大阪狭山市は大阪府南部に位置し、和泉山脈に向かう穏やかな丘陵地を中心に大規模なベッドタウンが発展しています。またブドウ栽培が盛んなエリアとしても知られ、「大野ぶどう」のブランドで人気を集めています。
酷暑続く真夏の夕方、シフトが終わりを迎えホッとしかけたタイミングで急にトラブル解決の依頼が舞い込んできました。現場が近く担当可能と判断。急ぎ急行し到着したのは広大な住宅街の中にある築10年程のコンパクトな一軒家でした。
お客様は夫婦2人でご主人は仕事中。対応された奥様によると「トイレ掃除中、不要になった紙を流したら急につまってしまった。手でクシャクシャにし柔らかくしたのだが流れれいかず焦った。ラバーカップで何度か解決を図ったがダメだったので依頼した」との事でした。事情から異物には硬い物体は含まれておらず、紙自体は比較的柔らかい状態。またつまりの範囲も比較的狭いと思われた為、業務用のローポンプを投入し押し流す方法を採りました。
柔らかい紙つまりを一気に破砕・貫通する目的ならローポンプは最強のアイテムです。加えられる圧力が非常に高い分、便器や配管が古く劣化が進んでいると破損・水漏れリスクから使用出来ないケースもありますが、今回はお宅も新しく、不安無く投入出来ました。
洋式便器の排水口に出来るだけ先端部を密着させ、空気の逃げ道を無くした上で操作を行います。ポンプを固定しゆっくり力を入れてレバーを前後させ続けると、次第につまった紙が柔らかくなって奥へと流れ始め、10分もすると抵抗感も消え便器の水位もスッと下がっていきました。試しにコックを開け排水すると、今度は支障無く便器に吸い込まれていきます。臭いや漏れ等の不具合も見付からず、後片付けを行い作業は無事完了。手に負えず不安気だったお客様も、すっかり水が通る様になった便器を確認しホッと胸を撫で下ろされていました。
水に溶けない紙によるつまりは、特に排水ルートが狭く複雑な洋式便器で起こり易いものです。今回は排水口からのアプローチだけで済みましたが、程度が重度だと便器自体を取り外さなければならないケースもありますから、解決の自信が無ければ症状が軽いうちに修理業者に依頼するのが得策です。
施工日 | 2024年04月10日 |
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エリア/担当店舗 | 大阪狭山市 |
症状 | トイレつまり |
お見積もり料金 | 8,000円 |
施工料金 | 8,000円 |
施工時間 | 1時間 |
使用年数 | 25年 |