本日の仕事のご依頼を頂いたのは、行田市のお住いのお客様です。
ここ数日前より洗面台の水が抜けるのに時間がかかるようになり、なんともいえない臭いにおいもするので、なるべく早めに修理に来て頂きたいとの電話がありました。
お伺いしたお宅は、今年の春に特別史跡に指定された、埼玉古墳群のある、「さきたま古墳公園」にほど近い閑静な住宅街にある木造一軒家です。よくお手入れされたお庭が綺麗なそのお宅は、築三十五年とは言うものの、それほど古さは感じられませんでした。
コロナウィルス感染症対策のため、マスク着用の許可を得て室内に上がらせていただき、早速洗面所に入ると、確かに悪臭が漂っていました。
事前にお聞きしていた通り、かなり旧式な洗面台の排水口を覗くと、特に異物もなく異常は認められませんでした。
次に、排水口に栓をして水を張り、栓を抜くと水の流れがとても遅いです。水が流れきるの待ちながら、下の扉を開け養生を始めます。古い排水パイプの接続部には幾重にもガムテープが巻かれ、水漏れの応急処置を施した跡が見られます。洗面台の水が完全に流れ終えたのを確認し、ガムテープを剥がし、トラップを外すと案の定、髪の毛や固形物がぎっしり溜まっていて、強い悪臭を発しています。お風呂場を借り、取り外した部品を洗いながらよく見るとパイプに小さな亀裂が数カ所見つかったので、パイプの交換の承諾をいただいて、持って来ていたものと交換しました。
しかし、ひとつ気になったのが、パイプを洗浄している時に、お風呂場の排水溝からも少し臭いがしていたことです。
その事をお客様に伝えて洗剤とブラシで簡易的な洗浄をして作業を終えました。
今回の作業内容をお客様にお伝えする際、今まで排水管の洗浄をしたことがあるか尋ねると、三十五年間一度もないと言うことなので、近いうちに洗浄される事をお勧めし、お宅を後にしました。
後日、お客様からご連絡をいただき、排水溝の洗浄をさせていただき、臭いもなくなり大変満足したと感謝のお言葉をいただきました。
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