東京都新宿区の雑居ビルで洗面所の水漏れに対処しました
春先のまだ肌寒い時期に東京都新宿区にお住まいのお客様から洗面所の水漏れについてのご相談をいただきました。寒い時期ですと水回りのトラブルは余計に深刻なものとなります。ご相談くださったお客様のお住まいは新宿の雑居ビルの上層階でした。下の階はテナントとして貸し出されており、上階の一部が住居として使われているという状態でした。洗濯は全てその階の洗面所に備え付けられている洗濯機で行うとのことでしたので、洗面所が使えなくなってしまうと影響は大きくなります。早速現場にうかがってお客様から話を聞いたところ、どうやら水漏れの原因も洗面台ではなく洗濯機の方にあるようでした。実際に目で確認させてもらったところ、排水ホース辺りに問題があり洗濯排水詰まりを起こしているのが見受けられました。しかし更に詳しく調べてみないことには原因を断定するのは危険です。お客様とその時点で見積もりなどについてもお話させていただきましたが、実際に調べてみないことには正確な見積り金額を出せないことを正直にお伝えしました。幸いにもご理解をいただけましたので、早速排水ホースと排水溝の調査を開始しました。排水回りは洗濯の際に出る糸くずや異物によって詰まりを起こすことがよくあります。簡単なものであれば手作業で掃除をするだけで解決するのですが、どうやら本体を設置してから相当な年月掃除をされていなかったとのことで、内部の詰まりはかなり厄介になっている予感がありました。洗濯機の位置を少し動かし、排水パンに設置された排水トラップを慎重に取り外します。排水トラップは汚水が逆流してこないように堰き止める役割も持っていますから、ここを外すと家の中にまで嫌な臭いが上がってきてしまうことがあります。通常はお客様にお願いして換気をしてもらうのですが、下がテナントになっている建物なので臭いが広がるのは避けたいとのことでした。そのため、多少の臭気には耐えながらの作業となりました。見立ての通り、水漏れの原因自体はやはり洗濯排水の詰まりによるものでした。ただし、詰まりを掃除したとしても一時的に水漏れが収まるだけで排水の流れそのものを改善しないことにはまた同じようなトラブルが発生することは明白です。そこで念入りに掃除を行ったあと、排水回りのホースやトラップなどを交換することになりました。費用はそのぶんかかりますが、お客様にも賛同をいただけたので丁寧に交換作業を進めることができました。全ての作業を終えると外はすっかり夜でしたので、もう大丈夫だろうと換気を行い現場を後にしました。
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