東久留米のバス詰り
東久留米市は緑が多く、きれいな川が流れていて、とても都内の住宅街とは思えない環境のよい街。車で走っていても、田畑や公園の木々、お家の庭の木々が多い。
今回のお宅は、木々に囲まれた大きなお寺やきれいな川が流れる住宅街の一角。築年数が古そうな一戸建て。お庭もあり、代々、この辺りで住んでこられたようです。
ご依頼は、「お風呂が詰まった」とのこと。
連絡をいただいてから30分ほどでお宅に到着できました。こちらは3世代の住む6人家族。お祖父さん夫婦と息子さん夫婦、そして中学生のお孫さん2人。この寒い時期にお風呂が詰まって使えないと大変と、慌ててご連絡をいただいたとのことでした。
早速、現場へ案内していただきました。浴室は古いタイプで、ユニットバスではありませんが、一度リフォームされたようで、追い焚き機能のついた1600のバスが設置してありました。詳しい事情をお聞きすると、今朝、風呂掃除のためバスタブの残り湯を流しても流れにくく、洗い場の排水口からも流れにくいうえ、逆流している感じとのこと。
お客様にお話を聞きながら、状況を把握します。多くの場合詰まりは髪の毛や石鹸、誤って流したスポンジやかみそりなどですが、こちらもそうだろうと調べてみましたが、どうもそんな感じはありません。そもそも、石鹸やかみそり、スポンジなどは流れるほど排水口の開口部は大きくありません。
バスタブの排水部から誤って流れそうもありません。
そうすると、髪の毛などが詰まっていると考えられます。女性がお母さん、お嫁さん、お孫さんと3人もおられるので充分考えられます。
しかし、お話を聞いてみて髪の毛だけではないのではないかと考えるようになりました。水の流れが悪くなった当初、息子さんがパイプクリーナーで数回、洗浄したそうです。ですが、あまり効果がなく、今朝、急にひどくなったそうです。
風呂場の周りを確認します。風呂場の外には風呂場と洗面所からの排水を集める升が設置してあります。そこで、ワイヤートーラ―をこの外の升から入れてみる事にしました。
何かに当たる感じがするので、今度は浴室の排水口から入れてみました。すると、すんなり溜まっていた水が吸い込まれるように流れだしました。
外の排水升を見てみると大きな木片とゴミが貯まっていました。ゴミはわかりますが、なぜ木片が。どうやらこの木片が詰まっていたようです。
奥様とお嫁さんに状況を説明、木片をおみせすると一様に驚かれていました。
取り敢えず、修理は完了しました。排水管も確認したところ異常は特に認められませんでしたので、完了を報告して撤収となりました。
寒い時期に銭湯に行かなくてすんで助かったと喜んで頂けました。
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