有田市内のお宅に伺いトイレつまりを解決

有田みかんで有名な有田市は和歌山県中央部の紀伊水道沿いに面し、黒潮洗う温暖な気候が特徴の自然豊かなエリアです。市の中央を有田川が東西に流れ、その周辺に市街地や住宅地が広がっており、日々巡回しトラブル対応に当たっています。
初夏の海風が心地良い5月上旬、受付を通じて突然トラブル解決の依頼が舞い込んできました。出勤直後で少々面食らいましたが、電話を代わり事情を伺うと「朝排便の直後にトイレつまりが発生してしまい、解決出来ずに困っている。骨折治療中で利き手を上手く使えず、ラバーカップをまともに扱えないので直して欲しい」との事。喫緊の様子でしたので急ぎ準備を整え、現場へと向かいました。
有田川を渡って5分程走り到着したのは築30年程のこじんまりした2階建て住宅。案内されたお客様によると、トイレ自体数年前にリフォームを行っており新しく、高圧を掛けても大丈夫と判断。またつまった異物の内容もトイレットペーパーと汚物のみでほぼ間違いなく、安心してローポンプを投入出来ました。
比較的柔らかく水溶性の異物が対象であればローポンプを用い、一気に加圧・破砕し押し流す対応で解決可能です。先ずは洋式便器に溜まった排水を作業可能な程度まで除去し、次いでローポンプの口を便器の排水口に強く押し当て、上部のレバーにゆっくりと力を入れストロークします。最初は硬くびくともしなかった異物でしたが、数分程すると少しずつ砕けて奥へと流れる感触が伝わり、10分を過ぎると完全に水が通る様になりました。水位が完全に下がったのを見計らい改めて排水すると、今度はスムーズに流れていきます。周囲を点検し異常無き事を確認した後、養生の撤去と清掃を行い作業は完了となりました。
最初は慌て気味だったお客様もようやく落ち着きを取り戻し、安堵の表情を浮かべお礼の言葉を掛けて下さいました。今回の様に、特殊な事情により自力で解決が難しい場合、速やかに水道修理専門業者を呼び解決して貰うのがベストです。