底冷えが堪える日が減り、関東で桜の開花情報が耳に入り始めた3月中旬。
西武池袋線沿線の駅近物件にお住まいのSさんから、水回りのトラブルのご相談連絡が入りました。
部屋の造りとトラブルが起きている場所を尋ねると、築25年ほどのワンルームの鉄骨アパートで、ユニットバス内の洗面台の床排水用のトラップ管(Sトラップ)から排水が漏れてしまっているとのこと。
幸い、バスタブに隣接している洗面台のため、居住スペースにまで被害が及んでいないことが分かり私もホッとしました。
より詳しく水漏れをしている箇所を尋ねると、U管とステッキ管の境目からチョロチョロと水が漏れ出てきているようです。
連結箇所のナットの緩みを確かめてもらうと、手で回せる固さでもないことがわかりました。
電話で聴取した大まかな内容を元に、準備をしSさんの元へ。
到着し、現場の洗面台をくまなく調べてみると以下の3点の不具合を見つけました。
・U管のわずかな緩み
・排水パイプの奥の詰まり
・パッキンの劣化
いずれも、弊社のストックされた部品群から、その場で交換することができる状態だったため、直ぐに作業を開始できました。
まずはU管のナットを緩め、水を抜き次にパイプ内の詰まりの原因になっていたゴミやヌメリの除去を行いました。
続いて経年劣化で破損したパッキンの交換をし、U管を戻しナットをしっかり締め、排水テストを行いました。
複雑な機構の洗面台ではないため、簡単に水漏れと詰まりの解消はできたため、予定時間より遥かに早く作業が終えられました。
終始不安そうな様子で、こちらの作業の様子を見ていたSさんは、この春高校を卒業したばかりだと話していました。
初めての社会・初めてのひとり暮らしを始めたばかりで、引越しした直後に今回のご相談いただいた内容のトラブルに見舞われしまったのです。
家具も揃い切っていない状態故に、レンチなどの工具もないため、比較的近場で営業していた弊社にご連絡くださったそうです。
新生活が始まり、不安なことも少なくないと思います。
もし、今のお住まいの水回りでお困りなこと、気になる事がありましたら、私どもにお気軽にご相談下さい。
※画像をクリックすると大きい画像でご覧いただけます。
[記事一覧を見る]