髪の毛とぬめりによる洗面つまりを解消
洗面つまりの修理事例をご紹介させていただきます。
今回、修理依頼があったのは大阪府堺市西区に在住のお客様です。
ご自宅は3階建ての一軒家、4人家族でした。
お子様がおり、女の子が二人です。
今回のご依頼内容はご自宅の洗面台が詰まってしまったようで、水が全然流れない、といった内容でした。
まずお客様に確認を実施したのは、普段どのような用途で洗面所を使用しているか、ということです。
例えば、入浴後にここでコーミングをする習慣があるのかや、髪の毛をカットしたりしているかといったことです。
こちらの箇所のつまりで一番多い事例は、やはり毛髪などが引っ掛かるなどしてそこに沈着したヌメリや石鹸類が流れを止めてしまうことです。
どうやら上記で質問をさせていただいたことは一通りされているとの事。
原因箇所を特定するため収納エリアの排水トラップを分解し、内部を確認してみると、床下配管のマガリ箇所に何やら黒いドロドロした「ナニカ」
を発見。
そこで更にヒゲそりはここで行っていますか、どういった方法でされていますかと言った内容の確認をしました。
質問をしてばかりで大変お心苦しいのですが、このようなやりとりは修理を円滑にかつ確実に進めるため致し方がないことなのです。
旦那様は、毎朝こちらでジェルをつかったシェービングをされているとのことでした。
おそらく排水パイプの中でそれが髪の毛を捕まえ、積み重なってつまりを起こしたのだろうと予想しました。
ここからは実際に行った処置になります。
先ずは電動ワイヤーの先端を床下から立ち上がっている管にそのまま差し込んで、奥まで状態を探ります。
そして行き止まりに差し掛かったところでグニュっとした感触を感じました。
そこで初めて電動ワイヤーの電源スイッチをONにし、低速からどんどん高速に回転させていき少しずつ謎の物体を絡めとっていきます。
これを最初からトップスピードで行うと線が暴れて収集がつかなくなり、最悪途中で引っ掛かると切断されてしまうので注意が必要です。
しばらくすると開通された際に生じる独特な手ごたえと、しばらく管内に滞在してしまったガスの異臭が上がってきました。
ここでうまく直せたであろうことを確認し、分解してしまった箇所をすべて元通りに再設置しなおしたのちに通水してみることに。
すると今しがたまで全く流れず洗面ボウルに溢れかえってきていた排水がズオーズオーというサイフォン音とともにキチンと流れて行ってくれます。
私はお客様に状態が劇的に良くなったことと、今回のつまりの原因をあらかた説明差し上げ、全ての工程を終了しました。
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