- 投稿日: 2023/10/26
- 更新日: 2024/02/09
ウォシュレットノズルを交換すべきケースと注意しておきたいポイント
ウォシュレットのノズルに不具合が発生してしまった場合、交換したほうが良いケースがあります。快適に使用するためにも、適切なタイミングで交換を行いましょう。
ですが「どのタイミングで交換すべきなのかわからない」と感じている方もいるはずです。 そこで、ここでは、どのような場合にノズルの交換を検討したほうが良いのかについて代表的な症状を解説します。
この記事を読むことによってウォシュレットのノズル交換でおさえておきたいポイントがわかるので、ぜひ参考にしてみてください。
ウォシュレットのノズルは交換できるのか?
ウォシュレットのノズルに不具合が発生した場合、ノズルのみの交換が可能です。数万円かかるウォシュレットのマシン自体を交換する必要はないので、費用も抑えられます。
交換方法は製品によって異なるので、詳しくはお使いの製品の説明書を確認してみてください。例えば、リクシルの製品の場合、以下の手順で行えます。
◆ノズルの交換手順
- 操作パネルの「ノズルそうじ」ボタンを押す
- ノズル洗浄用の水が出たあと、おしり洗浄用ノズルが出てくる
- ノズルの先端部品を掴んで反時計回りに回して外す
- 新しいノズルを差し込み、時計回りに回して取り付ける
- リモコンの「ノズルそうじ」ボタンを押してノズルを引っ込める
- ビデのノズルが出てくるので同様に外して、交換する
- 操作パネル「止」を押して完了
交換用のノズルは1,000円程度です。
製品によっては、ウォシュレットの装置を取り外し、ノズル交換を行わなければならないものもあります。自分で対応できるかどうかについては、事前に取扱説明書などを確認して検討してみると良いでしょう。
ウォシュレットのノズルの交換を検討したほうがよいケース
ウォシュレットのノズル交換をするタイミングに悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。ここでは、ノズルでよくあるトラブルと対処法について解説します。
ここで紹介する対処法を試しても症状が改善されないときは、交換を検討しましょう。
ノズルが出てこない・戻らない
ノズルの不具合でよくあるのが、ボタンを押してもノズルが出てこない、または出てきたノズルが戻らないといったケースです。原因として、ノズルに汚れがついていることや、誤作動による問題が挙げられます。
長年使用しているノズルには尿石が固着してしまうことがあり、そのようなケースでは、正常に動作しなくなってしまうことも多いです。
ノズルが出てきたものの戻らない場合は、洗剤や専用のクリーナーなどを使い、ノズルを掃除しましょう。掃除用の洗剤を吹きかけ、浸透するまで10分程度待ちます。
続いて、いらなくなった古い歯ブラシなどを使用してノズル部分を優しく磨きましょう。この時、ノズルに力をかけ過ぎると折れてしまう可能性があるため、注意が必要です。
片手をノズルの下に添え、支えながらブラシでこすりましょう。
また、頑固な汚れが付着している場合は、泡タイプの専用クリーナーを使うのもおすすめです。手で直接触れる必要がないので、ノズル掃除に抵抗がある方にも向いています。
ボタンを押してもノズルが出てこない場合は、汚れのほか、誤作動の可能性も考えられます。 例えば、着座センサーがついているタイプの製品の場合、センサーがうまく働いていない可能性を疑いましょう。
赤外線センサーがある場合は、拭き掃除をして汚れを取ってみてください。汚れがひどいと人が座っているかを正常に判断できなくなり、動作に不具合が出ることがあります。
誤作動が発生している場合、ノズルをリセットすることによって対応できるケースも多いです。リセット手順は製品によって異なるので、説明書を確認しながら行ってみてください。
ボタンが反応しない
ボタンが反応しない場合、よくあるのが電源周りの問題です。単純にリモコンの電池切れによって反応がないといったケースも考えられます。
ボタンが反応しないと故障を疑ってしまいますが、何らかの理由でウォシュレットの電源プラグが抜けていたといったこともあるので、先に確認しておくと良いでしょう。
電源の問題である場合は電池を交換したり、電源プラグを正しく差し込んだりすることによって改善します。
電源の問題ではなく、ボタンを押しても反応しない場合は、本体に異常が発生している可能性を疑いましょう。一時的な誤作動の可能性もあります。
一度電源を抜いて、10秒以上経ってから再度差し込んでみてください。
ノズルから水が出ない
ノズルには小さな穴が開いているのですが、ここが汚れによってつまってしまうと、水を噴射できなくなります。
水は出るものの勢いが弱い場合も、同様に汚れが付着している可能性が高いです。
また、水の勢いが弱い場合は、何らかの理由で水量の設定が「弱」になっていないか、給水管から水漏れが発生していないかも確認しましょう。
掃除をする方法は、ノズルが出てこない・戻らないで紹介した方法と同様です。掃除用洗剤や専用のクリーナーなどを使い、きれいにしましょう。
頑固な汚れが蓄積している場合、使い古した歯ブラシなどでこすると効果的です。
水が漏れ続ける
ノズルからチョロチョロと水が漏れ続けてしまうことがあります。
ノズルに汚れが付着しないように自動洗浄機能がついているものが多いため、一時的な水漏れであれば自動洗浄機能が疑われます。しばらくして止まる場合は問題ありません。
ですが、使用した後ではなく、常に水漏れが発生している場合は故障の可能性があります。
例えば、ノズルの弁や本体、バブルユニットなどが故障しているケースです。故障によって不具合が発生している場合、該当の部品を交換しなければなりません。
ノズルから水漏れが発生しているからといって、ノズルに直接的な原因があるとは限らないのでまずは原因を見極めることが重要です。
それから、チョロチョロとした水漏れではなく通常の勢いで水が止まらなくなった場合は、リモコンの電池切れの可能性もあります。リモコンの電池を交換して再度試してみてください。
ひどく変色している
ひどく変色しているような場合、長年の使用による汚れの付着が原因と考えられます。代表的な汚れは、水に含まれる成分が固まった水垢と、尿の成分が固まった尿石、それからカビです。
変色がひどい場合、掃除してもなかなかきれいにならないことがあります。
まずは、専用のクリーナーを使ったり、ブラシでこすったりしてみてください。
また、汚れの種類に合わせて掃除方法を変えるのも効果的です。
例えば、水垢や尿石はアルカリ性なので、酸性のクエン酸を使った掃除で高い効果が期待できます。黒カビには塩素系漂白剤を使うと良いでしょう。
ただし、酸性と塩素系の成分が混ざると有毒ガスが発生することから、同時や連続で行うのは危険です。十分注意しましょう。掃除をしてもきれいにならない場合は交換を検討することになります。
ウォシュレットのノズル交換を業者に依頼したほうがよいケースとは?
紹介した方法を試しても問題が解決しなかった場合は、ノズル交換について検討してみてください。自分で対応することも可能ではありますが、業者に依頼したほうがよいケースもあります。
例えば、自分で交換作業をしてみたものの事態が悪化したようなケースです。ほかにも、ノズルを交換したものの症状が改善せず、なにかほかの原因が隠れているけれど判断できないような場合も業者に依頼したほうが良いでしょう。
交換用のノズルがどれなのかわからないといったケースも、間違って購入して無駄な費用をかけないためにも業者への相談を検討してみてはいかがでしょうか。
必要なタイミングでノズルを交換
いかがだったでしょうか。ウォシュレットのノズルに不具合が発生している場合に検討したいノズル交換について解説しました。
交換のタイミングや、試してみたい対処法についてご理解いただけたかと思います。
交換について検討している場合は、生活水道センターまでご相談ください。生活水道センターで24時間365日対応を行っており、迅速に対応しています。専門のオペレーターが丁寧にご案内していますので、お気軽にご連絡ください。
あらゆる水道トラブルの工事・修理なら生活水道センター
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監修者
濱本 孝一 Koichi Hamamoto
代表取締役
2001 株式会社生活水道センター代表取締役就任
- < 資格 >
- 管工事施工管理技士
給水装置主任技術者
排水設備工事責任技術者
ガス消費機器設置工事監督者
ガス機器設置スペシャリスト - 2級ガソリン自動車整備士
2級ディーゼル自動車整備士
美容師
管理美容師
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