名護市の住宅に伺いお風呂全般のつまりを解決

沖縄本島北部において最大の人口を有する名護市は本部半島の付け根に位置し、市街地の周辺に亜熱帯のサンゴ礁や山原の原生林が広がる自然豊かなリゾートエリアとなっています。
市内の住宅街に住むお客様からトラブル解決依頼があったのは、曇天に覆われうすら寒い1月下旬の某日。午後巡回の直前に電話依頼を受け早速現場に伺うと、築40年近い住宅の1階にある風呂場は全体に生臭い異臭が漂い、床面・浴槽共に水量を多くすると排水口からすぐ溢れ出してきてしまう状況でした。ファイバースコープを挿入する等して内部を点検すると、排水溝全体から排水管、汚水桝に至るまで大量の水垢や石鹸、髪の毛等の異物が滞留しており、一部では厚く固着し流路を殆ど塞いでいる事が判明。洗浄剤投入のみでは解決は到底難しく、業務用トーラーや高圧洗浄機も総動員した本格的な洗浄作業が必要と判断。素早く見積もってお客様に提案し、了承を頂きました。
風呂場排水はルートや構造が複雑な上にアプローチ場所がほぼ排水口に限られる為、内部で柔軟に曲がり的確に異物を除去出来るアイテムが重宝します。高圧洗浄機やトーラーは細長く柔軟なホースやワイヤーの先に付いている為、これらの洗浄作業には欠かせません。今回は異物の量が多い上に頑固に固着している場所が多く、高圧水で一気に吹き飛ばせる高圧洗浄機が大活躍しました。排水溝や配管の内壁に噴射すると異物はバラバラに砕け下水方面へと流れていきます。汚水桝に出て来るこれらの塊を拾い上げしばらく除去し続けていると、やがて数量も少なくなり排水も透明感を増してきました。完全に排出されなくなったらブラシ型のトーラーを挿入し細かな部位まで磨き上げきっちり洗浄。最後にパイプ洗浄剤を投入し、残った汚れと悪臭の除去を行いました。
午後の予定をほぼキャンセルし作業に当たった為、時間は掛かったものの排水ルートは大変クリアかつ綺麗になりました。漂っていた悪臭もすっかり消え風呂場全体が清潔に。排水の滞りも一切無くなり、見守っていたお客様の顔にもいつしか満足の笑顔が浮かんでいました。