- 投稿日: 2021/05/21
- 更新日: 2024/03/08
故障かな?給湯器修理を依頼する前に確かめたい5つのポイント
こんにちは。
キッチンやお風呂などで、蛇口をひねるだけで温かいお湯を提供してくれる給湯器。
とても便利なだけに、「故障かな」と思ったときにはすぐに業者に修理を依頼しがちですよね。
でも、せっかくわざわざ業者に依頼したのに、実は「どこも悪いところはありませんでした」ということが多いのが給湯器というものなのです。
けれども、もしも給湯器そのものに全然悪い箇所がなかったとしても、一たびプロを呼んでしまえば、出張費やらなにやらで費用がかかってしまう(しかも数千円単位)のが実情です。
そんなことがないよう、「故障かな?」と思ったら、まず自分の目で給湯器をチェックしてみることが重要です。
こうした場合において確かめるべき対処方法5CASEを伝授します。
【目次】
CASE1 電源が入らない?
「スイッチをいくら押しても電源を入れられない!」 という要請で業者がお伺いしたら、電源のプラグが抜けていた。
実はこれは意外とよくあるケースなんです。
抜けていた原因としては、雪などが線の上に積もって知らない間に外れてしまったものや、あるいは雷が激しかったので、故障を避けるために家族の誰かが意図的にプラグを抜いて、そのまま忘れていたなんてこともあります。
さらには、給湯器は屋外に設置してあるので、家族以外の第三者がいたずらで抜いていたなんてことも。
いずれにせよ、これは給湯器のところに行って、電源プラグが刺さっているかどうかを確認すればわかる話ですので、業者に連絡する前にぜひともチェックしていただきたい初歩的な事柄です。
CASE2 水が出ない?
「給湯機の電源は入るけど、全然水が出てこない!これはおかしい!」 そこで専門家が駆け付けたところ、実はそこの地域一帯が水道管等の工事のために一時的に断水になっていた。
あるいはご家族が別の箇所の漏水修理等で止水栓を絞めておられた。
これもよくある事例です。
なので、修理を依頼する前に、よく御家族の間でコミュニケーションを取り、断水や修理等の情報を共有した上で結論を出すようにしてください。
さらに、意外と見落としがちなのが、「大部分の給湯器は断水されていると追い焚きもできない」ということです。
なので、 「今日は午後から断水らしいけど、浴槽に水は貼ってあるからそれを沸かせばいいや」 なんていう発想だと大変な思いをするかもしれませんので、御注意を。
CASE3 着火できない?
「スイッチを入れたのに、全然火がつかない!」 と思ったら、燃料である灯油が切れていた、あるいは何らかの理由で燃料であるガスの供給がストップしていた。
これも多いパターンです。
いずれも灯油タンクやガスのメーターをチェックすればわかります。
燃料が切れていたら、どんなに性能がいい給湯器だったとしても着火しませんよね。
また、質の悪い灯油を使っていたり、タンクの経年劣化によって、水等が灯油に混じってしまったというパターンも考えられるんです。
前の年からの持ち越し灯油など、質の悪い灯油を使用するのは危険ですので、やめましょう。
CASE4 温度設定が不能に?
「点火はするし、水も出るけど、お湯の温度が低くて全然温度が上がらない」 夏ならいいですが、冬だと風邪を引いてしまいそうな事例ですよね。
こんなときは、まずは浴槽の中にあるフィルターをチェックしましょう。
きちんと設置されているか、あるいはゴミなどがつまっていないかなど。
もしフィルターに何らかのトラブルがある状態ですと、給湯器でせっかく適温にお湯を温めても、そのお湯が浴槽に入って来ず、そのまま給湯器にバックしてしまう可能性があります。
しかもこの場合、給湯器のほうでは「適温になった」と認識してしまうので、やっかいですよね。
フィルターの掃除方法は、取り外した上でブラシ等でごみを取り除く程度でOKです。
また、 「お風呂のシャワーがぬるいからリモコンで温度を上げたいのに、なぜか動かない」 という場合があります。
こういうときには、まず台所でお湯を使っていないか確認しましょう。
このように一つの家庭内に複数のリモコンがある場合、どちらか片方のリモコンでしか温度調整ができない機能、「優先」があります。
もし、シャワーを浴びているときに、台所で勝手に温度を高温にされてしまったら大変ですよね。
こんなアクシデントを防止するべく、最近の給湯器は、先に電源を入れたほうのリモコンだけが温度を操作できる仕様なんですね。
なので、後からお風呂に入った人が温度を変えたい場合は、一度台所のほうの電源を切ってもらってから、再度チャレンジしてみてください。
CASE5 お湯がたまらない?
自動給湯機能のついた浴槽で、 「もうお湯が貯まったかな」 と勢いよくお風呂に入ったら、全然お湯が貯まっていなかった。
こんなことがたまにあるようです。
原因としては、お湯の量を調整する部品の故障や、接続不良などが考えられます。
しかし、その前にぜひとも試していただきたいことがあります。
それは、「湯量リセット」を行うことです。
というのも、お湯を入れている途中で停電などのアクシデントが起こってしまった場合、給湯器がそれまでやっていたお湯の量の計算が狂ってしまうことがあるんです。
湯量リセットのやり方は各メーカーや機種ごとに異なりますので、取扱い説明書等で確認してください。
給湯器の困った時は給湯器修理センターへ
監修者
濱本 孝一 Koichi Hamamoto
代表取締役
2001 株式会社生活水道センター代表取締役就任
- < 資格 >
- 管工事施工管理技士
給水装置主任技術者
排水設備工事責任技術者
ガス消費機器設置工事監督者
ガス機器設置スペシャリスト - 2級ガソリン自動車整備士
2級ディーゼル自動車整備士
美容師
管理美容師
- < 趣味 >
- ピアノ
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