北区の参考施工事例詳細

お風呂場の水漏れ、原因は混合水栓の劣化でした

今日の夕方におうかがいしたお宅は、新河岸川にほど近い東京都北区の住宅や町工場、倉庫などが立ちならぶ一角にある、築年数は20年くらいの戸建て住宅。
早速、インターフォンに来訪をつげると、中からは女性が出てこられました。そして、詳しく不具合のお話をお聞きします。
こちらのお宅は、ご主人と奥様、中学生の娘さんお二人の4人家族。上の娘さんが、学校から部活終えて帰り、汗を流そうとシャワーを浴びたところところ、止水不良がおきたというお話です。その後、シャワーを浴びて蛇口を止めたところ、最初より水漏れが酷くなっており、浴室の床を濡らす状態に。奥様が帰宅して、その旨を聞き確認したところ、浴室の蛇口からは水が吹いているくらい漏れていたとのことで、当社にご連絡となりました。
詳しいお話を聞き浴室へ向かいます。浴室は建物1階にある、よく新興住宅地の建売住宅にある感じの浴室です。
早速水の漏れている蛇口を拝見。温度調節機能が付いたシャワー付混合栓でした。水は温度調節機能のダイヤル付近からかなりの勢いで漏れていました。建物の外へまわり給湯器の元栓を閉めました。しかしながら漏水は止まりませんので、暫くはご不便をお掛けしますが、こちらのお宅の水道の元栓を閉めさせていただきました。
蛇口からの漏水が止まりましたので、作業に取り掛かります。施工業者さんがきっちりと取り付けていたので、少々堅かったのですが、水栓本体を取り外して分解しました。内部の温度調節部分の部品が経年劣化で交換が必要。ですが温度調節部分の部品はすぐには手に入りませんし、型番が古くメーカーにも在庫があるか不明。そして何より、水栓全体が古いため、部分的な修理では再発してしまう可能性があることをお伝えしました。聞けば、お宅へ越してきたときからパッキンはおろか蛇口をメンテしたことがないとのこと。さすがに水栓は金属部品で経年に強いといっても、中の部品は金属じゃないし、熱湯に毎日晒されているので劣化してしまいます。その旨もご報告したうえで、混合水栓を交換する事をご提案。しばらく考えられてご承諾をいただきました。
交換作業自体は簡単なものです。ただ在庫に不安がありましたが、ご用意できましたので手早く交換作業を行います。最後に元栓を開放。給湯器の元栓も開放。給湯器を立ち上げて出湯を確認。お湯の量、水の量、温度調節が機能しているかを確認します。異常がないのをチェックして作業は終了しました。
サーモスタットのある混合水栓は、経年劣化により内部の防水やパッキンが破損してしまいます。そうなると水漏れを起こしますので、定期的にチェックする事をおすすめします。

 

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