東根市、屋外排水のつまりの修理

朝一番、東根市のお宅より「庭の排水管から水があふれている。」というお電話をいただきました。庭の排水管が破損しているのかもしれないと急いで工具類の準備を整え、東根市のお宅へ向かいました。
東根市はさくらんぼで有名な町で、シーズンにはサクランボ狩りのお客さんで賑わいます。現在はシーズンではないため観光客もすくなくすいすいと向かいます。
お電話をいただいたお宅は東根市の南部、山形空港に近い場所にある戸建て住宅でした。
到着後、ご依頼者間にお話を伺います。「玄関わきにある排水桝から水が溢れている。洗濯機の排水をすると泡が出てくる」とのこと。
早速、その排水桝を確認します。排水桝は鉄格子の蓋です。蓋を開けてみるとゴミは多少つまっているもののつまっている感じはありません。この排水桝は、洗濯場と洗面台、浴室、散水栓の排水が集まっているとのこと。ここから上流の排水に問題はないようなので下流を調べます。排水桝から出た排水は、汚水桝でキッチンの排水とトイレの排水と合流して、公共桝で下水道へ繋がります。
汚水桝の蓋を開けると、こちらも若干のゴミや土砂があるもののつまっている感じまではありません。トイレやキッチンの排水が詰まっていないのでここも問題はないと思われます。
つまりの位置は汚水桝と排水桝の間にあると推測して、汚水桝からパイプスコープを入れていきます。特に破損はありませんでしたが詰まりが見つかりました。何か固形物が詰まっており、そこへ糸くずや髪の毛などが絡まり汚れが溜まっているようです。こうなると流れが悪くなり、さらに汚れが溜まることになります。
今回は距離が短いので排水桝側から高圧洗浄機で洗浄することにしました。
機材を用意して排水桝から入れていきます。一気の汚れやゴミが汚水桝へ流れ込んできます。
念のため、汚水桝から先も洗浄して作業は完了しました。
屋外の排水管には虫などが入り込んで詰まることもあります。太い管では小動物が入り込むこともあります。また、昨今の気候変動で短時間に降る豪雨の影響で落ち葉や土砂、泥などが流れ込むこともあります。
屋外の排水管も夏前など、大雨のシーズン前や大雨のあとには点検することをおすすめします。自分でできない、異常を発見した場合は、お気軽に専門業者にご相談ください。
ちなみに今回の詰まりの原因となった固形物はプラスチックの小さなキャップでした。浴室か洗面所から誤って流してしまったのでしょう。