埼玉県加須市で排水枡が詰まってしまったら
こんにちは。
月に1度ぐらいは第三のビールではなく普通のビールが飲みたいと家族に直訴したものの、あっさり却下された生活水道センター技術担当社員です。
私が現在担当しております加須(かぞ)市は埼玉県の北西部にあり、茨城県、栃木県、そして群馬県と隣り合っています。
2010年に一つの市と3つの町とが合併して出来上がった、比較的若い市です。
市内はちょうど利根川の中流域にあたり、利根川が運んできた栄養豊かな土を生かした農業が盛んです。
さらには、市内の渡良瀬遊水地は、ラムサール条約にも記録された美しい湿地帯があります。
そんな加須市の特産品のひとつが「こいのぼり」です。
昔ながらの手描きによるこいのぼりづくりが今も続けられており、毎年5月には全長100メートルもあるジャンボこいのぼりが空を舞います。
また、こいのぼりにちなんだフォトコンテストも毎年行われていますし、市役所の「ソーシャルディスタンス」を呼びかけるイラストは、こいのぼり1匹分離れようという内容になっています。
(この場合のこいのぼりは、ジャンボではなく、通常サイズだと思います)
さて、そんな加須市において、庭にある野外排水管がつまってしまったら、どうしたらよいでしょうか。
今回ご依頼をいただいたのは、加須市内にお宅がある方で、異変に気がついたのは庭にある排水枡から変なにおいがしていたらからなんだそうです。
そもそもは、毎年夏休みに庭にビニールプールを出して水遊びをする同居のお孫さんのために、庭の掃除や草むしりをしていたところ、異変に気がついたそうです。
このコロナ禍で、学校や市内のプールにもなかなか入ることができないお孫さんのためにせっかく準備をしていたのに、下水桝が詰まりかけているのは大層ショックだったそうです。
でも、高圧洗浄機などの機械もないため、自分ではどうにもしようがない。
お孫さんたちはお庭プールを楽しみにしているので、一日も早く直したいとのことでした。
そこで、さっそくご自宅にお伺いし、下水桝の様子を見せていただきました。
他の御家族の方にもお話を聞きましたが、トイレやキッチンなど室内での詰まりは特にないとのことでした。
なので、もう一度下水桝や配管を観察したところ、どうやら庭の木が非常に茂っており、その根っこが排水管の中に入り込んでいるようでした。
そのため、配管を傷めないように根っこを注意深く取り除き、続いて高圧洗浄機で下水桝や配管内をひととおり洗浄し、無事に作業は終了しました。
つまりが解消され、これで安心してお庭プールが楽しめると喜んでいただけました。