- 投稿日: 2020/12/03
- 更新日: 2024/06/05
水のトラブルで多い場所別のランキングと解決方法
目次
水漏れ、水つまり…水のトラブル別ランキングと解決方法をご紹介
水は日々の生活に不可欠です。私たちは飲用水としてはもちろん、清潔に保つため、家の掃除、植物への水やりなど、さまざまな用途で水を使用しています。
そのため、水に関連するトラブルは頻繁に発生しますが、これには簡単に対処できるものから、さまざまな技術が必要なものまで幅広くあるます。
自力で修理が可能な場合は、専門の業者に依頼する以外の選択肢を望む人も多いと思います。ここでは、日常生活でよく遭遇する水のトラブルを解説していますので、ぜひ参考にしてください。
スタッフからの詳細な説明を受けた後、見積もりを出し、施工前に予定されている作業の範囲と時間を遵守します。支払いの条件も事前に確認しておくことで、トラブル発生時にも慌てずに対応してくれます。
また、専門スタッフを必要とする場合や信頼できる業者を選ばなければならない場合、業者選びの際は、事前に電話での問い合わせや、前に言った人のレビューなども参考にすると良いでしょう。
水回りのトラブル別ランキングと解決方法
水は家中で用いる事から、トイレ・キッチン・洗面所・お風呂場など、水回りの故障はどこでも起こる可能性があるのです。その中でもよく起こるものをランキングにし、解決方法も一緒にご紹介していきます。
1位 トイレつまりのトラブル
トイレつまりは水のトラブルの中でもかなり上位に位置するトラブルの一つです。「水が流れずに、便器から溢れそうになってヒヤヒヤした」という経験がある人もいるのではないでしょうか。原因として一番多いものは、トイレ用のペーパーを一度に大量に流しすぎたことです。基本的にはトイレ用ペーパーに関しては水に溶けやすく作られていますが、安いトイレ用ペーパーを使った場合や、大量に流した場合はつまりやすくなってしまうんですね。
解決方法としては、トイレ用ペーパーの場合は、水をバケツに汲んでそれを一気に流すと解決することがあります。それでも直らない場合、または物を便器内に落としてしまって取れない場合は、ラバーカップという道具を使います。ラバーカップを水が溜まっている部分に隙間がないように押し付け、引っ張ることで圧力が発生し、異物が取り除けるという仕組みです。使用時には水はねがありますので注意し、便器に負荷がかかりますので古い便器に使う際は注意しましょう。
また、トイレつまりを予防するための対策は以下のとおりです。
1.トイレ用ペーパーを一度に流しすぎないこと
2.「大」のときはトイレの水をしっかり流すこと
3.トイレに異物を落とさないように気をつけること
1はトイレ用ペーパーを大量に使う際は、何度かに分けて流すことが推奨されます。2は、大のときにはしっかり流して、次に使うときにきれいな状態にしておきましょう。3は後ろポケットの中身が落ちたり、子供のいたずらにより起こるため注意しましょう。
2位 トイレ水漏れトラブル
一口にトイレの水漏れといっても、いろいろな箇所で起る為、このトラブルもかなり多いと言えます。トイレでの水漏れに限りませんが、その状態を放置状態にしていると水道代が急に上がったという事にも成りかねないのです。実際に何十万円も請求されたというケースもありますので、放置は厳禁です。アパートやマンションに住んでいる場合は、下の階に住んでいる人に被害が及んで損害賠償を請求される可能性もありますので、古い設備の場合は特に注意が必要なんですね。
トイレタンクは最近の節水タイプだと5リットル程度の容量ですが、普通のタイプだと10〜15リットルの容量になります。もしタンクから水が漏れた場合、トイレの床がどのようになるか、想像しただけでも恐ろしいですよね。
では実際にどこをチェックしておけばいいのか、確認してみましょう。まず①つ目は、水を流していないのにチョロチョロといつまでも水が流れている場合です。この現象は長く使っているトイレによく発生し、原因となっている部品はボールタップかフロートバルブであることがほとんどです。ボールタップと言うのは浮き玉の付いた部品で、タンクの水量を調節する働きがあります。また、フロートバルブは便器へ流す量を調整している部品になります。
解決方法としては、ボールタップかフロートバルブに異常がないか確認し、交換する事です。まずはどちらが原因になっているのか確かめるために、タンクのフタを開けます。大抵のタンクのフタは上に乗せてあるだけですので簡単開けられますが、少し重いため気をつけてください。フタを開けたときにカバーがついていれば、それも取り外しましょう。
まずはボールタップを確認していきましょう。ボールタップは丸い形の浮き玉が付いている部品で、トイレ使用後に水を流した時に此の浮き玉がだんだん下に下がっていくことで、新しい水をタンクに供給し、一定の水位になったところで止まるという構造に成っています。このボールタップに異常が出ることで、何時までも水が供給され続け、水が漏れる状態になってしまうのです。異常個所で多いのはバルブの故障や劣化で、浮き玉を上へ軽く引っ張っても止まらない場合は、バルブが劣化している可能性が高いです。新しい部品へ変えることで解消されますので、ホームセンター等やインターネットで購入しましょう。そのトイレに合ったものを選ぶ必要があることを忘れないでください。
フロートバルブはチェーンが付いたゴムの球のような部品で、底にある排水管をふさぐ役割があります。この排水管から便器へ水が排水されますので、ここがしっかりとふさがっていないと、隙間から水が漏れる原因になってしまうんですね。まずは、チェーン部分をチェックしてみてください。基本的にチェーンは適切な長さになっていますので、どこかに絡まったりする事でフロートバルブが浮いてしまい、隙間から水が漏れ出してしまうことがあるんですね。絡まっている場合は、それを正常に戻してあげるだけです。もし切れている場合は、新しいものに変えてください。次に、フロートバルブ部分の隙間がしっかりふさがっているかを確認し、隙間がある場合は新しいものに交換します。フロートバルブはホームセンターやネットで購入することができますが、トイレの型に合ったものを買わなければなりません。
※詳しいトイレ水漏れ解決方法は此方のページに記載しています。
3位 キッチンの水漏れトラブル
蛇口の種類は大きく分けて2つあります。レバーを上げたり下げたりする事で水を出し止め出来る「シングルレバー混合水栓」とハンドル部分を反時計回りに回すと水が出て、時計回りに回すと水が止まる「ハンドル混合水栓」の2つです。この2つの蛇口は内部構造が全く異なるため、修理方法も変わってきます。自分が使っている蛇口がどのようなタイプかをまず知ってそれに合った修理方法を確認しましょう。
まず1つ目の、シングルレバーで頻繁に発生する水のトラブルは、レバー下部からのものです。正常なときは上に上がっているときに水が吐水口から出ます。しかし、同時に漏れているときは、水が漏れている可能性が高いです。このタイプの蛇口は、レバーを上下左右自由に動かせるため、遊びができて水がチョロチョロ出る原因になります。これは、多くの場合使用から何年も経っている蛇口で発生し、バルブカートリッジに使われている部品のいずれかが劣化していることが原因になりますので、丸ごと新しいものに変えることで直ります。しかし、使用中の蛇口に合う型を、ホームセンターやネットで購入する必要があります。
2つ目によくあるのは、スパウトという水が出る部分で、蛇口のメイン部分ともいえる箇所付近の水漏れです。吐水口から水が排出されるのは問題ないものの、胴体から漏れがあるなら、異常だと思ったほうがいいでしょう。これは、水を出しているときに発生しますので、水が漏れていることに気づかないこともあります。水を出していない間は水が漏れないため、水道代が大幅に上がることは少ないですが、それでも多少は上がる可能性があるため、早急に修理しておきたいところです。この箇所のトラブルも、多くのケースはバルブカートリッジの劣化が原因ですので、新品に変えることで解決します。これが原因ではない場合、パッキンを新しくする事で解決することもありますが、蛇口をまるごと交換しなければならないケースもあります。
蛇口の水漏れの3つ目は、吐水口です。この蛇口は、レバーを下げると水が出なくなるタイプです。しっかり下まで下げているにもかかわらず水がポタポタと出ている場合は、異常の可能性が高いです。これは見た目にもわかりやすいですし、シンクに落ちる音が気になってすぐに気づく人も多いのではないかと思います。これは前述のものとは違って、常に出続けているため、水道代が高額になってしまいますので、できるだけ早く修理することをおすすめします。原因は同じ部品によるものなので、新品に変えて直しましょう。
最後4つ目は、止水栓のつなぎの漏れです。止水栓とは、蛇口へ水を供給する元の部分のことで、ハンドルを回して開閉する事で水道の元栓の開閉が可能となります。人が住んでいる状態だと、常に開かれた状態になっているため、ほとんど意識的に見ることは少ないでしょう。大体はシンク下などの人目に触れない部分にあり、水漏れがあっても気づきにくい部分になります。ここに発生してしまう原因は2つあり、そのうちの1つは経年によるナットのゆるみです。この場合、ナットをしっかり締めてあげれば解決するため簡単です。2つ目の原因は、パッキンの劣化によるもので、この場合は新しいものへ変える必要があります。
次に、ハンドル混合水栓からの水漏れと解決方法を見ていきましょう。このタイプの蛇口は昔よく使われていたタイプですので、構造があまり複雑ではなく、修理が簡単で長持ちするというメリットを持っています。
まず1つ目は、最もよくあるとされるハンドルの下からのものです。構造は単純ですが、ハンドル部分はいくつかの部品から構成されており、その中でもコマパッキンと三角パッキンという部品が劣化する事で、水漏れに繋がることが多いです。シングルレバーと比べると、回す際の圧力や締め付けが強く、毎日使うことでそれなりに負担がかかりますので、消耗品になります。多くのケースではパッキン交換で直りますが、直らなかった場合はネジが緩んでいる可能性があるので、チェックして絞め直す様にして下さい。
2つ目は、蛇口の根元部分からの漏れです。大体の蛇口は使いやすいように左右に回せるようになっています。実はこの根元部分にもパッキンはあるため、その左右の動きを何回も繰り返しているうちに、磨耗して水が漏れ出していってしまうんですね。新しいものに変えることで直すことができますので、対応するサイズのものを買って直しましょう。
最後3つ目は吐水口からです。要するに、ハンドルを時計回りにきつく締めても、ポタポタと水が出続けてしまうという症状です。この症状の原因は、たいていパッキンにあります。劣化して隙間や亀裂などから水が漏れ出しているということですね。そのため、これも新しいものに変えることで改善します。
4位 お風呂(浴室)の水漏れトラブル
お風呂はもともと濡れる場所ですので、水道周りが水で濡れていてもそこまで気にならないかもしれません。ですが、無駄な水道代を払わなくて済むように、気づいたらすぐに修理しておくことをおすすめします。まず、お風呂の蛇口タイプはキッチンのものより多く、大きく分けて3タイプあります。ひとつずつタイプや水漏れ例、修理方法をご紹介します。
まず1つ目は、キッチンの項でもご紹介した、シングルレバーになります。基本的にキッチンの蛇口との違いは少ないため、箇所や修理方法などはキッチンと同じになります。
2つ目は、「ツーハンドル混合水栓」です。最近の家で使われることは少ないですが、以前はよく使われていたため、ちょっと古い家でよく見かけます。文字通りハンドルが2つ冷水用と温水用に分かれており、出す量によって温度を調節するタイプです。この蛇口も該当箇所、修理方法はキッチンのハンドル水栓とほぼ同じです。
3つ目の蛇口は「サーモスタット混合水栓」というものです。蛇口の特徴は、水を出す量をそのままで、温度だけ変えられるというもので、お風呂に適したものになっています。サーモスタット混合水栓は、エルボ・ホース接続部、スパウト付け根、シャワーホースなどから水漏れします。エルボ・ホース接続部は接続しているナットの締め直しや、パッキンを新しくする事で改善します。スパウト付け根も同じです。またはスパウトの部品交換で直らなければ、蛇口本体の交換をしなくてはなりません。シャワーホースから水がポタポタ出ている場合は、ゴムの劣化や接合部がゆるんでいる可能性高いので、そこをチェックしてみましょう。
5位 洗面台の水漏れトラブル
洗面台は台所よりも排水パイプに負荷がかかりやすいため、そこが水のトラブルになることが時々あります。洗面台の水漏れで多いのは、内部のパッキンが劣化したことによるものと、掃除用の薬品や経年による金属パイプの腐食によるものがあり、修理はこれらの部品を新品に変えることで行います。パイプの形状によって違いますので、可能なら取り外したものを金物屋やホームセンターに持っていき、同じものを買うといいでしょう。その際、水の元栓を止めることを忘れないでください。パイプも同じ型のものを用意する必要があるため、型番などがわかればメモしておきましょう。排水管のネジ部から水が出ている場合は、「自己癒着テープ」という特殊なテープを、水気や汚れを拭き取った後にきつく巻きつけて修理することもできます。
6位 洗濯機の水漏れトラブル
洗濯機から水漏れが起きると、ほかのケースよりも床が大変なことになってしまいます。なぜなら中型6kgの洗濯機でも60リットルの水を使うからです。60リットルの水が床に溢れてしまうと、どうなるのか想像もしたくないですね。洗濯機で主に水が漏れてしまう箇所は、排水口、排水ホース、給水ホース、蛇口などです。どれも主に部品の劣化や破損からくるものですので、まずはその線を疑って調査してみましょう。まだ新しい洗濯機の場合は、保証期間があると思いますので、まずは利用することを考えてください。
7位 ウォシュレット(温水洗浄便座)の水漏れトラブル
ウォシュレットは日本の画期的な製品で、外国人からの評判もよく、海外でも主要な場所で導入されています。日本では新築の家には必ずと言っていいほどあり、ほとんどの家で導入される様に成ってきました。トイレで水を使うのは主に便器ですが、ウォシュレットも使いますので、水のトラブルが起こる箇所になります。
ウォシュレットの水漏れで考えられるのは、ノズルの汚れによるもの、パッキンの劣化によるもの、ナットのゆるみなどです。ノズルの汚れは、歯ブラシなどで優しく掃除しましょう。また、部品はホームセンターの汎用のもので代用可能なことがありますので、調べてみましょう。ナットのゆるみは締め直しで解決できます。ウォシュレットは電化製品で水回りのものですので、感電などの危険を伴います。必ずコンセントは抜いて行なってください。不安な場合はプロの修理業者に頼むのが最適です。 ※ウォシュレット修理を自分でやる方法
8位 水道管の水漏れトラブル
水道管は土や壁の中に埋設されている部分が多く、その部分に水漏れが発生した場合、すぐに発見することは難しく、高額の水道料金の請求が来て初めて疑い始めるというパターンが多いでしょう。はっきり言って埋設している部分で水が漏れても発見が難しく、修理の難易度も高くなりますので、プロの業者に頼むのが一番でしょう。水道管の見える部分なら、その部分のパイプを新しくして修理します。
まとめー自分で修理する場合は自己責任で
自分で修理できると、部品代くらいしかかからないため、とても安く修理可能です。しかし、自分で修理を行うときは、何が起こっても自己責任で行わなければいけません。修理が上手くいかず、逆に悪化させてしまうことになる可能性もあります。そして、結局業者に頼む羽目になり、修理代が高くなってしまったということもなくはありません。修理が難しいと思ったなら、すぐに水道修理のプロに依頼するのが正解です。その際は、水回りの修理を専門に行なっている生活水道センターをぜひご利用ください。
監修者
濱本 孝一 Koichi Hamamoto
代表取締役
2001 株式会社生活水道センター代表取締役就任
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- 管工事施工管理技士
給水装置主任技術者
排水設備工事責任技術者
ガス消費機器設置工事監督者
ガス機器設置スペシャリスト - 2級ガソリン自動車整備士
2級ディーゼル自動車整備士
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