草津市の一軒家に急行し異物由来のトイレつまりを解決

草津市は大津市や京都からも比較的近く、また琵琶湖に面した平地が大半を占める事もあって市内には大規模な市街地や住宅街が発展しています。私達も主にこれらのエリアを担当していますが、人員不足の際は隣接する大津市や守山方面へ急行する事もあります。
初夏の風が心地良い5月の連休中、シフトで休めず市内を巡回中トラブル解決依頼を受けました。受付によるとお客様は市南部の住宅街にお住まいで、内容はトイレつまり。どうやら誤って大きな異物を流してしまった様でした。営業車を急ぎ走らせ築10年程の洋風2階建て住宅に到着すると、既にお客様が玄関の外で待っておられました。
詳しく聞くと「自宅は数年前に建て替えたばかり。今年は久しぶりに遠方から娘夫婦が帰省し楽しくやっていたのだが、幼い孫が持ってきた玩具をトイレに流してしまい大変な事になってしまった」との事。おおよその事情を掴みつつトイレに案内されると、排水が溢れ、周囲が一部水浸しとなってしまった洋式便器が目に飛び込んできました。
流してしまったのは比較的柔らかなソフビ人形の模様。柔らかい素材の異物は排水溝にガッチリ嵌り易い反面外部からは容易に掴める事、また排水口が広く大きな用具を挿入出来る事から、マジックハンドを用い慎重に除去する事となりました。便器や配管を傷付けたくない為、事前にファイバースコープを挿入し位置や状態を確認。すると場所は比較的手前で嵌り具合が緩く、また絡まっている紙も少ない事が分かり、段取りはかなりスムーズに進められそうでした。
慎重にワイヤーを挿入して爪を開き異物に押し込むと、しっかりとした手応えあり。そのままギュッと閉じじわじわと引き抜いてくると、トイレットペーパーが絡まった赤いソフビ人形が姿を現しました。これらは大事に消毒・清掃した後お孫様へ返却し、再度便器周りを点検。他に漏れやつまり等の異常が無い事を確認し、全体を清掃し仕上がりをお客様に確認して頂きました。お客様も短時間でトラブルを解決出来大変喜んでおられる様子。場が和んだところでアドバイスを幾つか行いお宅を後にしました。
異物のサイズや形状によっては更に奥へと流れ、排水管に達してしまうケースもあります。そうなると便器の取り外しが必要となる為、今回は手前で止まって本当に助かりました。