台所は主婦の戦場。
そんな覚悟で毎日を頑張っているお母さん方は、台所トラブルは本当に辛いものです。
今回は、そんな頑張るお母さんがいるお宅の台所が詰まってしまう事態に見舞われたというものでした。
一般的には、3度の食事の支度は台所で行いますから、すぐにでも伺って解決しなければなりません。
準備万端整えて、いざ出発です。
ご連絡をいただいたご家族が住んでいるのは、加須市。
走っていると間もなく田んぼになるであろう土地がずーっと見えて、なんとも気持ちの良いドライブが楽しめました。
この辺りは田んぼや麦畑がたくさん残っていますね。
さて、問題のお宅は女性3人が暮らす一軒家でした。
おばあちゃんとお母さんと大学生のお嬢さん。
なんとも賑やかに、出迎えてくれました。
台所は日当たりが良い南側に面していて、広々としています。
決して新しいお宅ではないのですが、とても贅沢な作りの台所です。
きっとおばあちゃんの希望を叶えてもらった、思い出の台所なのでしょう。
さて、女性3人はそれぞれがなんでも流してしまうのが原因だと罪を擦り合っています。
水を流すとゴボゴボと音がして、確かに詰まっている様子が伺えました。
ざっと見たところ、台所自体はとてもきれいにしていますから、お掃除不足などが原因とは思えません。
実際、台所の表面的な清潔度を見れば、排水がどんな様子かわかってしまいます。
そこで、台所の排水がどこを通っているのか聞いてみると、とんでもないルートを通って排水されていることが判明しました。
排水ルートはシンプルなほうが汚れを溜め込むことなく流れてくれるものなのですが、こちらのお宅は台所を改築したりお部屋を増築したりを繰り返したためか、一般的な排水ルートとは大きく異なっていました。
それでも、手はあるもので洗剤を多めに流し込み、水を長時間にわたって流し続けた結果、不快の音はしなくなりました。
定期的なメンテナンスをお勧めし、無事に終了。
多くのご家庭が排水を詰まらせないために気を遣っていますが、構造上いたしかたのないこともあります。
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