東京都千代田区の店舗及び住居の洗面台詰まりによる水漏れ修理
今回、ご依頼をいただきましたのは東京の真ん中、千代田区のお宅。千代田区は会社やビルが多いので、普通のお宅は簡単に見つかるのか少し心配。神田駅の東側、岩本町周辺のお宅を発見してほっとしました。ご依頼のお宅は、一階が店舗で上の階にお住まいの店舗兼住宅の鉄筋コンクリート造のお宅。
来訪を告げたところ、若い奥様が応対に出て下さり。事情を聞くと、洗面台のある床面に水が溜っていて、どうやら洗面台から水漏れしているようだとのこと。
ことらのお宅は、3世代6人家族で、中学生の息子さんが昨日の朝気付かれたそうです。洗面台は3階とのこと。
早速、洗面所へ案内いただき調査を開始しました。洗面所は浴室の前に設置されており、脱衣所と兼用になっています。床面を見たところ水は溜まっていません。洗面台を調べましたが、洗面台の流し部分には傷や割れはなく、ひとまず安心です。洗面台が割れていた場合は最悪、洗面台そのものを交換しなければならなくなり、費用も高額になります。蛇口も異常なし。つづいて洗面台下のキャビネットを許可をいただき、中のものを出して調べます。
まず給水系を確認。こちらは水とお湯の二系統の配管がありましたが、どちらも水漏れはしておりません。どうも給水系ではないようです。
排水系の水漏れは、水を流してみないと分かりません。水を流してみます。最初はどこからも漏れていなかったのでしたが、暫くすると、配管の継ぎ目の複数個所から水が漏れだしてきました。水を止めてもすぐには止まらずでした。
もう一度流すと、どうも水の流れが悪く、スムーズに流れないため、トラップ管周辺から水が溢れている様です。
原因が分かりましたので、配管を外してみます。中に溜っていた水を捨てると、一緒に髪の毛か糸くずの塊のようなものが出てきました。よくよく見ると中心部には髪を留めるピンがありました。どうも髪留めのピンを誤って流したのでしょう。そこへ髪の毛や糸くずなどが絡んで大きくなったようでした。それが水の流れを妨げていたところ、排水パイプにも汚れが付着して流れ余計に悪化させた様です。水の流れ悪くなったため、継ぎ目に負担が掛り、劣化していたパッキンの部分より漏れていたみたいです。
修理の方針は決まりました。奥様に状況と修理方法説明。費用も説明したところ、予想より費用が安かったのか、不安な雰囲気から一転、許可をいただきました。
まずはパッキンの交換。これは簡単に済みました。つづいて、配管の清掃。トラップ管も外して中を洗浄しました。
全てを元通りに戻して、水を流してきれいに流れる事を確認。水漏れもない事をしっかりと確認して作業を終了。
今回は早めに水漏れを発見して修理したので大事にいたりませんでした。2階以上の漏水の場合は、下の階へ被害が拡大する場合もあり、放置する事は危険です。
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