うるま市のお客さま・洗濯つまりの修理事例
トラブルかな…?と気づいても簡単に修復することが難しいのが、洗濯機の水トラブルです。シンプルに見えていても、洗濯機の配線はかなり複雑なもの。漏水を直そうとするあまり、洗濯機本体そのものの故障を引き起こしてしまうことがあります。小さな問題でも、まずは業者に相談する姿勢が大切です。
今回お伺いしたのは、沖縄県うるま市にお住まいのお客さま。80代のおばあさまのご自宅です。ご長男の男性から電話をいただきましたが、お母さまの洗濯機の調子が悪いとのこと。洗濯ができないため、できれば数日以内に対応してほしいとのことでした。
さっそく資料や工具をそろえて、うるま市の戸建て住宅に向かいます。立派な門構えの住宅に入ると、たくさんの猫ちゃんが迎えてくれました。ご長男の案内で、軒下に置いてある洗濯機置き場まで足を運びます。洗濯機は、今となっては珍しい二層式タイプの洗濯機です。左となりの排水溝を見ると、たしかに洗濯つまりが起きていました。
排水溝と洗濯機の間に隙間がなく、作業がしづらいため、コンセントを抜きいったん洗濯機を他の場所に移します。続いて排水溝の中を確認してみました。排水溝の先端についている、エルボと呼ばれる部品を外していきます。針がねのような突起が付いているので、こちらをパチンと外すとエルボは簡単に外れます。この部分にゴミがたまっていることが多いのですが、こちらには何も無し。
排水ポンプの奥に、洗濯ゴミがたくさん詰まっているようです。人の手の届かない部分のため、ここで薬剤の登場。2種類の業務用薬剤を混ぜてオリジナルのタイプを作ります。業務用の洗剤は相性を見ずにかけ合わせるととても危険なため、一般の方はおこなわない方が無難です。
薬剤をよく練って、ポンプの内部に投入。15分くらい薬剤が浸透したあと、ぬるま湯を入れて内部をよく洗いました。念のため水の流れを再確認したところ、洗濯つまりの症状は改善されていました。
レトロなものは、糸くずが満足にフィルターにキャッチされずそのまま一緒に流れてしまうことがあります。洗濯つまりを予防するためにも、プロの手で定期的な点検と清掃がおすすめです。
※画像をクリックすると大きい画像でご覧いただけます。
[記事一覧を見る]