原因がよく分からないのに、洗面台の水が流れなくなってしまう
何から手を施せばよいのかパニックになってしまいます。今回は武蔵野市のお客さまのお住まいで、洗面 詰まりを修理した体験談を紹介させていただきます。
◇江戸野菜・うどの産地、武蔵野市
古くから江戸の台所として賑わってきた武蔵野市。おいしい特産物が沢山ありますが、近年人気がジワジワ上がっているのが武蔵野のうど。武蔵野市内を車で走っていると、収穫したばかりの香りの良いうどを見かけることがあります。白くてツヤツヤした実は、まるで宝石のように艶やかです。他の街ではあまりお目にかかれない、立派なずうたいのうどと出会えます。農家さんの頑張りがあらわれている、素敵な街です。
◇うどの販売所近くのお客さまのご自宅へ
武蔵野市の近くをパトロールしていたところ、1本の電話。「洗面所の水が詰まって困っているので、至急お願いします」とのお声でした。うどを始めとした農産物が販売されているお店から、車で約6分の距離にある歯医者さんにお邪魔しました。
詰まっているのは待合室に置いてある洗面台。金属製のパイプがSの字に付き出している、ややレトロなタイプの洗面台です。少量の水を流してみたところ、水が押し戻されてしまう状態。何かが奥につかえているようです。排水のトラップを外し、奥のパイプにトーラーと呼ばれる器具を差し込んでいきます。トーラーは私たち業者がよく使う掃除アイテムの1つ。細かな汚れをえぐってくれるので、器用に使えば詰まりの改善に役立ってくれます。トーラーを差し込み、くるくると回転させさらに奥へ。何度か同じ作業を繰り返していくとかたい感触がありました。
上に引っ張りあげてみると鼻につく嫌な臭いと一緒に、歯間ブラシや髪の毛などが出てきました。歯医者さんにやって来た患者さんが、歯のお手入れをしているうちに色々な物を落としてしまったようです。髪の毛も大量に入っているようだったので、髪の毛を溶かす強めの洗剤も投入。薬剤がよく効いてくれたせいか、先ほどの悪臭も少しずつ消えていきました。ゴシゴシ、網目の粗いブラシでこすったあと、水をもう1度流してみると、今度はようやく詰まりが解消されていました。額に汗かく作業でしたが無事に仕事が終わり、心底安心いたしました。歯医者の先生にも「助かりました」と言っていただき嬉しくなりました。
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