5月1日、北葛飾郡杉戸町の一戸建てで仕事がありました
周辺はかなり路地が入り組んでいたこともあり、車を止めるところもなく道順などでかなり困りましたが時間通りに着きました。
お客さんは30代の方で、台所の詰まりを直してほしいとのこと。台所の修理自体は珍しいことではないのですが、今回のケースはいつもとは違った難しさがありました。
台所の詰まりにも色々あってすぐに解消するものもあれば、かなり時間がかかるものもあります。今回のケースも簡単に終わると思ったものの、結局は行ったり来たりで半日もかかってしまいました。
問題は排水管が完全に異物でふさがっており、持ってきていた器具が全く効果がなかったことです。作業を初めて「一体何が何が原因なのだろう」と思っていましたが、お客様も全く検討がつかないらしく、暗中模索でポンプを用いてまずは作業しました。
しかし、真空ポンプも役に立たずで、結局は会社に一度戻って器具を持ってくる羽目になってしまいました。
今回役立ったのがドリグルです。これはウチの会社での愛称で、ワイヤーの先端に固い刃先が付いたものを管の奥底へ回転させながら伸ばして行き物理的につまりを除去するものです。かなり重量級の器具で、一般の家庭で使うことはほとんどありません。しかし、今回のケースのようにかなり奥底まで異物が達している場合にはこうしたこの器具でないと対処できないというのが実情です。
最大で30mまで排水管の異物を除去できるのですが、今回は17mでなんとか異物除去できました。ドリグルを用いると排水管に少しキズがつくこともあることから古い排水管の家庭では使えないのが玉に瑕ですが、今回のお宅は新築だったこともありその点では問題ありませんでした。
結局、詰まっていたのはテニスボールでしたが、どうしてテニスボールが詰まっていたのかが不明とのこと。嘘をつかれたのかもしれませんが、何らかの原因でまぎれこんでしまったのでしょうね。
いずれにせよ、今回のケースは普段使わないドリグルが大活躍したケースになりました。
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