するために、市販のポンプやプロの清掃サービスを利用することがおすすめです。

つまりを直すためには、まずは手軽な家庭用品を用意し、ゴム製のトーラーで押し流す方法や、重曹と酢を使った自然派の対処法があります。
しかし、これらの方法で解決しない場合や、つまりが繰り返し起こる場合は、専門の業者による定期的な点検やプロの手入れが必要です。
法人や店舗など、多くのお客様が利用する場所では、更に頻繁なメンテナンスが求められます。
排水溝のつまりを防ぐためには、日頃からの少量のお手入れが有効です。
例えば、料理後の食器やフライパンに残った食材のかすは、流し込む前にしっかりと取り除き、流れ込む水の勢いを保つことが大切です。
また、システムキッチンなどの現代の設備では、つまりにくい素材や構造が採用されていることも多いので、新しい設備への取り付けやアップグレードも検討する価値があります。

最終的に、キッチンの排水溝のトラブルは、適切な対応と定期的なメンテナンスでほとんどの問題が解決します。
トラブルが起こり次第、迅速に対処を行い、清掃を続けることが、長期的な解決につながります。
これらの対策を行うことで、キッチンは常に快適な状態を保ち、料理を楽しむことができます。

こまめに掃除しているつもりのお宅だったとしても、排水溝や、その奥の排水管の中は意外とドロドロです。その中がどれだけ汚れてしまっているのか、想像もつきません。
排水溝の中の排水管の詰まりを取り除く専用の薬品で溶かす方法や器具を使って、自分でつまりを取り除くことも可能なのです。
台所の排水溝の詰まりの原因や、その詰まりを取り除く具体的な方法をいくつかご紹介させていただきます。

排水口がつまる原因

排水口の仕組み

シンク
排水口を備えたキッチンシンクの水槽状の台
フタ
排水バスケット内に溜まったゴミなどを隠す
バスケット
水と一緒に流れてしまうゴミや野菜くずなどをキャッチする
ワントラップ
内部に水を溜めることで、臭気や害虫などの侵入を防ぐ器具
水封の水
トラップに溜められている水。この水があることで下水管から悪臭や害虫が上ってくるのを防いでいる。溜まっている状態が正常。
ジャバラホース
排水管に排水を流すホース

油が原因の詰まり
油汚れはいたるところについてます。食器を洗うときにも付いてしまいますし、料理道具を洗っている時にも少しずつ油は水と一緒に流れて排水管の中を通っています。
最初は排水管の内側に少しずつこびりついている油汚れですが、徐々に徐々に油が硬くなり、繰り返しで何層にもなり、段々と水が通れるルートが細くなり、排水溝を流れる水の量は徐々に徐々に減っていきます。
食材が原因の詰まり
野菜の皮をむき取っていて、ジャガイモに加えてニンジンの剥き終わった皮やピーマンの種が台所に流れていってしまったりすることによって、それらが詰まりの原因になることがあります。
他の詰まりが発生する原因
薬剤によって溶かしたり、水流によって流したりすることはできない鉄製のスプーンやフォークなどといった固形物は、一度排水管の中に詰まると、よほどのことがない限り流れてことありません。
最悪の場合は床を外して排水管ごと取り替えるという大規模な工事に発展してしまいます。

排水口のつまりを取り除く方法

排水口の掃除

ゴミ受けには小さな穴がたくさん開いていますので、お勧めは、歯ブラシです。
カゴ全体は石鹸などのぬるぬるとした汚れがついているので、スポンジなどを使って一気に落とした方が効率がいい場合もあります。

左に軽く回してトラップも外しましょう。ヌルヌルしている部分をスポンジで、細かい部分を歯ブラシで掃除していきましょう。
ワントラップの内側も汚れがよくこびりついていますので、歯ブラシを使ってトラップの内側もよく擦っておきましょう。
最後に配水管周りを掃除します。汚れ落ちにくい場合や、手が届かない場合には、重曹とお酢を上からかけると汚れが落ちていきます。最後の仕上げで熱いお湯を上からかけ、汚れと一緒に流してしまいましょう。
ワントラップを外した時点で排水管がむき出しになり歯ブラシなどを落としてしまわないよう注意してください。

ネットの交換

ホームセンターや100円均一ショップで気軽に購入できる排水溝ネットをお勧めします。ネットを取り外しが簡単で排水溝の掃除も楽で手間いらずです。

キッチンの排水口つまりを放置するリスク

キッチンの排水口つまりをそのままにしていると、排水管へと水が流れにくくなります。
つまりの原因はほとんどの場合自然に解消されるわけではないため、水が流れにくい状態で洗い物などをしなければなりません。
つまっているものにもよりますが、悪臭が発生するリスクもあります。排水口の中に油を流している場合は、排水経路内で冷やされて固まり、排水管などに付着します。それらが時間とともに腐り、悪臭の原因になる可能性があります。
キッチンは食べものを扱う場所のため、つまるだけではなく腐臭や下水のような臭いも伴いやすいのです。
トイレと同じく、キッチンのつまりも放置するほど悪化し、水が流れにくくなっていきます。完全に流れがせき止められると逆流し、シンクまで水が上がってくるおそれもあります。
子ども用の箸など、小さな物を排水口の中に落とすようなケースでは、異物自体がつまりの原因になります。

ご自身でシンク下の排水管つまりを解消する方法

キッチンシンクの下には排水管が通っており、洗い物などで出た汚水の通り道になっています。
排水管がつまったときは、どのような方法で解消できるのでしょうか。薬品やつまり解消アイテムなどを中心に、使い方をチェックしていきましょう。

パイプクリーナー
ピーピースルー
ラバーカップ
雑巾
ペットボトル
真空式パイプクリーナー
ワイヤーブラシ
トラップ・排水ホースの交換

パイプクリーナー

排水管の汚れを落とす、といえば、まず思いつく方法はこのパイプクリーナーを使用する方法ではありませんか。様々なご家庭で広く使用されている商品です。

パイプクリーナーとは？

台所の流しが徐々に流れなくなってきて、そろそろ不便だなと感じてきたらパイプクリーナーを使ってみましょう。完全に詰まってしまうと、パイプクリーナーは手遅れです。水の流れが悪くなってきたなと感じた時に定期的に使うと良いでしょう。排水管の中を常に清潔に保ちたいという場合は、少し手間がかかる可能性もありますが、1週間に1回はパイプクリーナーを行う必要があります。配合されている塩素や水酸化ナトリウムの力で排水管の内部にこびり付いた油汚れを落とすことができます。ちなみに「パイプクリーナー」は様々な会社から販売されています。

パイプクリーナーの使用方法

パイプクリーナーを使う際には、まず流しの蓋を外しましょう。そしてゴミ受けカゴも外し、ワントラップという排水管内部の空気が逆流するのを防止するシステムも外します。
ワントラップは、プラスチック製で桶をさかさまに置いたような形をしています。まわりには水が溜まっていると思います。簡単にトラップが外せない場合は、反時計回りにまわしてみてください。ロックが外れるはずです。ワントラップを外すと、その下に穴が開いているのが見えると思います。それが排水管の入り口です。
水の流れが悪くなっているということは、この下の排水管に油汚れが詰まっている可能性が高いです。この穴の中に、パイプユニッシュを入れていきましょう。

汚れを分解すると同時に、漂白作用があるので黒ずみなども落としてくれます。 300ミリリットルから500ml程度の量を、ボトルから直接排水管の中に流していきます。注いだ後は、しばらくの間台所は使用せずに、1時間ほど放置してください。放置している間に、排水パイプ内部の汚れを、パイプユニッシュが綺麗に落としてくれるはずです。 1時間程度の時間が経過したら、外した時と逆の手順で排水溝を元に戻していきます。すべて元に戻したら一定時間水を流してあげましょう。そうすることによって、排水管の内部で剥がれた汚れが下水道まで流されていってくれます。

動画で確認パイプクリーナー排水つまり予防法

上記の動画はパイプクリーナーで排水管の中の油やカスなどの汚れを取り除く方法紹介しております。万が一台所の水詰まりの時にも軽いものであれば解消できます。

ピーピースルー

パイプクリーナーの力だけでは落ちない油汚れに出会った時にはどうすればよいのでしょうか。そんな時には、水道トラブルの業者に依頼すると業務用の排水管用洗剤を使ってお掃除してくれます。
※非常に危険なので素人の方は使用しない方が良いでしょう！

ピーピースルーとは？

排水管内部の汚れを落とす強力な薬品があります。それは「ピーピースルー」という商品です。
これは、コンビニやドラッグストア、ホームセンターなどには販売されていません。水道業者の方が使っている強力な業務用配水管洗浄剤です。ピーピーするには、何種類かのタイプがあり、タイプごとに薬剤の強さは変わりますが、いずれも市販のパイプクリーナーなど比べるとかなり強力です。台所の排水溝だけではなく、お風呂の排水溝や、洗濯機、トイレなど、さまざまな水回りのトラブルに対応することができます。ただし、その作用が強力な分、危険な薬品でもあるので使用の業務用の商品となっています。
もし購入を考えているのであれば、インターネット通販で購入することが可能ですが・・・危険です！

ピーピースルーの使用方法

ピーピースルーの使用方法は、基本的にパイプクリーナーとそこまで変わりません。排水溝の蓋とゴミ受けカゴ、そしてワントラップを外し、排水管をむき出しにしたら、ピーピースルーを使用します。パイプクリーナーと違うのは、直接薬剤を排水管の中に流し入れないということです。
ピーピースルーは粉末状の薬剤なので、排水溝の周りにピーピースルーを撒いて、撒いたピーピースルーを、40℃から50℃の熱めのお湯で溶かしながら排水溝の中に流し込んでいきます。お湯の量は500ml程度で良いでしょう。全て流したら、1時間程度寝かせておきます。心配であれば一晩寝かせても良いでしょう。ピーピースルーの成分が排水管内部の汚れを洗浄してくれます。放置する期間が終わったら、一度水道をしばらく出しっぱなしにして、排水管内部で浮いた汚れを、全て下水道まで流してしまいましょう。

ラバーカップ

ラバーカップを使用してつまりを取り除くという方法もあります。ラバーカップという言葉を聞いても、どんなものか想像しにくい可能性がありますが、写真を見ていただけば分かるのではありませんか。学校のトイレなどによく置いてありますね。トイレのイメージが強いラバーカップですが、同じ水周りですので、台所の排水溝にも効果があります。
ラバーカップには洋式のタイプと和式のタイプがありますが、台所で使用する場合は、和式タイプのものを準備しましょう。ちなみに、ラバーカップが効果を発揮するのは、こびりついた油汚れなどの固形物以外の詰まりの場合です。固形物が詰まってしまった場合には、効果ありませんので気を付けましょう。
使い方はそこまで難しくありません。排水溝の蓋や、ゴミ受けカゴ、ワントラップなどを全て外し、排水管がむき出しになった状態で、ラバーカップを排水溝にぴったりと当てます。排水溝が詰まっている状態ですから、水を流せばシンクに水が溜まるはずです。カップを排水溝に付けた際に、そのカップよりも水面が高くなるぐらいまで水をためてから使用しましょう。そしてゆっくりカップを下に押し付け、最高まで下げたところで、一気にポンと引き上げます。この時にパイプ内に水が引き上げられる流れが発生し、それによって詰まっているものの位置が変わったり、上まで吸い上げられたりすることによって詰まりが解消されます。

動画で確認ラバーカップ台所のつまり解決法

※上記の動画は実際に詰まっている台所つまり修理をラバーカップを使用して解決している様子になります。ご興味がある方は動画でやり方を確認できます。

雑巾

ラバーカップと同様に、圧力を使って詰まりを解消する方法に、雑巾を使ったやり方があります。そしてこの方法は、実はラバーカップをするよりも効果が高い方法なので、お勧めです。準備するのは、使わなくなった雑巾です。排水溝の蓋やゴミ受けカゴ、ワントラップなどを全て外し、排水管を表に出します。そして出てきた排水管の穴の中に、雑巾を突っ込んで蓋をします。このとき、簡単には水が流れないようにできるだけきつく雑巾を詰め込んでください。そして雑巾の反対側の端は、シンクから出るようにします。その状態でシンクの中に熱いお湯をめいっぱい溜めていきます。雑巾の隙間からお湯が流れてしまう場合は、もう一度雑巾を詰めなおしましょう。

そして、シンクの八割程度までお湯が溜まった状態で、排水管の入り口に詰めている雑巾を、一気に引き抜きます。すると、溜まった分のお湯の水圧が一気に排水溝に向けられ、強力な水圧によって、排水管内部の詰まりが一気に解消される可能性が高いのです。
これは水でも行うことができますが、お湯の方が油汚れなどを根こそぎ落とす力が強くなるので、できるだけ高温のお湯にする方がお勧めです。この方法は、ラバーカップを使用する方法と水の流れる向きが正反対になります。そのため、何らかの固形物が詰まってしまった場合には、その詰まりの原因となる固形物は更に奥まで押し流されてしまう可能性があり、状況を悪化させてしまうので、固形物によって詰まりが起こっていることが予測される場合には使用しない方が良いでしょう。

ペットボトル

どこの家庭にもあるペットボトルを使用することによって、排水溝の詰まりを取り除くことが可能です。ペットボトルのサイズは、2リットルのものが最も良いのですが、なければ500mlのペットボトルでも大丈夫です。手順としては、まず排水溝の蓋やゴミ受けカゴ、ワントラップなどを全て外し、排水管をむき出しにします。その後、排水管の口にペットボトルの口を差し込みます。その際に、排水管とペットボトル内部に隙間が生まれないように注意してください。
うまくはまったら、ペットボトルを何回かペコペコと押しつぶして、排水溝の内部にペットボトルの空気を送り込むようにします。何回か空気を送り込んだら、ペットボトルを抜きます。そして再びペットボトルを挿して同じ事を何回か繰り返すうちに、排水管内部の水圧が上がり、詰まっていた固形物が取れるという仕組みのようです。次に紹介する「真空式パイプクリーナー」という商品は、今紹介したペットボトルで詰まりを取り除く方法をそのまま商品にしたものです。

真空式パイプクリーナー

真空式パイプクリーナーは、パッと見はラバーカップのような形状をしています。しかしこれは、ラバーカップでは解消できなかった強力な詰まりでも解消することが可能です。仕組みとしては、前述のペットボトルを使用したつまりの解消法と同じです。
まずは、シンクにお湯を張り、その後で排水溝に真空式パイプクリーナーのカップを押し当てます。そしてその状態でハンドルを押すことによって水圧を上昇させていきます。排水溝にしっかりと密閉させ、隙間ができないように注意してください。そして、ハンドルを引くことによって一気に水が引き上げられます。その水が引きあげられる力で、詰まっていたものが剥がれ落ちて水が流れるようになるのです。

動画で確認台所つまり真空式パイプクリーナーで解決方法

※上記の動画は真空パイプクリーナーを使って台所の排水つまりトラブルを解消している様子となっております。

ワイヤーブラシ

ここまでに紹介してきた様々な方法を使っても、台所のつまりが解消されないという場合は、水の流れや薬品を使うだけでは落ちないほど頑固な汚れが排水管の内部に溜まっているということです。その場合は、ワイヤーブラシを使って直接つまりの原因になっている部分を削ることによって、排水管内部の水の流れを潤滑にしましょう。排水管向けのワイヤーブラシというのは、ホームセンターに行きますと買うことが出来ます。そして、使い方はそんなに難しくありません。 ※ストレート又はクランクタイプがあります。

ワイヤーブラシとは、その名前の通り、ワイヤーの先端に汚れを落とすためのブラシがついているというものです。ワイヤーには2つの先端がありますが、片方は螺旋状のドリルのような先端になっております。この螺旋状になったヘッド部分で、排水管の中に詰まっている頑固な汚れを根こそぎ落としてしまいます。反対側の先端には、ブラシがついています。螺旋状のヘッドによってかき出した汚れを、このブラシで最終的にきれいにしていくという仕組みです。
使用方法ですが、まず、らせん状のヘッドが付いている方を、排水管の中に差し込みます。
排水管の作りによっては、途中でカーブしているものなどがありますので、そこで動きが止まってしまうことがありますが、角度を変えながら押し込むことで、奥まで差し込むことができます。

パイプをどんどん差し込んで「これ以上奥に行けない」という部分に来たら、そこが詰まりの原因となっている場所の可能性が高いです。そこまできたら、ストレート又はクランクハンドルを回します。
ストレート又はクランクハンドルを回すことによって、ワイヤーが回転します。ワイヤーが回転することで、先端に付いている螺旋状の部分が汚れを削り取ってくれのです。それを何度か繰り返して、水の通り道を作ることができたら、次に反対側のヘッドがブラシになっている方を差し込み、排水管の内側にこびりついた汚れを剥がすように落としていきます。このような方法を使用して、直接的に汚れを落とす方法もあるのです。

動画で確認ワイヤーブラシ（クリーナー）台所排水つまり解決

トラップ・排水ホースの交換

※上記の動画をご覧いただく事で排水トラップの仕組みなど簡単に理解いただけます。構造をしる事で台所の排水つまり予防にお役立てください。

重曹・クエン酸

家庭用の掃除アイテムとして知られている重曹とクエン酸。どちらも汚れ落としに効果的ですが、混ぜ合わせるとさらに汚れが落としやすくなります。
スーパーマーケット・コンビニ・ホームセンターなど身近な場所で手に入るので、ぜひ汚れ落としに活用してみてください。

重曹・クエン酸とは？
重曹とクエン酸は、家庭内で掃除に使われる成分（粉末）です。重曹は弱アルカリ性、クエン酸は酸性の性質をもっており、お互いに反対の性質であるため、混ぜると化学反応を起こします。
掃除ではこの化学反応を使って発泡させ、泡の力で汚れを浮かせて落とします。重曹は酸性の汚れを落とし、クエン酸はアルカリ性の汚れを落とす効果が期待できます。

重曹・クエン酸の使用方法
重曹・クエン酸を使用するときは、流しの中にある蓋を外します。ゴミ受けカゴやワントラップもすべて外して、排水管が上から見下ろせるようにします。
下水のような臭いが立ちのぼってきますが、ヌメリやその他の汚れも発生している可能性があります。
排水口の中に重曹を大さじ3ふりかけ、その上からクエン酸を大さじ1振りかけます。どちらも排水口の外ではなく中に振り入れてください。
クエン酸を振り入れてから40〜50℃のお湯を1カップ（200ml）注ぎ入れ、発泡が始まります。そのまま30分程度放置し、放置が終わったら蛇口から水を出してしっかりと洗い流します。
排水口の汚れ落としが終わったら、ゴミ受けカゴにも重曹を振りかけて、使い捨ての小さなスポンジなどでこすり洗いをしましょう。汚れを残さずに落としきることで、つまりの原因に対処できます。

キッチンの排水口を掃除する際の注意点

キッチンの排水口を掃除する際、排水管の取り外しや熱湯の使用には注意が必要です。
それぞれのポイントを詳しく確認していきましょう。

注意点①排水管自体を取り外さない

キッチンの排水口掃除では、排水管を取り外す必要はありません。
簡単に外せたとしても、元に戻せなくなるおそれがあるため、普段の掃除では排水口まわりのみにとどめてください。

排水管にものがつまったときも、自分では取り外さないようにしましょう。
その場合は水回りの専門業者に連絡し、排水管にものがつまったことを伝えてください。
万が一、排水管が外れてしまった場合はすぐに元栓を閉めて、水が流れないようにしてから業者に連絡を入れてください。
マンションのような集合住宅の場合は、管理会社やオーナーに連絡を入れておくと安心です。

注意点②熱湯を使わない

80℃以上の熱湯は、排水口に繋がっている塩ビ管を破損するおそれがあります。
塩ビ管は60〜70℃までの耐熱性しか持ち合わせていないため、熱湯を流していると変形し、破損や歪みを起こすおそれがあります。
殺菌のために熱湯を流すといった方法は避け、お湯を使うときは40〜50℃（手に触れられる程度）にとどめましょう。

注意点③洗剤を直接流さない

排水溝に直接洗剤を注ぎ込むのは避けましょう。
洗剤の種類によっては、排水管を傷めてしまう可能性があります。
また、洗剤が残ったままの状態では、排水溝の悪臭やヌメリの原因となることもあります。
洗剤を使用する場合は、必ず説明書をよく読んでから使用しましょう。

キッチンの排水口つまりを予防する方法

キッチンの排水口つまりを予防するためには、食材カスを流さない、こまめに掃除をするといった6つの方法を意識してみてください。

食べカスや食材カスをなるべく流さない

食事のあと食器などを洗うと思いますが、食器内に残った食べかすや料理中に出た食材のカスをなるべく流さないようにしましょう。
細かいゴミでも溜まることによって排水管のつまりをひき起こします。
また、水切りネットを使用することにより排水溝に流れることを防ぐことができます。
定期的に交換をし、食材のごみを排水溝に流さないようにしましょう。

油を流さない

キッチンのつまりの原因によくなるのが、油汚れによるつまりです。
油の処理の仕方を知らない方も多く、知っていても大変なためついつい流してしまいがちだと思いますが排水管の中で固り、水流れを悪くしてしまいます。
それが原因で結果つまりをひき起こしてしまします。
なので、排水口には油を流さないようにしましょう。
油の処理の仕方はキッチンペーパーで吸い、ゴミ箱で処理するのをオススメします。

こまめに掃除をする

意識してキッチンを使っていても、排水管内に汚れは溜まっていきます。
必ず水切りネットを使用して食べかすなどが直接流れないようにしましょう。
また、定期的にパイプユニッシュなどのパイプ洗浄剤を使用することをオススメします。
実際につまりが起きてから使用しても効果は薄いと思いますが、帆ごろから使用することでつまりを防ぐことが出来ますので、こまめに掃除をすることをオススメします。

キッチンでは料理以外しない

台所で歯磨きやそれ以外のことをしようとすると、排水管内にものがつまるリスクが高くなります。
たとえば、ペットの入浴をキッチンのシンクで行うようなケースでは、ペットの毛が流れていって排水管の中に溜まり、つまりを引き起こす可能性があります。
料理中も野菜などの切りくずが排水口に落ちていかないように注意が必要ですが、料理以外のことを行わないだけでもキッチンつまりのリスクが軽減できるでしょう。

お湯で食器を洗う

油の付いた食器を扱うキッチンでは、油を流したあとに水を流すと冷えて固まるため、普段から40〜50℃のお湯を流す習慣をつけると良いでしょう。
食器洗いは水または水に近い温度のぬるま湯は避け、触って温かい40℃以上のお湯が理想的です。
ただし、80℃以上の高温はやけどのリスクがあるうえに、排水管内の塩ビ管に損傷を与える可能性があるため、手で触れない熱湯は使用しないようにしてください。

ごみ受けにアルミボールを入れる

水分と食べものの栄養が豊富な排水口には、ぬめりが発生します。掃除をせずに放置しているとぬめりが繁殖し、塊のようになって排水経路を塞ぐことがあります。
普段からできる対策としては、ごみ受けの中にアルミホイルを丸めたもの（アルミボール）を入れておくと、金属異音の力で雑菌の繁殖を防ぎます。
ただし小さいサイズにすると、誤って排水管の中に落ちていってしまいます。ごみ受けとトラップをはずし、排水管の口よりも大きなサイズのアルミボールに握っておくと、万が一落としてしまっても流れる心配がありません。

キッチンの排水口つまりを修理業者に依頼する場合の費用の相場

キッチンの排水口つまりを水道の修理業者に依頼する場合、どのくらいの費用の相場になるでしょうか。

つまりにかかる修理費用

キッチンつまりにかかる修理費用の相場は約8,000円～1万5,000円です。作業内容や人数、作業時間が増えるほど金額が大きくなります。
深刻なつまりが発生し、高圧洗浄機を使用するようなケースでは、最低でも1万5,000～4万円程度の費用がかかります。

生活水道センターでは、基本料金5,000円から対応しています。土日祝日も含め、24時間365日体制で対応していますので、キッチンのトラブルにお困りの場合はご相談ください。

キッチンの排水口つまりの修理業者を選ぶポイント

キッチンの排水口つまりが起きたときは、以下の5つのポイントに沿って修理業者を選んでみてください。

ポイント①SNSやネットで口コミを探す

手抜き工事や高額請求を行う悪徳業者を避けるためには、SNSやインターネット上の口コミが役に立ちます。丁寧に説明が受けられる、作業内容や作業時間がかからずスムーズだったというようなポジティブな口コミも確認できます。
業者のホームページ上にもお客様の声（施工事例）が掲載されていますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

ポイント②複数の業者で料金を比較する

キッチンがつまったときは、修理業者が実際の現場の内容をみて状況を判断し、作業料金を提示します。事前に電話口で大まかな見積もりをとることもできますので、大体の金額を確認しておきましょう。
その際、排水管にものがつまっているか、水漏れはあるか、古い部品の交換は必要かといった細かい情報があると、より正確な見積もりを出しやすくなります。複数の業者で見積もりをとって比較してみてください。

ポイント③水道局指定工事店を探す

水道局指定工事店とは、各自治体の水道局から、水道工事を適切に行えると認定された事業者です。
水道局指定工事店の認定を受けていない業者は、工事や修理・交換の技術レベルが保証されていないため、実際に作業を依頼してみなければ結果がわかりません。
確実な作業を求める場合は、「◯◯（地名）＋水道局指定工事店」「◯◯（店名）＋水道局指定工事店」と検索し、認定を受けているか確認してから依頼しましょう。

ポイント④実績を確認する

事業者のホームページやブログを確認し、つまり除去の実績を確認しましょう。
大掛かりな工事を引き受けた経験がある業者は、除去しにくいつまりにも対応してもらえる可能性があります。
実績が数字で確認できないときは、電話やメールで問い合わせを行って「キッチンのつまりに対応しているか」を確認してみてください。

ポイント⑤対応スピードの速さを確認する

業者のホームページを確認し、対応エリアと営業時間をチェックしてください。
つまりが発生した場所からどの程度離れているか、対応エリアに含まれているか、夜間や休日でも対応しているかといった点で絞り込み、スピーディに対応してもらえるところを探しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。排水管の中に詰まりが発生してしまったら、もうお手上げだと思っている人もいることも感がえられますが、業者さんを呼ばなくても、ある程度の部分までは自分の力で何とかできるものです。とは言っても、手間がかかったり、年季の入った汚れを見て嫌な思いをしたりする可能性があります。
そういったことに時間をかけたくない場合や、お金はかかってもいいので早く解消させたいという場合は、水道業者さんを呼ぶのが最も早く確実な方法です。業者さんであれば、やり方を間違えて、何らかのトラブルに発展してしまうという可能性もありません。
この記事のやり方を読んでみて、「これなら自分でも出来る」と考えたのであれば、ぜひ試してみてください。もし自信がないのであれば、お金がかかったとしても、水道業者さんに連絡するのも一つの方法です。