トイレの水漏れを20分程で解決、お客様から喜ばれました
昼食を終え、道具の手入れをしていると1本の電話が入りました。70代と思われる女性からで、気が動転されているご様子でした。詳しくお話を聞いたところ、朝からトイレのタンクの水が止まらなくなっているようで、便器内にチョロチョロと水が漏れているということでした。以前にも何度が同じ状況を経験されていたようですが、しばらくすると水が止まったことから、そう心配はされていなかったそうです。それが今回は、いつまで経っても状況が変わらなかったことから、不安になって修理依頼のお電話をされたということでした。できるだけ早い訪問をご希望されたので、すぐに向かうことをお伝えし、お住まいのマンションに向かいました。ご住所は、プライベートでもよく訪れている清水市葵区でした。江戸時代初期に徳川家康公が大御所として入府、江戸をしのぐ首都機能を有して以降も発展を続けている地域です。史跡や文化施設が点在しているほか、魅力的な商業施設も軒を並べ、春には静岡まつり、夏には安部川花火大会など、家族サービスの定番にもなっているイベントも開催され、年間で6度以上は出向いています。
土地勘があり、教えていただいた目印もすぐ分かったことから、電話を切ってから20分くらいで到着することができました。玄関でご挨拶を済ませ、すぐにトイレに案内していただき点検をしたところ、タンク内のフロートバルブの劣化が水漏れの原因なことが判明しました。この部品は消耗品なことから、数年に一度は交換が必要です。お客様のお話によると、8年前にご主人が亡くなられてから、一度もメンテナンスをされていなかったようですから、寿命がきたのでしょう。ただ、丁寧に使われているからでしょう、他の部分は修理の必要がない状態でした。
状況を説明させていただき、部品の交換で水漏れが解決すること、作業は30分程度で終わりそうなことをお伝えすると、かなりホッとされたようです。後から聞いたお話によると、トイレの交換を覚悟されていたようですから、安堵されたのも当然でしょう。作業は鎖の調整で少し手摺ったものの、お伝えしていた時間よりも10分くらい早く完了しました。お客様に立ち会っていただき、何度か水を流して問題がないことを確認し、一件落着です。お客様は、もっと時間がかかると思われていたようで、とても喜ばれていました。
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