更新日
  • 投稿日: 2022/05/09
  • 更新日: 2024/05/16

トイレつまり原因の直し方!自分でできる解消方法

トイレをリフォームし「キレイになった!」と喜んだのも束の間、それまでに比べて頻繁につまるようになってしまったという話は珍しくありません。 本来、トイレを快適に使う目的で行うのがリフォームであり、リフォーム後につまりやすくなるのはどこかにトラブルがある証拠です。 しかし、中にはトイレが正しく設置されているにもかかわらず、不具合が出てしまっているケースもあります。 そこで今回は、リフォーム後にトイレがつまりやすくなってしまったと悩んでいる方のために、その原因や対処法について詳しく解説します。

トイレリフォーム後につまりやすくなる原因とは

トイレをリフォームしてからつまりやすくなってしまった場合、考えられる原因がいくつかあります。 その中でも代表的な原因について、詳しく見ていきましょう。

リフォーム時のゴミの混入

つまっている排水管の内部を調べると、リフォームを行った際のゴミが大量に残っていることがあります。 とくに和式から洋式に変更したり、タイルごと張り替えを行ったり、と大掛かりな工事をした場合に多く、解体した時の便器やタイルのかけら、砂利などがそのまま排水管の中に残ってしまっているのです。 当たり前のことですが、異物が残留している状態では、いくら直してもまたすぐにつまってしまいます。 普通に使用しているにもかかわらず、リフォーム後に短期間で何度もつまりが発生する場合は、ファイバースコープカメラなどを使って排水管内を調査してもらうのも手です。

排水管の勾配

排水管の勾配がゆるいことが原因で、トイレがつまることもあります。 基本的に、トイレットペーパーや排泄物は強い水圧によって下水まで流される仕組みが作られています。 しかし、新しくトイレを設置したことにより排水管の勾配が不足してしまったり、工事時のミスで逆勾配になるよう排水管が設置されたりすると、うまく水流が形成されず、すぐにつまりが発生してしまうのです。 また、それまでよりも排水量の少ないトイレに変更した場合も要注意です。 従来のトイレであれば何のトラブルもなく流れていた勾配でも、水量が減ることで水圧が不足し、トイレットペーパーや排泄物が途中で止まってしまうようになります。

新しいトイレはつまりに関係がある?

工事時のミスはなく、リフォーム時に清掃まで行ったにもかかわらず、トイレがつまってしまう場合は、新設した便器に原因がある可能性があるかもしれません。
最近は、少ない水量でトイレを流す節水モデルタイプが人気を集めています。 しかし節水モデルに変更した場合は、水量が少ないからこそトイレがつまりやすくなってしまう恐れがあることを理解しておかなければなりません。 普段からトイレットペーパーを多めに使用する方は、とくにハイリスクです。
それまでと同じようにトイレを使用すると、すぐにトイレがつまってしまうため、大量に流さない、数回に分けて流すなどの工夫が必要となります。

トイレリフォーム後に頻繁につまる場合の対処法

リフォームを行った後で頻繁につまりが発生するようになった場合、その都度対処をするのは手間もお金もかかり大変です。
そんな時は、以下の方法を試してみると解決できるかもしれません。

高圧洗浄

ホームセンターや通販などでよく見かける高圧洗浄機を使えば、トイレのつまりを解消できる可能性があります。
トイレに使用する場合は、なるべく水圧を抑えた上で、パイプクリーニング用のホースを取り付けて使用します。 あまり強いと便器を傷めてしまい、破損してしまうケースがあるため、必ず水圧の弱いもの、あるいは調整できるものを使用してください。
高圧洗浄機を使用する際は、まずトイレの止水栓を閉め、ウォシュレットなどの電源プラグを抜いておきましょう。 止水栓は、トイレの床や壁などに設置されているのが一般的で、マイナスドライバーを栓の「−」の部分にはめて、数回時計回りに回せば閉めることができます。
作業終了後に開栓しなければならないため、閉める際に回した回数を覚えておきましょう。
準備ができたら、水跳ねを防止するために大きめのゴミ袋で便器を覆います。 そこにホースが通るだけの小さな穴を開けて、便器の水たまりからホースを差し込んでから高圧洗浄機の電源を入れます。
この時、始めから水圧を全開にしてしまうと、つまっているものがさらに奥に押し込まれてしまい、つまりを悪化させる恐れがあります。
水たまりの入口付近では低い水圧で水を流し、徐々に水圧を上げていくのがポイントです。 水を出し続けながらゆっくりとホースの先を出し入れし、水がスムーズに流れているのが確認できれば作業は成功です。
それでも水が流れる感覚がなければ、一度便器の中の水を汲み出し、水量を減らしてから同じ作業を数回繰り返してみましょう。 水が流れ始めたら、覆っていた袋を外してバケツで少しずつ水を流します。
正常に機能していれば、作業を終了して止水栓と電源プラグを元の通りに戻して完了です。

トイレタンク内の水量を確認

何度もトイレがつまってしまう場合、トイレのタンク内の水が正常な量に達していないことも考えられます。
タンク内の水量が減ると便器に流れる水の量も減ってしまい、常に「水圧が弱い」状態に陥ってしまうのです。
タンク式のトイレは水が落ちる勢いから強い水圧を作り出す仕組みのため、水が不足するとトイレットペーパーや排泄物を押し流す力が弱くなってしまうのです。
タンク内の水量が減る要因は、大きく分けて2つあります。 1つがフロートバルブ、もう1つがボールタップです。 フロートバルブとはタンクの内部にある部品の1つで、トイレの水を流すレバーの先にチェーンでつながっている栓のことです。
レバーを引いた時にフロートバルブが外れることで便器内に水が流れ込み、レバーを戻すと再度栓が閉まって水の流れを止めます。 そのフロートバルブの劣化や破損によりうまく栓ができていないと、便器の中には常にチョロチョロと水が流れ続ける状態となり、いざ水を流した時に十分な水量が得られなくなってしまいます。
一方、ボールタップも同じくタンク内の部品の1つですが、こちらはタンク内の水量を調整する役割を持っています。 水栓レバーを引くと便器の中に水が流れ、タンク内が一旦空になります。 ボールタップはこの時にタンク内に水を溜める働きをしますが、ボール部分に劣化や破損があるとタンクの中に適切な量の水を溜めることができなくなります。
そうなると、結果的に便器の中に流れる水量が減ってしまい、同じようにつまりを誘発してしまうことがあります。

節水型トイレのつまりを解消する方法

今回リフォームしたばかりのトイレでつまりが起こる原因や対処法について解説をしました。
最近ですと、水道代を節約できる節水トイレが人気で使っている方も多いのではないでしょうか。

節水トイレは水量が少ないがゆえに水圧も弱いですのでトイレが詰まりやすくなるおそれがあります。
節水トイレを利用されている方は万が一の為につまったときの対処法について知っておくといいでしょう。

節水型トイレはよく詰まる?原因と対処法の紹介

どうしても解決できない場合は業者への依頼も検討しよう

いかがだったでしょうか。 この記事を読んでいただくことで、リフォーム後にトイレが頻繁につまるようになってしまった原因や対処法などについてご理解いただけたと思います。
考えられる原因や自宅でできる対処法をご紹介しましたが、どうしても自分では解消できなかったり、原因が分からないことも少なくありません。
そんな時は、専門業者に相談することを検討しましょう。

トイレつまりなどのあらゆる水道トラブルの工事・修理は生活水道センターまで

トイレつまりの原因や対処法を知りたい方は下記の記事をぜひご覧ください。

【動画付き】トイレつまりの自分で出来る直し方を解説!原因や予防方法も紹介

監修者

濱本 孝一 Koichi Hamamoto
代表取締役
2001 株式会社生活水道センター代表取締役就任

< 資格 >
管工事施工管理技士
給水装置主任技術者
排水設備工事責任技術者
ガス消費機器設置工事監督者
ガス機器設置スペシャリスト
2級ガソリン自動車整備士
2級ディーゼル自動車整備士
美容師
管理美容師
< 趣味 >
ピアノ
ムエタイ

※代表ご挨拶ページは此方から確認できます。

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