トイレの水漏れを15分で解決、お母様とお子様に喜んでいただきました
午後の最初の現場を終え、会社に戻っている途中、携帯電話から着信音が聞こえました。車を安全な場所に停めて画面を見てみると会社からの連絡で、折り返し電話をかけたところ、真っ直ぐ佐野市の現場に回ってほしいということでした。トイレの水漏れが発生したようで、急ぎの修理のご依頼が入ったようです。スケジュール的に問題が無かったことと、住所が今いる位置からすぐ近くだったことから、すぐに方向を変え、お客様が入居されている8階建てのマンションに向かいました。会社からの電話によると、お客様は5階にお住まいのようです。
お電話をされてから5分もかからずに到着したからでしょう、お客様に玄関でご挨拶を済ませると、あまりに早い訪問に驚かれていました。お客様は30代後半くらいと思われる女性で、すぐ近くで男の子がしょんぼりした表情で立っていました。お話によると、5歳になったばかり男の子がトイレから泣きながら出てきたそうです。お客様が理由を聞いたところ、トイレのタンクの水が流れたままになってしまい、いつまで経っても止まらないということだったそうです。悪戯をしたわけでもなかったそうですが、自分のせいだと勝手に思い込んでしまっていたようでした。トイレに案内していただき点検をした結果、タンクの中のフロートバルブの劣化が激しく、水の流れを制御できなくなっていました。そのせいで、便器内にチョロチョロと水が流れ続けていました。フロートバルブは消耗品なことから、ある程度の年数が経つと交換が必要です。お話を聞くと、一度もメンテナンスをされていないようでしたから、寿命だったのでしょう。決してお子様の責任でないことをお話すると、お母様は反省され、お子様は少し安心したようです。
状況を説明させていただき、部品の交換で水漏れが解決することをお伝えすると、お母様よりも男の子がホッとした表情をしていました。何度も経験している作業でしたが、鎖の細かい調整に少し手こずり、目標にしていた時間ギリギリまでかかってしまいました。それでも15分程で完了できたのは、上出来でしょう。お客様は早くても1時間は覚悟されていたようで、作業が終わったことをお知らせすると、とても喜ばれていました。少し離れた所から作業をずっと見ていたお子様は、満面の笑顔になり、拍手をしていました。
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