小平市の風呂詰まり
今回私がお伺いをさせていただきましたのは東京都小平市にお住いの40代会社員様宅。お話によると先月移転に伴い埼玉県の方から引っ越しをされたらしいのですが、住み始めた時からお風呂場の排水があまりうまくいかず、入浴を済ませた後はいつも足元に水がヒタヒタと残ってしまう状態が続いているようです。
連休中にどうにかしてほしいとお客様たってのご希望でしたので、ご連絡を頂いたその日のうちに訪問をさせていただくことになりました。
到着するとそこはBS中央通りに建設された集合住宅で、お若い奥様がお出迎えくださいました。すぐさま現場調査に移行すると、今朝方朝シャンで利用されてというバスルームの床には2センチほどの水位で水が溜まってしまっていました。
どうやらバスタブに残ったお湯を捨てると洗い場側の排水溝より少しずつ逆流が生じてくる様子。
そこで排水溝の部品を一個ずつ分解していくと、中からはまるでホラー映画を観ているのではないかと思わせるほどの黒くて長い髪の毛が・・・奥様はびっくりして思わず声をあげていましたが、実はこの現象珍しくはありません。
というのももともと集合住宅等に使用されている排水金具は定期清掃を前提に製造されているものがほとんどで、それを知らずに使用を続けてしまうと今回の様に少量ずつ髪の毛やアメーバなどの細菌が蓄積し、大きな塊を形成してしまう物なのです。
原因が分かれば対処は比較的簡単で、専用に加工を施した針金でそれらの汚れを綺麗にこそぎ取った後は水酸化カリウムを流し込んで洗浄すればすぐさま解決してくれます。
幸いな事に今回のトラブルは全て比較的近い場所で発生していましたので、それ以上の本格的な対応を必要としませんでした。
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