洗濯のつまりの原因は保水ジェルだった山口県下関市の現場
今回依頼を受けたのは山口県下関市にお住まいのお客様よりご入電頂いた洗濯排水のつまりで、洗濯機の排水エラーで水が流れていない事に気が付かれたお客様のトラブル対応でした。
洗濯つまりの場合は、主に排水側と洗濯機側で起こるトラブルがあるので、お伺いの際は事前説明をし洗濯機側で起こるトラブルとなると製造メーカーさんでの対応になる為事前にご承諾いただき現場に向かう事に。
お客様宅は新築約半年後の住宅でまず排水つまりが起こる要因というのが考えにくく一応念のために洗濯機を見ると排水は徐々にではあるものの何とか流れているとの説明を奥様より頂き、ひとまずは濡れたままの洗濯物をお隣の浴室へ移し、バケツで洗濯機からたまった水を排出し、しばらく様子を見る事にしたのです。
暫くすると空気の抜ける音がし始め洗濯機を揺らしても洗濯槽下部の水音も消えたので床に傷をつけないよう持参した毛布敷いて洗濯パンから洗濯機を移動させてみると、洗濯パン側の排水ホースと排水口の接続部が異様に膨らんでいる事を発見しバケツにたまったホース内の水をあけた結果、青いゼリー状の膨張したものがボトボトと落ちてました。
そのゼリー状の物には小銭、ヘアピンが混じっており、それらに髪の毛が幾重にも絡みついて排水の流れを阻害し今に破裂するほどホースを膨らませていたのです。
恐らくこの青いゼリー状の物は風邪を引いた際などに貼るおでこの冷却材ではないかと思い奥様に聞いてみると、お子さんがポケットに入れたままいっしょに洗ってしまい後日その布だけ見つかっている事があったそうで、先に詰まっていたコインに絡まり更には髪の毛やヘアピンをせき止めていたのが原因と考えられました。
ちょうど下向きL字の狭くなる部分でパンパンに膨らんだホースは今回の作業ですべて交換させて頂き、更にはホースも長いまま取り付けておられたものを、洗濯パン内でも流れが滞らないように取り回しを簡素化させてこの度の洗濯つまりトラブル対応は終了となりました。
時として冷却ジェルやおむつなどに使われる高分子ポリマー材は排水したように見えても引っかかってしまうと、そこで猛烈に膨らみ排水を阻害してしまいますので予めご注意願えると幸いです。
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