- 投稿日: 2021/05/09
- 更新日: 2024/03/08
トイレが故障?まずは確認すべきポイント3つ
こんにちは。
息子の高校と娘の中学入学が重なってしまい、制服やら学用品やらの大型出費が続き、ライフがもはやゼロに近い生活水道センター技術スタッフです。
思えば子供たちの年齢差が3学年分ということが発覚したそのときから、いつかこの日がやってくることは分かっていました。
そして、それに備えて少しずつ貯金はしてきたつもりですが、部活のユニフォーム代や通学定期代など想定外に高い出費も多く、けっこうつらい毎日です。
このように、ある程度あらかじめ前から備えることができる出費であっても大変なのに、ある日突然想定外の出費が発生すると、本当に痛いですよね。
その代表的なもののひとつがトイレ等の水廻りの「故障」です。
業者を呼んでの修理代って考えただけでも一体いくらになるんだろうって感じですよね。
けれども、実はプロの業者を呼ぶのに先駆けて自宅で実施すべきことがいくつも存在します。
【目次】
- こんなときは御連絡を
まずはコレをやろう
トイレにまつわるトラブルというと「トイレが詰まり水が流れない」「トイレから水が漏れ出した」といった「水」に関するものが多いのではないでしょうか。
そんなときは、まずは止水栓で水を止めれば、これ以上漏水することを避けることができます。
これを行えば、落ち着いて次なる手立てを練る事が可能になります。
ポイント1 電気関係
大昔にあったいわゆる「ぼっとん」トイレなどとちがって最近のトイレは、いわゆる「電化製品」です。
なので、当たり前のことですが、電気が供給されないと動きません。
しかし、そこを見落として専門家に連絡してこられる方が結構多いんです。
ですから、まずは ・プラグが外れていないか? ・本体「運転ランプ」が点灯しているか? ・居住地域一帯で停電は起こっていないか? ・ブレーカーは落ちていないか? といったことを確認してみましょう。
ポイント2 水関係
電気と同様、「水」についても、意外と見逃しがちですので、おかしいなと思ったら一度調べてみましょう。
・お住いの地域一帯で断水してないか? ・水道の元栓や止水栓を閉じていないか? ・水道の配管が凍結していないか?
ポイント3 部品の交換
長く使ったことで劣化してしまった部品。
その部品を新品のもとにチェンジするだけで、トラブルが解消できるかもしれません。
「でも、部品の劣化は分かるんだけど、トイレ関係のパーツなんて、メーカーさんに行かないと駄目だよね」 時々こんなことを聞きますが、実はそうじゃないんです。
というのも、最近ではホームセンターの中にもいわゆるプロ及びセミプロ向けの商品を販売する「プロショップ」と呼ばれるものが増えているからです。
ここでなら、プロの職人が使うような工具や部品も手に入る可能性が高いです。
さらにネットショップでも同様であり、メーカー直営のネットショップなどもありますので、専門的な部品であっても今では手軽に手に入れることが可能なんです。
ちなみに、「ここの部品はあるのかなあ」というときは、お使いのトイレの取扱説明書(お手元に見当たらないときは、メーカーのHPを見ればPDFで公開されています)に品番が載っていれば、何らかの方法で入手が可能です。
ただし、生産が終了してから10年以上たっている製品は、もうメーカーにも部品が残っていない可能性がありますので御注意ください。
ポイント4 その他もろもろ
また、部品を交換しなくても、ちょっとした調整等で直せてしまうこともあります。
例えば電動便座が動かないときに、リモコンの電池を入れかえたり、ノズルやセンサー部分を掃除しただけで正常に戻ることだってあったんです。
あるいは、水が流れない場合に給水フィルターの清掃やタンク内の部品の位置を微調整するだけでも、効果が期待できることだってあるんです。
さらに、トイレが詰まってしまったときには、おなじみの「スッポン=ラバーカップ」で押引きすることで、意外と簡単に直せてしまったりするんですよ。
こんなときは御連絡を
マスクや消毒液など、何かと出費が続く昨今、トイレの修理を自宅でやってしまえるのであれば、費用も安くすむので本当に嬉しいですよね。
ただし、故障の箇所や状況によっては、プロの手でなければどうしても修理することが難しい箇所もあります。
具体的な例を挙げますと、
・陶器製の便器にヒビが入っている→基本的には交換以外対処方法はありません。
・温水便座がとっても熱い→電気系統に異常がある可能性があるので、専用の資格をお持ちでない方による修理は法律で禁じられています。
・タンクや便座からハンパない量の水が漏れている→配管設備等に異常がある可能性があり、専門業者による工事が必要となります。
このようなときは、御自宅でいじくりすぎることでかえって故障がひどくなってしまうこともありますので、一刻も早く業者を呼んでいただくことを御推奨いたします。
監修者
濱本 孝一 Koichi Hamamoto
代表取締役
2001 株式会社生活水道センター代表取締役就任
- < 資格 >
- 管工事施工管理技士
給水装置主任技術者
排水設備工事責任技術者
ガス消費機器設置工事監督者
ガス機器設置スペシャリスト - 2級ガソリン自動車整備士
2級ディーゼル自動車整備士
美容師
管理美容師
- < 趣味 >
- ピアノ
ムエタイ
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