洗面器の排水管の修理をしました。
大阪府の交野市にお住まいの方から、洗面器の排水がつまっている、と修理の依頼がありました。
聞くところによると、しばらく住んでいなかったようで久しぶりに使ってみたところ排水の流れが悪く使えない状態とのことです。
早速行ってみると交野市の山の中にあるそのお宅は豪華な別荘のような感じの家で150坪はありそうです。
洗面台も幅が1200mmもありましたが比較的新しそうなので作業に支障はなさそうです。
そして、洗面が使えないと不便するので何とか今日中に直して欲しいと仰るお客さんの横で修理を始めました。
すると細々としたゴミがでてきました。
しかしつまりをおこすほどでもありません。
トラップはその後風呂場で水洗いしましたが他にも原因を探しました。
洗面器の排水の管は径が小さくつまりやすいので洗面器の排水管を全て取り外して調べました。
しかし汚れはあるもののゴミなどは確認できません。
他につまる可能性があるとすれば家の排水管のどこかでつまっているしか考えられませんが洗濯機やキッチンは普通に使えているので場所の特定は予想がつきます。
そして幸いにも洗面所の床下に潜る為の点検口がありました。
私は潜って横引き排水管を鋸でカットしてみました。
すると油料理した後で固まるような白い固まりがあり詰まりの原因となっていました。
このような事例はキッチンのつまりではよくあるのですが洗面所では初めてです。
以前油を含むものを洗面の排水にながしたこと、そして長い間使用していないことが原因でこのような症状になってしまったのでしょう。
お客さんに聞いてみると、もしかすると以前、錆止めのグリスを流してしまったかもしれないと仰ってました。
それだけではなくこれだけ広い開口のある化粧台なので色んな洗い物をしていたそうです。
その後復旧作業をし、少し多めの水を流してみると排水はスムーズに流れます。
今回は作業内容が複雑だったため14040円ほどかかってしまいましたが、排水つまりが直ってお客さんは喜んでおられました。
長年使用していないと思わぬどこかでつまることを知り今回勉強になりました。
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