氷見市の住宅に急行し急なトイレつまりを解決

富山県氷見市は能登半島の付け根に位置し、鰤等の漁業が盛んです。また漫画家・藤子不二雄Aさんの出身地としても知られ、市内では関連のテーマパークが人気を集めています。
急なトラブル解決依頼があったのはまだ暑さの残る9月中旬。事務所から午前巡回に出掛ける丁度良いタイミングで依頼電話が掛かってきました。お客様は急なトイレつまりで困っているとの事。車を飛ばし、市内南部にあるお宅へと急行しました。
山間の住宅街にあるお客様のお宅は築20年程の和風2階建て。玄関に出てきた奥様に案内され1階奥のトイレに入ると、今にも汚水が溢れそうな洋式便器が目に飛び込んできました。「便座に落ち着き用を足したら、周囲にトイレットペーパーが全く無い事に気付いた。家族は全員外出しており頼もうにも頼めず、仕方なく戸棚にあった掃除用のウェットペーパーを使ったらいきなりつまってしまった」との事。原因がはっきりしている上に頻繁に経験しているパターンでしたので、ある意味安心して作業に取り掛かれました。
つまり具合を確かめるべく、支障のない程度まで汚水を除去し真空ポンプを挿入、レバーを何度か押し込んでみましたが想像以上に固くつまっているのか反応は鈍く、このままでは時間が掛かりそうなので低圧ポンプを投入しました。
圧力が非常に高いこれらのポンプは、注意しないと配管を痛める可能性もあるのですが、幸いお客様の設備は新しく心配は無し。数分程レバーを動かし続けた結果急に抵抗感が消え、水位も元通りになりました。排水しても滞りは一切無く破砕・貫通は無事完了。短時間で直ったトイレを見て、当初慌て気味だったお客様もひとまず胸を撫で下ろしていらっしゃいました。
洋式便器に不溶性の紙を大量に流すのは危険です。排水口が狭くデリケートな為つまってしまうリスクが高く、程度によっては解決に時間が掛かるケースもあります。手の届く範囲にトイレットペーパーの予備を大量に備えておく事、また解決不可能なら素早く修理業者に相談する意識付けが大切です。