- 投稿日: 2024/11/15
- 更新日: 2024/11/15
漏水調査の費用相場は?|自分でできるチェック方法も紹介!
「水道代がいつもより高い…」「もしかして漏水してる?」と感じている方は必見!
この記事では、漏水調査の費用相場や自分でできるチェック方法、専門業者に依頼するメリットまで詳しく解説します。原因や見分け方、対策も紹介しているので、漏水トラブルに困っている方はぜひ参考にしてください。
早期発見をすることで、無駄な水料金を抑え、大切な住居を守ることにつながります。後半では、トイレ、お風呂、キッチンなど、場所別のチェック方法も詳しく解説しているので、ご自宅の漏水チェックに役立ててください。
目次
漏水調査とは?原因や見分け方、対策を解説
水道料金が通常より高額になっている場合、水の使いすぎだけでなく、水漏れトラブルが発生している可能性も考えられます。宅地内に水漏れ箇所があれば、常に水が流れ続けている状態となり、水道料金が大幅に上昇する原因となります。水の使い方に変化がないにも関わらず、水道料金が高くなっている場合は、水漏れを疑い、漏水調査を行うことをおすすめします。
漏水調査では、キッチンや洗面台の蛇口だけでなく、地中に埋設された水道管からの水漏れもチェックします。漏水調査には、自分で手軽に行える方法と、専門業者に依頼して漏水探知機や音聴棒などの専門機器を用いた調査があります。水漏れを放置すると、水道料金の増加に加えて、室内の湿度が上昇し、カビが発生するリスクも高まります。そのため、水漏れが疑われる場合は、早急に調査と対応を行うことが重要です。
漏水に気付くためのチェックポイント
水道料金が上昇している場合は、漏水が疑われます。水道料金の請求書を数ヶ月分確認し、普段と比べて使用量が多いかどうかを確認しましょう。例えば、庭の水やり回数が多かった、洗車をした、ビニールプールで遊んだなど、特別な理由で水を使用していた場合は、使用量が増加している可能性があります。
しかし、普段と変わらない生活をしているのに料金が上がっている場合は、漏水の可能性が高いでしょう。蛇口から細く水滴が垂れている場合、1ヶ月で約6立方メートルの水が漏水し、水道料金が約1,800円上昇する可能性があります。これは、漏水量の一つの目安として参考にしてみてください。
漏水調査の種類と特徴
漏水調査は、自分で実施できる簡単な方法と、専門業者に依頼する本格的な方法があります。蛇口が濡れている、水道メーターのパイロットが回転しているなど、水を使用していないのに水漏れが疑われる場合は、ご自身でも簡単に確認できます。しかし、目に見える場所の水漏れがないにも関わらず水道料金が上がっている場合は、専門業者への相談がおすすめです。
専門業者は、漏水探知機や音聴棒といった専用の機器を使って、詳細な漏水調査を実施できます。これらの機器を用いることで、漏水箇所の特定をより正確に行うことが可能です。漏水に関して少しでも不安がある場合は、お気軽に専門業者にご相談ください。
自分でできる漏水調査の方法
トイレタンクの水が止まらない場合は、タンク内のフロート弁やボールタップの故障が考えられます。また、トイレの便器の水が止まらない場合は、便器の排水弁の故障が疑われます。さらに、トイレの床に水が溜まっている場合は、便器の排水管や給水管の破損が考えられるでしょう。
お風呂場の床に水が溜まっている場合は、排水口の詰まりや排水管の破損が考えられます。お風呂場の壁に水が染みている場合は、壁の内部に水が浸透している可能性があります。また、浴槽の排水口から水が漏れる場合は、排水口のパイプや排水トラップの破損が疑われます。
キッチンシンクの水が止まらない場合は、シンクの水栓が故障している可能性があります。キッチンシンクの下に水が溜まっている場合は、排水管や給水管が破損している可能性があります。さらに、キッチンシンクの排水口から水が漏れる場合は、排水口のパイプや排水トラップの破損が疑われます。
洗面台の水が止まらない場合は、洗面台の水栓が故障している可能性があります。洗面台の床に水が溜まっている場合は、排水管や給水管が破損している可能性があります。また、洗面台の排水口から水が漏れる場合は、排水口のパイプや排水トラップの破損が疑われます。
洗濯機から水が漏れる場合は、洗濯機の排水ホースや給水ホースの破損が考えられます。洗濯機の下に水が溜まっている場合は、洗濯機の排水ホースや給水ホースの破損が考えられます。洗濯機の排水ホースが外れている場合は、排水ホースをしっかりと接続し直す必要があります。
屋外に水が溜まっている場合は、水道管や排水管の破損が考えられます。庭の水道栓から水が漏れる場合は、水道栓の故障が考えられます。庭の水道管から水が漏れる場合は、水道管の破損が疑われます。
漏水調査を行う上で、水道メーターの確認は重要なポイントです。水道メーターの針が動いている場合は、どこかに水が漏れている可能性が高いと言えるでしょう。水道メーターの確認を行う際は、水道栓をすべて閉めてから行うようにしましょう。漏水箇所が特定できない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。
トイレの漏水チェック方法
トイレの漏水調査では、便器や給水管など、重要な箇所を重点的にチェックする必要があります。
トイレを使用していないにもかかわらず、水が流れ続けている場合は、便器タンク内部のパーツが破損している可能性があります。トイレを流した後、しばらくしても水が止まらない場合は、タンク内の部品が故障している可能性が高いと考えられます。このようなトラブルは、専門業者に依頼することで解決できるケースが多いですが、自分で修理するのは困難なため、専門家の助けが必要となるでしょう。
給水管が濡れている場合は、内部のパッキンが劣化している可能性があります。パッキンは経年劣化により、内部から水が漏れる原因となるため、注意が必要です。給水管に触って水漏れを確認できた場合は、便器タンク内部のパーツ破損と同様に、専門業者に依頼してパッキンの交換を行うのがおすすめです。
トイレの漏水が発生している場合、漏れた水が便器に沿って床を濡らしていることがあります。一見、便器と床の隙間から水が漏れているように見えることもありますが、実際には、便器の下から水が漏れることはほとんどありません。給水管やタンクから水が流れ出て床を濡らしている可能性があるため、注意深く確認することが重要です。
お風呂場の漏水チェック方法
お風呂場の漏水調査では、蛇口やシャワーなどの水が出る場所を重点的に確認することが大切です。まずは、蛇口が設置されている壁面や吐水口に直接触れて、水漏れがないかを確認してみましょう。水滴や湿気を感じたら、漏水している可能性があります。
また、お風呂場での水漏れトラブルとして頻繁に発生するのが、シャワーヘッドの故障や劣化です。シャワーヘッドからの水漏れは、蛇口を閉めていても止まらない場合があり、気づきにくいのが特徴です。確認する際には、シャワーヘッドやホースを蛇口よりも低い位置に下げて、水漏れが発生していないか注意深くチェックすることが重要です。
キッチンの漏水チェック方法
蛇口の吐水口やハンドル部分を触って、濡れているかどうかを確認しましょう。キッチンの水栓は使用頻度が高く、パッキンの劣化が早いので注意が必要です。シャワーホースタイプの蛇口を使用している場合は、ホース部分から水が漏れていないかチェックしましょう。使用しないときはホースを蛇口内に収納できるタイプが多く、水漏れに気づきにくい箇所です。ホース収納時に水が漏れると、キッチンの床下に水が滴り、給水管からの漏水と誤解する可能性があります。蛇口やシャワーホースに水漏れが確認できない場合は、キッチンの戸棚を開けて給水管も確認しましょう。給水管が漏水していると、シャワーホースと同じく水が床下に滴り、腐食の原因になります。漏水を見つけたら、早急に修理を行いましょう。
洗面所の漏水チェック方法
洗面所の漏水調査では、蛇口、シャワーホース、給水管など、水回り設備の点検が重要です。蛇口内部のパッキンは、長年の使用で劣化し、水漏れを引き起こす可能性があります。蛇口やハンドル部分に触れて濡れている場合は、パッキンの摩耗が疑われます。また、水道を使用していないにも関わらず、水滴が付いている場合も漏水のサインです。
蛇口周辺の漏水調査を終えたら、洗面台下の収納スペースを確認しましょう。床下が濡れている場合は、給水管やシャワーホースからの漏水が考えられます。蛇口周辺と同様に、指で触れて濡れているかどうか確認してみましょう。
洗面台下のスペースには、掃除用具や洗剤など、さまざまなものが収納されているため、奥が見えにくく、水漏れに気づきにくい場合があります。収納スペース内を定期的に確認し、水漏れがないか注意しましょう。
洗濯機の漏水チェック方法
洗濯機の給水ホース接続部が水で濡れている場合は、接続部のパッキンの劣化が疑われます。洗濯機は稼働時に振動するため、給水ホースの接続部には大きな負荷がかかります。このため、接続部が緩み、水漏れが発生する可能性があります。給水時にホースと洗濯機を接続している部分を指で触って確認し、濡れている場合は、接続部のパッキン交換を検討しましょう。
屋外の漏水チェック方法
自宅の庭やガレージに設置された蛇口からの水漏れだけでなく、建物の外観を注意深く観察することで見つけることができる漏水トラブルもあります。
屋外に蛇口がある場合は、水が出る部分やハンドルを触れて簡単に漏水状況を確認できます。 雨風や気温の変化に常にさらされる屋外では、蛇口に使用されている部品の劣化が早いため、注意が必要です。特に積雪が多い地域や台風などの影響が懸念される場合は、定期的な漏水調査が推奨されます。
屋外での漏水調査では、外壁から水が漏れていないか確認することも重要です。壁にシミが見られる場合は、内部から水が浸み込んでいる可能性があります。シミを発見した場合は、個人が対応するのが難しいので、専門業者に依頼して適切な漏水調査を行うことをおすすめします。
漏水調査の費用相場と依頼するメリット
水道料金が高額になっているにもかかわらず、自分でできる簡単な漏水調査で水漏れが確認できない場合や、水漏れしている場所が特定できない場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。
専門業者は、音聴棒を用いて止水栓や水道メーターの音を聞き取る「音聴法」や、地面に埋設された水道管からの漏水調査に適した「路面(埋設配管)音聴調査」、配管経路が分かっている場合に行われる漏水探知機を使った「漏水探知法」など、さまざまな調査方法を用いて漏水箇所を特定します。
専門機器を用いた調査によって、正確に漏水箇所を特定できるだけでなく、漏水箇所の修理をスムーズに依頼できるというメリットがあります。調査費用は業者や調査内容によって異なりますが、音聴法は8,000円から15,000円、漏水探知法は12,000円から15,000円、ガスを使った漏水探知法は20,000円から30,000円程度です。
なお、マンションの場合、一戸建てよりも調査費用が高くなる傾向があるため注意が必要です。
漏水調査のまとめ
水回りのトラブルで頭を悩ませているあなたも、この記事を読めば安心です。この記事では、漏水調査について、その原因や見分け方、対策まで詳しく解説しました。自分でできるチェック方法や、専門業者に依頼するメリットなども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。漏水は放置すると深刻な被害につながる可能性があります。早めに対処することで、経済的な損失や精神的な負担を軽減できるはずです。