仕事の関係で、入間郡越生町というところに住んでいました
埼玉県にありますが、ほぼ中央に位置し、人口約1万1千人の小さな町です。周囲は山々に囲まれ、人里はなれた場所にあるため、その分、利便性については時間がかかったりすることも少なくありません。今回の話は自宅のすぐそばのお宅から頂いた洗濯のつまりの修理です。
比較温かい地域ですが、夏場は突然の大雨も少なくありません。よくぬれるので、こまめに洗濯をされていたようですが、洗濯機が詰まってしまいましたとの連絡を頂きました。
排水の際に、普通は、ホースの床穴に流れ落ちていくのですが、急にビチョビチョと音がしはじめ、だんだん水が底から溢れて床に漏れ出てしまったとのことです。
越生町の水道課に連絡を入れて、当社を紹介してもらい、すぐに電話にて修理の依頼を頂きました。
別案件で作業中でしたが、それほど時間掛からなそうでしたので、終わってから向かう約束をしました。予定より遅くれての到着となりましたが、気持ちよく迎えて下さいました。
お客様は、「おそらく排水管の奥で何か異物が詰まっているみたいなので見てください」とのことでした。
調べてみたらところ、特に何かモノがつまっているわけではなく、ごみカスなどの不純物がつもりつもってしまい、塊となって、排水を邪魔しているという説明をしました。
ライトを当てて、洗濯機から、長々と出ている、ホースの先に取り付けられた筒状のプラスチックの管をまず排水溝から取り外しました。そして、更に排水口の底の蓋を取り外しました。その底には、黒い泥のような塊が付着しており、もの凄い異臭がしました。液体をそこに付け、また排水溝のなかにもかけて、30分くらい放置しました。そのあと、再びブラシで磨きごみを取り除きました。
もう一度排水ホースをつけて、洗濯機を回したところ、全く問題ありませんでした。どうやら黒いゴミ塊が原因でした。
こちらの場合は、ドラム式でしたが、特に水分をあまり使用しない分、回転している間に、ごみが小さく固まり、それが排水溝の底で、積もって詰まりやすくなったりします。
もともと、水道代金が節約できるメリットを期待してされていたようですが、修理代がかかってしまったことは残念でしたね。
詰まらないように、ご自分でもできるので、これからは、こまめになかを掃除していかれるよう話しておきました。
お客様は、大変優しい方でした。入間郡越生町は人口も少ないので、お客様であると同時に「ご近所」になるかもしれません。都会にはないコミュニケーションに触れられたような気がして貴重な体験だったと思います。
※画像をクリックすると大きい画像でご覧いただけます。
[記事一覧を見る]