ゴムフロートの経年劣化を原因とするトイレの水漏れ
沖縄県の浦添市にお住まいの男性のお客様から、トイレ水漏れ修理のご依頼を受けました。仕事から家に戻ってみると、誰も使っていないのにトイレのタンクから便器へと水が流れ続けていたそうです。幸いなことに床を濡らすような状況にはなっていないようですが、このままでは安心して家を空けることができません。そのため、早急に修理して欲しいとのことです。夜の8時を回っておりましたが、お客様宅へと直行いたしました。
お客様は築二十年ほどのマンションにお住いです。到着した後は早速トイレを拝見しました。お客様からのご説明があったとおり、タンクから便器へチョロチョロと水が流れ、止まりません。そこでまずは止水栓を締めて給水を止めた後、トイレタンクの内部チェックしました。トイレ水漏れの原因はタンク内のパーツの不調であるケースがほとんどだからです。するとやはり今回もそうでした。ゴムフロートが傷んでいるのです。ゴムフロートとは、タンクを覗き込むと一番下に見える丸い形状のもので、タンクの水が便器に流れ込まないよう蓋をしてくれる排水弁です。お客様宅のトイレはこのゴムフロートが劣化してしまっていたため、タンクから便器へ水が給水され続けていたのです。ならばやることは一つです。ゴムフロートを新しいものに交換しなければなりません。お客様にお見積りをお伝えし、ご承諾を頂いたあと、速やかに作業を実行しました。ゴムフロートの交換は一見すると簡単そうですが、ゴムフロートと排水口の間に僅かな隙間ができるよう鎖の長さを調整しなければならず、案外、知識と経験が要求される作業です。ゴムフロートの取り換えが必要となった際にはトイレ修理屋にご相談していただけるとよいと思います。
ゴムフロートの交換が終わり、トイレに水を流したところ、しっかりと水漏れは解消されていました。お客様はホッとしたご様子です。今回のお客様宅のように築年数の経った家屋にお住まいの方は、是非とも一度トイレの内部をチェックしてみてください。ゴムフロートは経年劣化するものです。摩耗を感じたら、トイレ水漏れを予防するため、早めに交換するのがよいかもしれません。
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