あきる野市での日常
自宅で温泉気分に浸れるのが、あったかお風呂です。特に外の気温が低い真冬のシーズンは、バスルームにトラブルがあると、ほとほとに弱ってしまいます。今回は「浴室の水漏れで困っているお客さま」のお宅に伺った事例を紹介します。
浴室は湿度も多く、水分がたまりやすい空間です。丁寧に掃除をしていたつもりでも、あまった水分がタイルの壁や浴槽のすみにたまり、カビの根源になってしまうことがあります。よく水を使う場所のため、多少の水漏れが起こっても異変に気付きにくい箇所です。
今回点検と修理のご依頼いただいたのは、市街地に立つ一軒家にお住まいのお客さま。「深夜帯など静かな時に水のポトポト零れる音がするので、気持ち悪いから早く見に来てほしい」とのお言葉でした。要因は不明ですけど、漏水の可能性がする…。こんなときに悪い予感は当たるものです。
さっそく築20年になる戸建を見させてもらい、シャワーヘッド・タイル壁・浴槽・排水溝などを確認しました。「もしや、この位置かも…？」と最後に思ったのは、天井に付いている換気扇。5分から10分ほど見ていると、たしかにポトポト雨の滴るような音と滴がもれてきています。
・冬は特に起こりやすい、風呂場の結露
希に本体が壊れている場合もありますが、多くは結露によって換気扇から水が滴り落ちてくることがほとんどです。さっそく換気扇の周囲にあるネジを外して、内部をチェック。ダクトの管が曲がっていたので、元の位置に戻させてもらいました。あわせて断熱材が巻かれていない状態だったので、ダクト周りに断熱材を巻いて、結露が起きにくいように修正させてもらいました。
また見逃しやすいのが、換気扇の内部にたまったホコリ。ホコリがたまってしまうと、ホコリ本体がスポンジのように膨らんで水をため込んでしまい、不快な水滴を生み出してしまうこともあります。専用の器具で丁寧に掃除して、修復しました。
・気持ち良いバスルームへ
すべての工程を終えたら、今日の施工は完了です。お客さまに確認してもらうと「確かに音はもう出ないね、これでぐっすり眠れるよ」とおっしゃってもらいました。
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