- 投稿日: 2023/12/08
- 更新日: 2024/10/07
ウォシュレット自分で出来る取り付け方とDIY交換工事の注意点
目次
☑ 自宅のトイレに新しくウォシュレットを取り付けたいが費用が心配
☑温水便座から漏水する
☑お湯がでない、あるいは冷水が出る
いまこの記事を御覧のかたは、こんなことでお困りではないでしょうか。
わたしは
・約30年の歴史を有する水まわりのプロフェッショナル集団
・修理実績は年間約5万件
こんな生活水道センター技術スタッフの一員として、水回りでお悩みのお客様と向き合ってきた経験があります。
この記事では、御自宅のトイレにウォシュレットを安く・早く・快適に取り付ける方法についてプロの立場から紹介していきます。
補償期限が終了した製品の修理を製造元へ依頼するならば、高額な費用がかかるかも?
でも、自分で取り付けようとしたら、ある程度の技術力が必要となるでしょう。
「今すぐウォシュレットを取り付けたい」 というのであれば、 生活水道センターでウォシュレットと設置がコミコミになったプランを選択する、あるいはネットで安いものを買って取りつけのみを依頼するのがオススメです。
その一方で、自分でとりつけたい、あるいは他の業者も検討したいという方は、ぜひこの記事を最後まで読んでみてくださいね。
この記事を読めば、こんなことで苦しまなくてもよくなります。
・起き抜けに冷たい便座に座り叫ぶ
・便座から出てきた冷たい水がお尻を直撃し血圧が急上昇
・床に落ちた水滴で滑って転倒する
・悪徳業者にだまされる
この記事を読めばすぐ実行できる方法なので、ぜひ参考に!
故障かもと思ったら
「ノズルが出てこない」
「動かない」
「水がポタポタする」
もしも温水便座にこんな症状が起こったら、
「どこか故障したかな」
「新しいものに取り換えないといけないかな」
と思いますよね。
でも、そこで慌てて業者を手配する前に、まず御自宅で点検やメンテナンスを実施してみてください。それによってまた順調に動き出すこともあるからです。
・電源やスイッチが入っていない
・止水栓が閉めたままになっている
・掃除をしていなくてセンサーが汚れており、反応しない
・地域一帯で電気や水の供給がストップしていた
このようなケースでも、わたしたちプロが御自宅まで伺ってしまうと、最低限の料金を頂戴しなくてはならず、非常に心苦しいんです。ですから「故障かな」と思われたら、何をおいても最低限の確認をするべきです。
また、漏水や水が出てこ ないといった状況ならば、 パッキンを新しくしたり、ボルトのしめなおし等で直せる可能性があります。
当社のHPには、そうした場合における修理の仕方も具体的に記していますから、ぜひ御閲覧ください。
なお、こんな場合は速やかにプロに修理を依頼するか、取替を検討しましょう。
・激しく水漏れしている
・いつも製品に水滴がついている
・便座の温度の調整ができず、とっても熱い
・製品に割れやひびが入っている
直す?それとも取りかえる?
物の調子が悪いとき、
「新しく買うより、直して使い続けたほうが絶対に安上がりだ」
と思ってはいませんか。
確かに、先ほど述べたような自宅でもできる手軽な処置で済む場合は、そっちの方が費用を抑えられるでしょう。
けれども、基本的に温水便座は家電品であるため、感電や漏電といった電気に関わる問題が起こる可能性もあります。そうならば、 専門の資格をお持ちでない方が修理をすることは法律上ダメである ことが多いでしょう。
加えて、 一般的にウォシュレットが問題なく使える期間は、だいたい十数年だといわれます。 ですから、もし十年以上使っているなら、せっかく何万もかけて直したのに、すぐにまた別の部分にトラブルが起きてしまう。こんな危険性もあるんです。
さらに、国内の家電メーカーにおいて部品を保管しておかなければならない義務期間は、つくられなくなってから長くて9年程度。つまり、それより前に作られた製品は、直したくても部品が手に入らない可能性も考えられるでしょう。
だから、 古くなってしまった製品を何度も直して使うよりも、新しいものを買って設置したほうがお金を節約できるケースがあるのです。
賃貸住宅でとり付けはできるの?
ご自身の持ち家であれば、ウォシュレットをつけるのも外すのも自由に行えます。
けれども、賃貸住宅ならば、物件メンテナンスを担当する機関や管理人さんに確認をして許可を得る必要があるでしょう。また、部屋を退去するときは、基本的に取り付けた便座を外して入居前の元の状態に戻さなくてはなりません。ですからパーツを紛失しないよう保管しておくことが望ましいのです。
自分でやる?業者に頼む?
「リサイクルショップやネットで格安のウォシュレットを購入できた!」
こんなとき、次に考えるのは、いかにして 取りつけを行うか じゃないでしょうか。街の電気屋さんなどで購入した品であれば、取り付けサービスもいっしょについてくる可能性があります。しかし、ネット購入や中古品だと、そうしたサービスがついてこないケースも想定できるでしょう。
そうなると、とりつけを自分で行うか、あるいはとりつけだけを別の業者に依頼するかという、このどちらかを選択する必要が出てきます。
自分でやる利点
取りつけ作業を自ら行うケースにおける利点は、やはり 「費用が安くおさえられる」 ではないでしょうか。セッティングにかかる費用を最小限にすれば、その分グレードの高いモデルの温水便座を設置できるかもしれません。
TOTO社製最新モデルのウォシュレットには
- 清潔な水で便器をキレイにする
- いやなにおいをすぐに取り除く
- 節水機能を搭載している
- オートの掃除機能がついている
といった様々な機能もついているんです。
また、スキマ時間で自由に作業できるので、 作業に立ち合うためだけに会社を休む必要もなくなります 。時節柄、 あまり自宅に外部の人を入れたくない という方にもおすすめです。
なお、当社では感染症対策として全スタッフが
- 出勤前の検温
- マスクの着用
- アルコール消毒の徹底
を実施しておりますので、安心してご依頼ください。
自分でやる難点
一方で難点としては、やはり 「時間がかかるし、正直面倒くさい」 ということでしょう。
なお、セッティングそのものは、ここで述べる事柄を抑えたうえで書かれているとおりにやっていけば、 そんなに難しくはありません。 水道のパッキンを自分で換えられるぐらいの人であれば余裕でできるでしょう。
ただし、作業の中で給水管を外さなくてはいけないので、現場のコンディションや やり方によっては正しく作動しなかったり、後で漏水が発生するような ことも想定できます。
ちなみに賃貸住宅の場合、たとえ御自身で設置された温水便座から漏水して壁や床に損傷を与えたり、あるいは下の部屋や隣室に被害が及んでしまうようなことがあろうとも、 製品の製造元や、火災用の保険などによる金銭的補填は一切ありません。もしもこんなことになってしまったら 、原則的には自分がすべての責を負う羽目になるでしょう。
それだけに、仕事や家事で時間がない人や、細かい作業にあまり慣れていない人、お金をかけてでも早く確実に設置したいといった方は、最初から業者に依頼したほうがよいでしょう。
御自身がおかれた環境や時間、費用面を総合的に考えたうえで、どうするか判断しましょう。
購入前にとりつけ環境をチェック
ウォシュレットは体に直に触れて使用する製品です。そのため、ネット等で購入した場合、 箱から出した時点で返品及び交換が不可 となります。
自宅のトイレ環境では設置ができないことを知らずに箱から取り出してしまった。こんなとき、たとえ一回も使っていなくても、返品及び交換はできないのです。
オンラインで購入するときは、値段だけに気を取られてしまうことが多いです。そうすると、サイズや詳しい仕様を見落としてしまい、自宅で使えないものを買ってしまう可能性があります。
もしも、従来使っていたものと同じモデルに取り換えるのであれば、トラブルは起こらないでしょう。 しかし、これまでと異なるメーカーや製品にするときや、新規で取り付けるときは、製品が ご自宅の環境でもちゃんと設置できるかをしっかりたしかめたうえで、 製品を箱から取り出すようにしましょう。
1.電源の状況
ウォシュレットは水を出したり温めたりするために電気をつかうので、個室内に電源がどうしても必要です。もしも電源がない場合は、プロの電気工事の資格を持つ人 につけてもらうための工事をお願いしなくてはならないでしょう。
2.個室の広さ
・便器センターから向かって左側&右側の壁までの距離
・フタの自動開閉機能などを正しく動作させるための距離
・便器からタンクまでの距離
3.その他
・給水管の長さ
・止水栓とタンクの入口との距離
・便器の形状&サイズと、製品との適合性
詳細については無料見積り時に御相談ください。
とりつけ方
ここからは自宅でセッティングをおこなうやりかたについて述べていきましょう。
ただし、ここでは、さきほど述べたような環境条件が全部クリアーされている前提となります。
とりかえるプロセスは大きく分けて4ステップです。一見するとちょっと難しいかなと感じるかもしれません。でも一度やりかたを把握できれば、やること自体はそれほど難しくないかと思われます。
また、製品のマニュアルにも事前に目を通し、作業中にいつでもチェックできるようにそばに置いておきましょう。
1.事前準備
1.1ツールの準備
ウォシュレットの取り付け作業では最低源用意しなくてはならないツールがあるので、ちゃんとそろえておきましょう。
- ドライバー(プラス&マイナス)
- スパナ
- ウォーターポンププライヤー
- モンキーレンチ
作業の途中でツールが足りないとなると、そこで作業がSTOPしてしまいます。そのようなことにならないように、あらかじめチェックが必要です。このほかにも、漏水に備えてバケツやぞうきんなども事前に備えておくと便利です。
すでにこうした工具が家にあったり、友人からレンタルできればいいのですが、何も持っていないところから一式買い揃えるとなるとそれなりに金額がかさみます。こうした事情も考えながら、自らやるかプロへ任せるか決めましょう。
1.2パーツの入手方法
修繕に使うパーツは公式ネットショップや実店舗にて買うことができます。
ネットで買うのであれば、公式のパーツショップにアクセスすれば、 画面上で必要なパーツを探し出すことができるでしょう。
なお、ネットの操作で不安を覚えるならば電話で購入することも可能です。
パーツセンター 0120‐8282‐55
【うけつけ時間】
月から金 9時から18時
土日祝 9時から17時
また、TOTO社製の水まわり製品をパッキン1枚から買える 「水彩ショップ」 という実店舗も各地にあります。お近くの店舗は公式HPからご検索ください。
2.便座の取り外し
ここでは、まず古い便座を取り除く作業について説明していきます。
①プラグを抜く 新しい製品を設置するためには、古い製品を取り外さなくてはなりません。ただし、電源に接続されている製品をそのまま取り外すと、強い電気ショックを受ける危険性があるでしょう。そのため、とり外す前に必ずプラグを外すようにしてください。
② 止水栓を閉じる 持ち手を手で右側へ回すか、あるいは工具を用いて回します。このとき、回した数を記録しておくとあとから役にたつでしょう。
もしも止水栓で水をストップできなければ、家全体の元栓でとめましょう。その際、タンク内にたまっている水もすべて排出しておきましょう。
③便座の ナットを取り除く もしも便座に配管などを隠すためのカバーがついていたら、まずこのカバーを外しましょう。
続いて便座を固定している2つのナットもいったん外します。とりはずしボタンがあるときは、そこを押しながら取り外せば作業がスムーズです。
④ 座金および土台を取り外す ベースプレートのすえつけ用の金具を、ツールを使いゆるめます。続いて固定用ゴムパッキンを、プラスのねじ回しを用いて下から外しましょう。 このとき、はずしたネジ等をしっかり保管してください。うっかり便器に流したりするとつまりのもとになりますよ。
古い製品は持ち上げるかんじで取り外します。もしも便器に汚れがあったら、キレイにふき取っておきましょう。
3.給水用の管を取りかえる
従来の水を供給するための管をはずし、新しいものへとチェンジしましょう。
① 給水用のパイプを取り外す 作業前に、水おけや下に敷くタオルを設置します。その後、止水栓へつながるウォシュレット用給水ホースを取り外しましょう。
② 金属の器具をとりかえる 古い分岐用金具を取りのぞいて、新品のものとチェンジしていきます。手にしっかりと力を入れて、ツールを用いてゆっくりとゆるめるとよいでしょう。
もったいないからと言って従来使用していたものを使い続けることはせずに、絶対に新製品にチェンジしましょう。
4.便座&ベースプレートをとりつける
① 便器サイズを測る
便器の大きさを測るときは、便器のセンター部分にメジャーを当ててタテ方向を測りましょう。
② 取り付け用の穴を調節する
便器の大きさに合わせて、ネジで固定するポジションを調節していきます。
通常…44㎝センチ
大型…47センチ
このとき、ベースプレートには「front(前)」「back(後ろ)と書かれているので、これを見ながら適切な位置にセットしましょう。
③土台 をセットする
この行程においては金具を堅固にしめつけるようにしましょう。それにより、セット時にぐらつくことがなくなります。これにより基盤となるベースプレートがセットできました。
④とりつける
ウォシュレットを❸ですえつけた土台に押し込みます。設置音がするまでしっかりと押し込みましょう。
⑤ポジションを確かめる
温水便座が便器の端のポジションに収まっているかを確認します。ぴったり合っていないときには、ベースプレートを下げて手直しを加える必要があるでしょう。
⑥電源と アース線を取りつける
これらはリスクなく使っていくため不可欠なものなので、きちんとセッティングしましょう。
⑦ 給水用の管に差し込む
温水便座とタンクの給水用の管とを、それぞれふたまたの金属製器具に差し込みます。
しっかり設置しないと、あとから漏水が起きるかもしれません。レンチをつかって固くしめましょう。
5.仕上げ
① コンセントをさす
コンセントは、ぐらつきがないように、しっかり電源へセットします。
② 止水栓を開く
止水栓をひらくときには、締めたときの回数と同じだけ回すことで、水の出し過ぎがふせげます。
③ テストを行う
リモコンに電池を入れて
- ちゃんと動くか
- 給水管より水もれしないか
- 水があたためられているか
などをテストして問題点があれば対処しましょう。
④リモートコントローラー をとりつける
座ったときに手がとどきやすくて使い勝手がよい場所に新しいリモートコントローラーを設置します。
ただし、もとからリモートコントローラーがついていないものや、とりつけを必要としないものもあります。
ここまでやると完成です。
プロに頼むならどこに頼む?
ここまではとりかえるやりかたについてお伝えしてきたのですが、
「こんな難しいことはできない」
「もしも、作業の途中で挫折しちゃったらどうしよう」
と感じられた方もいらっしゃることでしょう。
さらに、作業中にパーツが錆びていたり、設置や古い製品の撤去が想定通りに進まないことがあるかもしれません。しかし、その状態で放っておいては用を足せなくなってしまうため、早急にどうにかする必要があるのです。
こうした場合には、無理に作業を続けることは避けるべきです。あまり触れすぎたり、余計な力を加えたりすると、便器や配管が損傷する可能性があるためです。
長く使用している配管へ強引に力を加えることで、破損する可能性があります。また、ほとんどの便器は陶器からつくられています。ヒビが入るとまるまる交換しなければならないので非常に手間とお金がかかります。
もしも、御自身での作業に自信がないときや、作業途中で続行が難しいと感じられたのであれば、その道の専門家に依頼しましょう。
ここからは、専門家の種類について紹介します。
1.メーカーの担当店
多くの人にとって、TOTO製ウォシュレットを取りかえたいときに最初に候補として挙げるのは、おそらく同社製品の修繕を受け持っている TOTOメンテナンス株式会社 でしょう。品質が保証されており、安心して依頼できるという利点があります。
1.1 受け付け時間
対応してもらえる時間帯は、以下の通りです(2023年5月現在)。
1年じゅう休むことなく各種修理に応じています。
- うけつけ:8時~17時
- 訪問しての修繕:9時~16時
修繕の申込みは公式HPか電話で行っています。
電話番号:0120-1010-05
連絡するときは
・品番
・品名
・いつから使っているか
・困っている状況
を相手に告げましょう。
1.2 対応について
同社の保証が有効な場合と保証期間が切れた場合の対応方法は、それぞれ次の通りです。
保証期間内ならば
・出張にかかる費用
・点検にかかる費用(技術料)
・パーツ代
これらはすべて無料です。
ただし、次のようなケースにおいては保証対象外ですからご注意ください。
・適切な使用や維持管理を怠ったことによる問題発生
・マニュアルに従わない施工やアマチュアの手による解体によって生じた問題
・火災、落雷、地震などの自然災害によるトラブル
期間後の対応
無料で保証が効く時期が過ぎてしまったものには、 1400円程度の 出張費と、2500円程度の点検費が必要であり、状況によってはパーツ代も請求されます。
2.仲介サイト
事業者と利用者をつなぐ 「くらしのマーケット」 のような仲介サイトを利用するという手もあります。
長所
仲介サイトは、ダイレクトに仕事を依頼できるシステムです。余分な中間マージンがかからないので、場合によっては一般的な価格より安めの価格で仕事をしてもらうこともできるでしょう。一方で、相手次第で値段に対する価値観が異なるので、大手業者との料金格差については利用前にちゃんと調査すべきです。
仲介サイトを利用するにあたって心配なのが、申し込んだとたんに 大量の営業電話がくることです。 会社務めの方や子育て中の方にとっては、勤務時間中や赤ちゃんが寝ているときに電話がかかってくるのは本当にわずらわしいですよね。
その点、くらしのマーケットにおいては、一連の申込みが ネットだけで完結するので、めんどうな 電話のやりとりはしなくてもよいのです。会社の昼休みやちょっとしたスキマ時間で、ワンアクションで予約できますよ。
短所
一方で、こんな短所もあります。
仲介サイトには、多数の中小企業や個人事業主が登録されています。審査はありますが、大手企業と比較すると、実績や質については、業者によって差異があることがあります。ですから、前もって口コミなどをしっかりとチェックしたうえで適正なところを選び出す必要があるでしょう。
また、日本各地に出店者を持つくらしのマーケットですが、その顔触れは地域ごとにまちまちです。もしもこれが一つの大企業ならば、日本のどこの支店であっても同一水準のサービスが期待できます。けれども、くらしのマーケットでは、東京で頼めたサービスが地方では頼めないかもしれないのです。
さらに、修理等を依頼するのなら、複数の相手にみつもりを依頼した上で、その中から一番安いところを選びたいですよね。現にオークションサイトなどでは、出品者に値下げできないか交渉することは普通ですし。
しかし くらしのマーケットでは、何人もの相手から同時にみつもりを出させたり、値下げ交渉をするような行為は禁止されています。 そのため、もしもいくつかの業者の価格を比べたいときは、それぞれ1社ずつから提示してもらい、それを自分の手で比較する必要があるでしょう。
また、くらしのマーケットの申込み方法は、スマホもしくはPCに限定されています。いますぐかけつけてほしいときでも電話によるアプローチは不可能なので、緊急時の依頼には向かないかもしれません。(最近では一部業者に限り、アプリから無料電話による予約もできるようになっています)
そして、最大の欠点ともいえるのが、 ここに属している業者は製品販売はやってくれないということです。 ですから、ここに頼むのであれば自分で製品を購入した上で、そのとりつけのみを頼むケースに限定されます。
主たる作業内容は以下の通りです。
・便座の取り除き
・便座の取り付け工事
・取り付けた後の動作テスト
・作業後における簡単な現場清掃
3.電気屋さん
製品を購入した電気屋さんで、取り付けまでやってもらうという方法もあります。
長所
店頭で実物を見られるので、ミスマッチなどが少なく、分からないことはその場で店員さんに聞くことができます。電源の新設などにもオプションで応じてくれるでしょう。
短所
製品を購入を行わないならば、設置だけの依頼はできません。また、大手のお店では、作業を別のところに外注しているケースがあり、その分費用が割高になる可能性もあります。
4.水回り専門店
プロに依頼したいのであれば、水廻りの専門店にお願いするという方法もあります。
長所
水まわり専門店は店の数がたくさんあって、お休みの日や夜遅くでもすぐに来てくれるところが多いでしょう。
また、一般的にメーカーよりもおねうちでの対応が期待できます。
無料でみつもりを出してくれるところも多く、複数の店を比べたうえで最適なところを選べるでしょう。
さらに、止水栓や配管といったウォシュレット以外の水回り部分に不都合があるときでも、 圧倒的な技術力で解決してくれるでしょう。
短所
水まわり専門店の中には技術力が低いところや、利用者から不当な料金をまきあげようとする悪徳なところも存在します。 利用するなら、ちゃんとしたところをセレクトすることが大切です。
水回り業者の見定め方
ウォシュレットの取りつけを安く正確に行うためには、ぼったくりではない業者をセレクトすることが大切です。そのためのマスト条件となるのが、 水道局による指定店であるかどうかです。
1.指定店とは
水道設備はそこに住む人たちにとっての大切なライフラインです。そのため、専門技術を持っていないところが水道工事を行ってしまったりすると、多くの住民のくらしや心身のコンディションに深刻たる問題を及ぼす可能性があるでしょう。例えば、広範囲に及ぶ断水や水質の悪化等です。
行政側としてはそれを避けるため、 ある条件をクリアしたところだけを「指定水道工事店」として認め、各種の施工権限を与えています。
そんな「指定店」は、テレビコマーシャルを展開するような有名企業から、職人さんが一人で営む個人企業まで多種多様です。
1.2 指定を受けるには
指定を受けたいのであれば、法律で決められた 3 つのハードルをクリアしなくてはなりません。
①拠点内に「給水装置工事主任技術者」のライセンスのある人が在籍中
これは厚生労働省が定める、いわば国が認めた資格です。
・水まわりに関する3年以上の実務経験がある
・筆記試験に合格している
この2つの条件を満たすことによって初めて手に入れられる資格です。ちなみに 2021年度の合格率はたったの3割台 と、それなりに難しい資格なのです。
これに合格するためには、給水装置のしくみについて知っておくことは勿論ですが、工事についての各種法令に関する知識も必要で、水道工事に関する深い知識と経験が求められるのです。わたしも入社当初、必死で試験勉強をした記憶があります。
ただし、最低一人が籍を置いていればいいので、「今日はお休みなんですよね」といったことも考えられます。
②厚生労働省が定める機械工具を持っている
具体的には、管の切断や加工を行うための工具や、水圧テスト用のポンプを指します。もっとも、そもそもこれらの道具を持っていないような水道事業者は、まずまともな仕事はできないとは思います。
③何か悪いことをするおそれがない
これは当たり前といえば当たり前ですかね。
1.3 近所の水道局指定店の探し方
「わたしの家の近所にある指定店を知りたいなあ」
最近、皆様からこのような御質問をよくいただきます。一人ひとりに直接お教えできればよいのですが…。そこでここでは、どうやって探すかについてレクチャーします。
最初にPCまたはスマホの検索欄に「 ●● 市(住んでいるところの名前)+水道局」と入力します。
すると、居住地域を管轄する水道局がきっと出てくるでしょう。
続いて検索窓へ「指定給水装置工事事業者」 と入力しましょう。きっとお住いの地域における指定業者の名称や連絡先一覧が出てきますよ。分からないときは、直接電話などで問い合わせてみるのもよいかもしれません。
こんなところは要注意
「やっと近くの指定店が見つかった。でもいっぱいあってどうやって絞り込んでいけばいいの?」
指定業者を選ぶことで、ヤバい業者をある程度淘汰できます。しかし、実際はそれでは十分ではない場合があります。
さらにここから、どうやってあやしい業者を見分けて候補から外すかについてお話していきます。
1.極端に安いor高い
「ここの業者はウォシュレットをたったの1000円でつけてくれるって!」
この手の安さを売りにしたチラシやマグネット広告を見て、反射的に申し込み手続きをしようと思ったことはありませんか?
もちろん、料金は高いよりも安いほうがいいんです。ましてや昨今のように各種生活必需品のプライスアップが続く御時世においては、少しでも倹約したい。これがみなさんの本音でしょう。
しかし、目先の安さにだけ目が行ってしまっては、ぼったくりたちの思うツボです。
彼らがよくやる手口としては、最初に安い店だという印象を与えておき、後からじわじわと「オプション項目」などと称して想定外の請求を行うケースがあるのです。
たとえば
「お伝えした料金に作業料金が含まれていないんだけど」
「この仕事には高級な道具や専門的な薬品が必要なんです!」
「時間がかかりすぎて、もっとお金が必要になりました。支払ってもらわないと、仕事を中断しますよ」
などと言って、どんどん追加料金を請求。
なんだかんだで最終的な料金が相場よりも割高になってしまうケースです。
つまり、「基本料金が1000円。これなら安いわ!」と判断して頼んだものの、 実際はどんどん料金が追加され、最終的に数十万円もかかってしまう という感じですね。
こうならないためにも、依頼前に 表示された価格にどんな作業が具体的に含まれているか しっかり確認をしましょう。たとえば1000円という価格では、東京都の1時間当たりの最低賃金さえも満たせません。要は「うますぎる話には裏がある」と思い、しっかりと実状を確かめなくてはならないのです。
もちろん、料金の内訳を確かめたいのに、ちゃんと解説してくれなかったり、ごまかそうとするようなところには依頼しないほうがよいでしょう。
2.法人名や所在地が書かれていない
「ここは確かに安いけど、住所や社長の名前が書かれていないんだよね」
チラシやホームページ上に「ウォシュレットを交換します」とサービス名だけ掲載されており、 運営会社の正式名称や住所などが明記されていない業者。こんなところには気をつけなくてはなりません。
「昨日とりかえてもらったばかりだけど、もう動かない」
こんなことがあり、あわてて施工者にもう一度連絡を取ろうとした。しかし連絡先が分からないので追跡ができない。こうしたケースが多発しています。
また、家にやってきた作業員の名乗る会社名が 広告に載っていたサービス名とは違っている ときも要注意です。実はHPは誰にでも簡単に作れるので、
①HPで安い料金を表示して客を集める
②その場限りの手抜き工事&多額の追加料金でお金をぼったくる
③HPごと消してドロンし、追及から逃れる
このような手口も横行しているようです。御注意ください。
なお、当社では 所在地など、必要な情報はすべてホームページに明記し、営業所の住所もすべて絶賛公開中です。なによりも平成6年以来積み上げた実績 がなによりの信頼の証です。
3.社員の「顔」が見えない
最近の企業の公式サイトでは、文字情報ばかりでなく、フォトの多様によってビジュアルを重んじているところが多くあります。そんな御時世において 関係者の顔写真をまったく載せていなかったり、社長の氏名を公開しない業者は、ぼったくりや手抜きをする確率が高く、警戒が必要 です。
もしも、日常的に手抜き工事をしていたり、さらにそれで何十万もぼったくっていたら、そんな会社の社員であるなんて絶対に公表できませんよね。だから、モデルさんを用いたイメージ写真ばかりのところや、責任者の名前が掲載されていないところは警戒すべきでしょう。
なお、当社では、 社長の濱本自らがYouTubeに登場して自らの想いを語っています。 2023年5月現在、「いいね」や登録者数は驚くべき値になっておりますが(冷汗)、内容はそれなりによいと思います。ぜひ応援の意味をこめた「いいね」をお願いいたします!
4. ネットで最初のほうに出てくる
たとえばスマホで「トイレ 詰まり」 のキーワードで調べて、最初のほうに出てきたところへ無条件で頼んでしまう。実はこれは 非常に危険な行為です。
実は最初のほうに出てきた会社名をじっくり眺めると、 「スポンサー」 などと書かれていることがあります。これは リスティング広告 といって、高額な宣伝費を払った企業が検索結果ページの上の方に広告を出しているものです。 たとえ悪徳なところでも、お金さえ積めば目立つ場所に表示できる。 これがネット世界の真実というものなんです。
ですから、選ぶときには、公式サイトの内容をすみずみまで眺めて確認してからにしましょう。
5.広告がハデである
TVやマグネットなど、水道工事関係の会社では膨大な 広告費を投じて宣伝を展開する ところが少なくありません。もちろんそういったところの全てが怪しいとは言い切れないものの、私たちからすると少し違和感を覚えます。
それは、 TVやマグネットで広告をするためには高額な資金がかかる からです。わたしたちの感覚では、一度おつきあいのあったお客様が再度ご指名してくださるというリピートのお客様が多いため、その対応だけでも日々かなり忙しくしています。だから、 新しいお客様を獲得するために膨大な広告費をかけるぐらいなら、そのお金と労力をもっと既存のお客様のために使いたいというのが本音です。
だからこそ、粗悪な工事やぼったくり行為を繰り返して、お客様に「こんなところにはもう頼むもんか!」と思われてしまうようなところほど、 膨大な広告費を投じて新しい顧客を探したがる傾向がある 気がします。
なお、こうしたマグネットによる広告も、半年や1年に1回自宅ポストに入っているぐらいなら、さほど怪しくないでしょう。しかし、あまりにもたびたび投函されるのならば、それだけ固定客がいなくて新しいお客様探しをしなくてはならない状況におかれているという証拠かもしれませんので、用心されたほうがよいでしょう。
決め手となる4つのポイント
これまでの過程において怪しいところを排除し、数社まで候補を絞ったら、最終的に依頼する1社を決めていきましょう。
ポイントは次の4つ。
① 数社よりみつもりをとる
②追加費用などについて詳しく聞く
③ 緊急事態発生時の対応を確かめる
④ スタッフの態度を吟味する
一つずつ見ていきましょう。
1.数社からみつもりをとる
候補先を絞れたらそれぞれの業者と連絡を取って、みつもりを出してもらいましょう。
それによって費用の相場、経験や技術力、さらにはスタッフさんのレベル等が明確になります。
もちろん、みつもり代は 無料のところから選びます 。それだけでお金がかかるようでは、費用がネックとなり複数に依頼しづらいからです。
2. 追加費用などについて説明を受ける
見積り時にぜひ確認しておきたいのは、追加費用です。前述したように、たとえ基本料金が安くても、 後ほどどんどん追加で支払いを求めてくるところ があるからです。
「こんなときには、●円程度の追加料金が発生する」
といった状況説明を分かりやすく、しかも嫌がらずにやってくれるところを選べるとよいですね。専門家ではない方にも、ちゃんと理解できるように話して伝える力も職人のスキルの一つです。だから変に遠慮せずに、少しでも気になることがあればどんどん聞いてください。
3.緊急時の体制も確認する
ホームページなどに記載された料金は、 平日の営業時間内に依頼があったケース を想定した上での金額がほとんどです(※特に注意書きのされていない場合)。
つまり、年始めや終わりの時期、あるいは春の大型連休、そして真夜中や早朝などの緊急対応には、 料金が高くなるケースが多いのです。
みつもりをもらうときは、急なトラブルにも対処できるか、そのときの値段はどうなるかもちゃんと確認しましょう。
4.スタッフの態度を吟味する
みつもりを依頼する際には、訪問したスタッフの態度やコロナ対策を確認することも大切です。さらに、料金や必要な処置について説明する際に、専門用語ばかりでなく分かりやすく説明してくれるか、質問にも丁寧に答えてくれるかも確認しましょう。
当社における御対応
ここからは、当社における対応について説明をいたします。
わたしたちの会社が事業を始めたのは1994 年。水道や下水に関する仕事に30年近く向き合ってきています。 また、長年にわたり、地域の皆様のお役に立ってきた指定店です。さらに年間約5万件の対応実績を持ち、水廻りに関するエキスパートが集まっています。
そしてトップ自らが
「わたしたちはプロなので『できません』というのは嫌じゃないですか。うちは技術が売りですから」 と語っています。他社で断られたり完結できなかったようなことも、ぜひ御相談ください。
また、全国の指定業者と手を結んでおり、連絡を受けてから最速15分でお客さんのもとに人員を派遣できる体制を設けています。
「電話をしたいけど、こんな時間では難しいかな」
「年初や年末、またはみんなが休む5月や夏の連休中は無理かな?」
そんな心配は御無用です。当社は1年中、1日中休みなく声かけに対する対応や依頼を受け付けているんです。だから思い立ったらすぐにコンタクトしてきてくださいね。原則的にみつもりにはお金はかかりませんよ。
さらに、料金は全国どこでも同じで、
基本料金:5000円+(作業にかかった代金+使ったパーツの代金)
というわかりやすい料金システムになっています。
さらに、Tポイントもたまりますので、賢くポイントを活用することもできますよ。 このほかにもいろいろな割引制度があり、期間限定の地域割引なども行っていますので、詳しくは当社のHPでご確認ください。
こんな当社を、ぜひみつもりの候補に加えてくださいね。
監修者
濱本 孝一 Koichi Hamamoto
代表取締役
2001 株式会社生活水道センター代表取締役就任
- < 資格 >
- 管工事施工管理技士
給水装置主任技術者
排水設備工事責任技術者
ガス消費機器設置工事監督者
ガス機器設置スペシャリスト - 2級ガソリン自動車整備士
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