台所排水の修理事例
今回、お電話で修理依頼をいただいたのが大阪府堺市堺区にお住いの専業主婦のお客様からでした。詳しい内容をうかがったところ何日か前から台所の水の流れが悪いとの事です。ご主人がワイヤーを購入して排水管の汚れ取りを試みたそうですが、やはり水流はあまり改善しなかったので私共にお電話をされたと言う経緯でした。台所のシンクは毎日使用している場所ですし、細かい食材のクズやお皿を洗っている時に、食べカスや油脂も一緒に流れているため、排水管の内部にはコレステロールのように薄い幕が形成されやすく、気づいた時には排水管内が狭窄してしまって水の通りが悪くなってしまうのです。
早速ご自宅のほうへ修理に向かうことになりました。ご自宅の台所にご案内いただき、詳しいお話を聞かせていただいたところ、排水口の詰まりが気になりはじめてからは、時折はゴボゴボといった水が逆流するような音もしていたり、臭いも気になっていたということでした。やはり長年の年月を経て排水管に油汚れが蓄積している典型的な症状であることが想像できました。油汚れは、排水管内部にべったりと付着しており簡単には除去することが難しいので、まずは高速回転の電動トーラーで排水管内部の奥までしっかりと到達させたあとしつこく固まっている油汚れを落としていく作業をしました。これでかなりスッキリした状態になったので、最後に強力なパイプクリーナーを流し込んで1時間ちょっとの修理工程が終了しました。かなり排水管の汚れのつまりがひどかったので、かなり手こずりましたが、高圧洗浄までは必要がない状態でしたので簡単に修理できるケースでした。
今回のお客様の場合は、ご自宅がまだ5年目と言う築浅の状態でしたので、この程度の修理で済みました。ですが10年とか15年などの築年数になってくると、やはり台所の排水管の詰まりもひどくなる傾向にあるため、その時には高圧洗浄が必要になることがほとんどです。日頃から注意していてもどうしても油が流れていきやすい台所の排水ですから、定期的に強力な薬剤での処理がおすすめです。
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