このご時世、節約は美徳です。
ただし、それが元でトラブルに繋がることもゼロではありません。
今回は、そんな節約が招いた問題でした。
現場は、行田市の住宅です。
行田市と言えば、テレビで紹介していたゼリーフライが食べられるかもしれません。
ゼリーでもフライでもないけどゼリーフライ。
ユニークな命名で出演者の人たちも盛り上がっていたので、あとで絶対に食べようと決めました。
お客様は、一軒家にお住いの若いご夫婦のお宅です。
20代でしょうか。
あまり踏み込んだ質問をするわけにはいかないので想像ですが、結婚1年未満じゃないかと。
そんなお二人が洗濯排水の詰まりでお困りだったのです。
家に入ってまっすぐ進んだ北側の一角に洗面所があり、そこへ洗濯機を置いています。
お風呂が隣接されていて、かなり一般的な間取りです。
脱衣所で脱いだものはそのまま洗濯機へ入れられるので、奥様方に支持されているからなのでしょう。
ところが、こちらはこのような間取りがトラブルの一因になってしまったようです。
なぜかというと、汚水を流しても臭いが上がってこないように排水トラップというものがあるのですが、ここに汚れが詰まってしまっていました。
ここは、排水口を外してたまーにお掃除するといいのですが、洗濯槽のお掃除はしても排水トラップまで気が回らない人がほとんど。
やっぱり定期的に点検したほうが良いでしょう。
そして、今回は比較的新しい物なのにどうしてここまで汚れが溜まってしまったかという点に注目です。
それは、入浴後に浴槽から残り湯を洗濯機に入れて、洗濯を行うことで詰まりを引き起こしやすくなってしまったのでした。
残り湯を節水のために使う人も多いのですが、やはり入浴後の水は皮脂や髪の毛、シャンプーやボディソープなどの泡が問題となって排水トラップなどにこびりつきやすいというデメリットがあることを覚えておいてください。
今回のお客様もそれが要因となっていることは明らかです。
排水口をからトラップまでピカピカに磨いて作業終了。
ホッとしたご様子で喜ぶご夫婦を前に、残り湯のことをお話ししてから失礼しました。
こんなトラブルを2人で乗り越えながらベテランのご夫婦になるのでしょうね。
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