修理依頼の第一報は、お客様からの電話。
ここで、どんな内容の水道修理を必要としているのかをだいたい聞き出すのが大事だ。
でも、最近は年配の人からの依頼や問い合わせが多くて、ちょっと苦労することもある。
例えば、吉川市の案件。
おじいちゃんが電話口で困っていることはわかった。
洗面台に問題が発生したことも。
ただ、一方的に話すのでこちらの質問にはあまり答えてくれない点が困りもの。
水漏れしているようなのだが、どこからが伝わらない。
場合によっては部品が不足していると治らないので、準備だけはしっかりとしていきたいのだが、電話で聞き取りができないと困ってしまう。
聞くと、おじいちゃんとおばあちゃんの二人暮らし。
こちらが聞きたい情報を説明してくれそうな若い世代の人はいない模様。
でも、きっと心細い思いをしているだろうから、とにかく駆け付けなければ。
とりあえず教えてもらった住所に行ってみたら、庭先でおじいちゃんとおばあちゃんが待ち焦がれていた。
こういう時は、本当に頼りにされているんだと嬉しくなる。
現場は、洗面所。
洗面台の下の収納部分に使用している場所が、気付いたらじめじめしていてカビだらけ。
よく見ると給水管の接続部分がじわーっと濡れている状態。
今は気温が高くないからいいけど、このまま夏場を迎えたら異臭がしてくるレベル。
カビは健康に悪いし、このくらいで連絡をもらえてよかったかなと。
これはよくありがちな、給水管と止水栓を繋いでいる部分のナットが緩んだことが原因のトラブルで、キュッと締めて他に問題がないか確認をすれば終了。
余りにも簡単に終わってしまい、その割には感謝されまくったので、ついでにカビの部分を簡単に清掃して完了。
この地域は意外にお年寄りだけが住んでいる家が多くて、同じような案件が多発中。
こういうシンプルなトラブルって、放置しがちになっちゃうんだよね。
水漏れが重症化して、大ごとにならないうちに連絡してくれると助かるんだけどなあ。
でも、今は変な業者がいるから迂闊にアプローチすると怪しまれそうなので、一年に一度くらいは無料の点検依頼を勧めておきました。
※画像をクリックすると大きい画像でご覧いただけます。
[記事一覧を見る]