浜松市北区の住宅に急行し急なトイレつまりを解決

静岡県西部にある浜松市は太平洋岸の平野部や丘陵地に市の中心部が発展する一方、ウナギで有名な浜名湖や天竜川の清流を始め、自然豊かなエリアでもあります。またヤマハを始め数多くの楽器メーカーが市内に拠点を置いており、楽器の街としても有名です。
秋風が心地良い10月中旬某日、昼休憩を終わり午後巡回へ向かおうかというタイミングで修理依頼の電話が掛かってきました。お客様は浜松市北区の一軒家にお住まいで、親子3人という家族構成。20分程掛けお宅に到着すると早速奥様が現れ、2階奥のトイレへと案内して頂きました。築5年弱というお宅は内外装共に新しくトイレもピカピカの状態。ただ便器内は排水が完全につまり今にも溢れそうな状態となっていました。
「ちょうどトイレットペーパーを切らしたタイミングで催してしまい、トイレに駆け込んだものの、代替になる紙が清掃用のウェットペーパーしか無く、纏めて流したら突然つまってしまった」との事。排水出口が狭い洋式便器にありがちなトラブルで、解決経験やノウハウも十分あった為逆に安心しました。これがスマホ等の電子機器が原因となると作業が途端に面倒となってしまいますが、純粋な紙つまりであれば真空ポンプやローポンプの投入で解決可能となります。幸いにもお客様のトイレは大変新しく、過度な加減圧で破損・水漏れ等が起こるリスクがほぼ無いというのも助かりました。
先ずは軽い養生の後、作業し易い様にある程度排水を抜き備え付けのラバーカップを試してみました。しかしお客様の言う通り効果は全く無し。当初の予想以上に異物は固そうでしたので、思い切ってローポンプを用い一気に押し流す事にしました。便器の排水口にポンプの先をしっかり当て、力を入れレバーをストロークさせると10分程で手応えが消え破砕と流去を確認。すると水位も元通りになり、排水もスムーズに流れる様になりました。
養生を取りクリーニングの後、お客様立ち合いの元作業の仕上がりを確認。汚水が全て消え快適さを取り戻したトイレを見て、奥様も安堵の表情を浮かべておられました。トイレに紙を流す際は、水溶性である事を必ず確認して下さる様お願い致します。