さいたま市浦和区での作業中に新規のお客様から私の携帯電話に連絡が入りました
とても切羽詰まった様子で、「トイレが水漏れするので直してください」と悲壮感さえ漂うような感じです。
その日は、浦和区での作業が終われば、夕方の上尾市内での作業まではスケジュールが空いていたため、事務所に戻って昼御飯でも食べる予定でした。そんなところに、突然入ってきた仕事のため、私はコンビニで購入したおにぎりを食べながら、連絡をくれたさいたま市桜区の女性の自宅に向かいました。
元来であれば、不具合や故障の具体的な状況を事前に確認してから現場に向かいたいところですが、何せ私が経営する会社は人手が足りず、担当エリアを3人で切り盛りしているため、予定通りに事が運ばないことが多々あります。
でも、普段作業車として使っている車には、一通りの機材や工具、修理に必要な消耗品などが準備してありますので、ほとんどのケースはそれで事足ります。
そうこうしているうちに依頼主の家に到着。場所は埼玉大学の裏側に位置しており、新興住宅と古くから住まいを構える世帯が混在するエリアです。私が呼び鈴を鳴らすと、ものすごい勢いで室内犬が出迎えてくれました。そして、依頼主の奥様が「ご苦労様です」と声をかけてくれます。
挨拶もそこそこに私は、水浸しになっているトイレに案内されることに。見た瞬間に私のようなプロであれば、水漏れの原因と対処方法は思いつくレベルのものでした。
給水管パイプと給水管ホースとをつなぎとめるナットに原因があるのは一目瞭然。依頼主によると、ポタポタ水漏れに気づいた時点でレンチで締めようと試みたが、余計にひどくなってしまったとのことです。どうやら、ナットが摩耗してしまい、交換しなければ水漏れは解消しない状況。
私は直ぐに水道の元栓を締め、ナットの交換に着手。ナットはホームセンターでも購入可能ですが、微妙な違いを見分けるのは素人の方には難しいかもしれません。交換すると直ぐに水漏れは止まり、依頼主も安堵されていました。
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