用を足そうと思ったら、さっき流したはずの水が流れていない…。
汚物がうまく流れないと、悪臭の源になってしまい不衛生さが気にかかります。今回はトイレの気になる詰まりを解消したケースを紹介いたします。
◇不意に起こる、トイレの詰まり
最近のお困り例でよく聞かれるのが、トイレの詰まり。「新品に替えたばかりなのに、いきなりトイレが詰まってしまった」という声もちらほら聴こえてきます。実は古い・新しいに限らず頻繁に起こります。近年は節水型のトイレが増えてきて、水をあまり流さなくて済むエコなトイレが多くなってきているようです。こうしたトイレの場合、流す水の量は少なくてすむのですが、使い方によっては詰まりの頻度が高まってしまうことも。予期せぬタイミングで汚物がストップしてしまうので注意が必要になります。
◇お手洗いのトラブルでお困りの、お客さま宅へ
今回は東久留米市のお客さま宅に、お伺いさせて頂きました。お子さまが4人もいらっしゃる、ビッグファミリーのお宅です。ちょうど学校が終わった時間だったらしく、玄関先にはお子さまたちの運動靴。トイレ修理をしているときも背後から「頑張って！おじさん！」と声をかけてくれました。
お母さまのお話だと、パート先から帰ってきた14時くらいの時間から詰まりが発生しているとのこと。お子さんが多いので、早いうちに元通りにして欲しいというご依頼でした。トイレの蓋を開けると、流しきれなかった大量のトイレットペーパーと水が9割くらいまで、あふれきっている状態。ひしゃくで水をバケツにすくいだし、つまりの解消をはかっていきます。トイレの中はU字型の構造になっています。一部が細くなっているので、この部分に汚物やトイレットペーパーがたまると、水の流れがストップすることがあります。真空式のパイプクリーナーを取り出し、まずはパイプの内部の汚れを吸着。クリーナーを押したり引っ張ったりして、再度汚れの層に隙間をつくっていきます。何度か繰り返していたところ、シュルシュルという渦の音がして、便器内の水が吸い込まれていくのが分かりました。レバーを押して新しい水を流してみると、今度は順調に水が流れていきました。
作戦は無事、成功です。お住まいは築6年になる新築マンションとのこと。お子さんたちのガッツポーズも見れて、とても嬉しかったです。
※画像をクリックすると大きい画像でご覧いただけます。
[記事一覧を見る]
