埼玉県で水もれを発見したときにまずやるべきたった一つのこと
こんにちは。現在、埼玉県エリアを担当させていただいている生活水道センタースタッフです。
昔からよい土壌を持ち、小麦の栽培が盛んな埼玉県では、ここならではのうどんやラーメン、やきそばなどの食文化が根付いています。
ざっと上げるだけでも、岩槻ねぎの塩やきそばや、豆腐ラーメン、ぶっとい麺が特徴の桶川のいなかうどん、逆に名古屋のきしめんもびっくりなほどひらぺったい川幅うどんなど、実に多種多用です。
とくに川幅うどんは、もはやうどんではなくて、一見ワンタンや水餃子などに見えます。でも、漬け汁とうまくからんでなかなかのお味なんですよ。
さて、当センターには毎日メールやお電話などでたくさんの御依頼をいただきます。もちろん、定期的にメンテナンスなどをご契約していただいていて、長いおつきあいのあるお客様などは、だいたい月のおなじぐらいの日に、おなじぐらいのお時間に御連絡くださるので、こちらも
「そろそろ〇〇さんからの電話かかってくるな」
と思ったりしますし、お客様もお客様で、
「あ、いつものやつお願いねー」
といった感じで、まるでなじみの定食屋さんのような会話をさせていただくこともあります。
ただ、やはり一番多いのは、緊急事態に即してSOSを発するべくご連絡くださる方です。
そういった方からは、電話越しにも緊張感が伝わってきますので、こちらもなるべく短い言葉で的確な御指示が出せるように、そして一刻でも早く出動できるように心がけております。
そのような緊急連絡のなかでも、やはりお客様の切迫度が特に高い御依頼は、「水が大量にもれてきた」系です。
これはトイレ、お風呂、キッチンと場所を問わずに、そのまま放置すると大問題となるため、それだけお客様の側からも必死さが伝わってくるんです。
もし、自分に「どこでもドア」があるならば、あるいは分身の術が使えるのならば、すぐにでもお客様のところへ飛んで行って、修理してあげたいと思います。しかし、実状では、やはりどう急いでも最低15分はかかってしまうわけです。
例えば、キッチンの蛇口から水が大量に噴き出してきた。そんなときにやることは、タオルで水を拭いたり、業者を探すことではなく、まずは水を止めることです。
では、どうやって今目の前であふれ出ている水をとめるか。それは、止水栓を見つけ出し、それを時計まわりに回すことです。
ただ、止水栓というものは通常奥まった場所に設置してあるため、意識してみないとなかなか目につかないかもしれないですね。
止水栓のある場所は、トイレならタンクの隣か便器の足元(カバーでかくされていることもあります)、そして台所なら鍋などのしまってある足元の棚の奥、お風呂なら点検口の中などにあることが多いです。
もし、どうしても止水栓が発見できなければ、家全体の元栓で止める方法があります。元栓は家の出入り口の周辺や、集合住宅であればドアのとなりのメーター類が集まった場所にあることが多いでしょう。
そして、もしも止水栓が手で回せないタイプのものであれば、マイナスドライバーなどを使ってまわすとよいでしょう。
とにかく、目の前で水がどんどん出てくると気持ちが非常にあせってしまうのは無理もありません。しかし、止水栓さえ見つけてしまえば、水はとまります。ぜひ落ち着いて対処してくださいね。