川越市に構えている事務所に戻る途中でのことでした
私の仕事用の携帯電話に連絡が入りました。私は一人親方として水道修理業者を経営しているため、電話番なども全て自分でこなす必要があります。この日は、朝から大忙しで、立て続けに3件の案件をこなしていました。電話をしてきたのは、年配の女性であり、洗濯機に急に不具合が生じたというものでした。電話の様子からは、かなり慌てている様子が垣間見られるため、直ぐに向かうと伝えて安心させてやりました。実は、川越市においても、高齢者の一人暮らしの世帯が増えており、私のような水道修理業者や便利屋などへの依頼が殺到している現実があります。依頼の中には、料金をもらえない類いの内容もあるため、困ることもしばしばです。
今回の依頼のお宅は、川越市でも東松山市にほど近い場所に位置しており、国道16号線を使って向かうことにしました。現地に着くと、高齢の女性が出迎えてくれました。家屋自体はとっても立派な一軒家であり、一人で住むにはもったいないような感じです。聞けば、子供は既に独立して家を出ており、3年前にご主人に先立たれてからは女性一人で住んでいるということでした。洗濯にまつわるトラブルでは、洗濯機が不具合を起こしているケースも少なくありません。しかしながら、その場合には電機工事の知識を必要とするため、水道修理業者には無理ということは予め告げていました。今回のケースでは、ニップルと呼ばれる部品かもしくは給水ホースのどちらかに原因があるということは直ぐに察知しました。よくよく見てみると、給水ホースに装着されているパッキンが劣化していることが判明。それを取り替えるだけで大丈夫です。パッキンの交換については、素人の方でも十分に可能ですが、やはり、高齢者にとっては難しいことかもしれません。修理はあっという間に完了し、お客様はものすごく喜んでくれました。お礼にともらった缶ジュースとお菓子をほおばりながら帰宅の途につきました。
※画像をクリックすると大きい画像でご覧いただけます。
[記事一覧を見る]