埼玉県吉川市のお客様から「水の流れが悪くトイレが詰まってしまう」とご相談がありました
完全に詰まるというよりは、度々流れなくなるので、その度にラバーカップや洗浄剤を使って対処しているが、どんどんその頻度が多くなっているそうで、近々泊りの来客があるのでちゃんと直したいということでした。約束の時間より少々遅れてしまいましたが、1時間程度で訪問することができました。
吉川駅に近いマンションで、駅前にナマズのモニュメントが設置されているのが印象的でした。吉川市は古くからなまずが名物で現在の養殖されていて川魚料理屋さんが多くあります。お宅はマンションの2階で閑静な住宅街です。築13年経っていてトイレのリフォームはされていないということですが、きちんと手入れをされている状態でした。
状況をぱっと見た目では特に詰まっている感じはありませんでしたが、便器内に水を流してみると明らかに水量が少ない状態でしたので、タンクの蓋を持ち上げて中を点検してみると節水の為かペットボトルが入れてあって、水量調整ができていないことがわかりました。
これは取り出しましたが、浮き球の取付具が変形しており、もとに戻そうとしてみましたが、劣化で亀裂が入っていて交換する必要があると判断しました。
TOTOの標準品で持参しているもので合いそうでしたので、すぐに作業にとりかかりました。修理はほんの20分程度で完了しました。
確認の為レバーを引いてみいると勢いよく気持ちいいほどの水がしっかりと流れていきました。
お客様は「奥で何か詰まってしまっているとばかり思っていてまさかタンクに問題があるとは思わなかった、誰がいれたのでしょうね??」とおっしゃっていました。
水流が悪くても、自宅のトイレだとそれに慣れてしまって原因として気づきにくいケースも多々あります。トイレ詰まりの事案では、便器の奥や配管に流したものが詰まっているケースが多いのですが、なかには今回のようにタンク内の原因があることも珍しくはありません。特に詰まるというよりは、流れにくい…といった場合にはすぐにご相談いただけたらと思います。
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