- 投稿日: 2021/11/18
- 更新日: 2024/03/08
水道修理代780円ってどうよ?ぼったくりを回避する4つの方法
こんにちは。 日々の暑さが増すにつれ家族から「暑苦しい」と敬遠される(涙)、生活水道センター技術担当スタッフです。 最近は、コロナ禍による在宅ワークやステイホームの影響で、家族の在宅時間が増えているそうです。 その結果、水廻り関係の故障等が増えており、同時に、 水道修理をうたったぼったくり業者 による被害も増加しているのだとか。 現に、消費生活センターに持ち込まれたぼったくり業者によるトラブルの報告が2013年度は 550件 であったのに対し、なんと2019年度には 1100件以上に増えているのだそうです。 そのような悪徳業者を事前に退けるコツ4選をお送りいたします。
まずは〇〇を止める
「トイレの配管から水がもれており、このままでは浸水してしまう! だから、どこの業者でもいいから早く依頼しなければ!」 おそらく、多くの人は水廻りのトラブルに遭遇したとき、冷静さを失ってしまうことが多いと思われます。 確かに、目の前で水がどんどん増えていく様を見ながら、落ち着いてといわれても難しいかもしれません。 水道代や壁や床の損傷、果ては下の階からの苦情など、最悪の事態がぐるぐる頭を駆け巡るかもしれないですよね。 しかし、こんなときこそまずは1回深呼吸をしていただきたいのです。 そして、 とにかく止水栓を閉めてしまえば水は止まります ので、まずはそれを実行してください。 もしも止水栓の場所が分からなかったり、固くて回らないときには、家全体の元栓を閉めるのも一つの手です。
※ トイレの水漏れは自分で直す!?止水栓から浮き玉まで詳しく解説します
「一番上」の業者に注意!
あふれ出る水が止まって、まずは一安心。 じゃあ、ネットで修理業者を選ぼうか、とスマホを取り出されたそこのあなた。 ネットで業者を選ぶ際に、絶対にやってはいけないことがあります。 それは、 検索結果画面の一番上に出てきた業者を無条件でクリックすること です。 「でも、検索結果の上のほうに出てくる業者は、それだけ利用者数がたくさんで信頼できるんでは?」 こんなふうに沢山の方が思っておられますが、クリックをする前にもう一度、そこの画面を拡大して、あるいは老眼鏡などを掛け直した上でじっくり読んでみてください。 そこに、小さく「広告」という表示は出ていませんか? 実はこれ、お金を出しさえすれば誰でもここの位置に表示できる「広告」の業者であって、SEOには全然関係ないんですね。 だから、 「水道修理代780円と謳っておきながら、あとからどんどん追加徴収して、何十万円もぼったくる業者」がしらっと混じっているかもしれないんです。 なので、検索結果を表示した際には、「広告」の下に表示される本当の上位表示業者を選ぶのであれば、ぼったくり業者を回避できる可能性がぐっと上がるんですよ。
〇〇かどうか確かめる
それでも、自分がこれから依頼しようとしている業者がぼったくり業者でないか心配だ。 そんな方は、居住地の行政区の市役所などのホームページを一度見てみるとよいでしょう。 そして、水道局のページへ移動し、 「指定給水装置工事事業者」 を探してみましょう。 すると、 行政が厳正な審査の結果、「ここは安心できる業者である」と認定した業者 が連絡先とともに掲載されているはずです。 ここから、お住まいの地域に近い業者を選べば、まず安心ですよね。
自分でやってみる
さて、ぼったくり業者を回避するのに有効なもう一つの方法としては、 自分で修理をやってみる ということです。 例えばトイレのつまりであったらならばラバーカップで押引きしてみたり、あるいは水道の水漏れであったらパッキンを交換してみたりと、一般の方であっても御自宅で簡単に修理できることが実はたくさんあるんです。 生活水道センターでは、こんなときに役に立つ修理方法を解説した記事や、実際にプロの職人が修理をやってみせる動画などが こちら に多数掲載されています。 また、実際に修理を手掛けてみることで、蛇口の仕組みやトイレのメカニズムなどを詳しく知ることができるため、これらの知識や経験があれば、 「この症状であればこういう作業が必要で、だったら必要な経費はこれぐらいだ」 という見通しがつけられるようになってきます。 すると、不必要な作業を要求したり、作業の割に法外な値段を吹っかけてくるぼったくり業者を簡単に見抜くことができるようになることでしょう。
おわりに…それでも契約してしまったときには?
さて、不幸にもぼったくり業者を回避できず、簡単な作業に何十万円も支払ってしまったとします。 そうであっても決してすぐにあきらめることはありません。 国内の市町村にある消費者センターなどに問い合わせれば、場合によっては不正に徴収されたお金が返ってくる可能性もあります。 そのためにも、契約時には見積もりやちゃんとした契約書を交わし、たとえ作業の途中であっても「おかしいな」と思ったら中断を申し入れることが大切です。 さらに、クーリングオフ制度には適応期間が決まっていますので、一日でも早く相談することが解決の糸口となるでしょう。
監修者
濱本 孝一 Koichi Hamamoto
代表取締役
2001 株式会社生活水道センター代表取締役就任
- < 資格 >
- 管工事施工管理技士
給水装置主任技術者
排水設備工事責任技術者
ガス消費機器設置工事監督者
ガス機器設置スペシャリスト - 2級ガソリン自動車整備士
2級ディーゼル自動車整備士
美容師
管理美容師
- < 趣味 >
- ピアノ
ムエタイ
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