糸満市内の住宅にてキッチンつまりを解決

沖縄本島最南端に位置する糸満市は沖縄戦終結の地として知られ、悲惨な歴史を伝える史跡が各所に残されています。一方県内有数のリゾートエリアとしても知られており、美しいビーチやエメラルドグリーンの海を求め、毎年数多くの観光客が訪れています。
夏のリゾートシーズンが終わり台風の進路にやきもきさせられる9月上旬、市内を巡回中受け取ったトラブル解決依頼は、数年前から続く酷いキッチンつまりの症状でした。お客様のお宅は現在地から車でおよそ10分程の距離。築40年程の平屋住宅に駆け付け早速問題のキッチンを見せて貰うと、排水口から汚水が溢れ悪臭漂うシンクが目に飛び込んで来ました。お客様の話では「2年程前から次第に水の通りが悪くなり、今年に入ってから頻繁にシンク内に溢れる様になってしまった。夫婦共に高齢で配管奥まで洗浄出来る技術や力も無く、多少お金が掛かっても良いので助けて欲しい」との事。
点検の結果排水口のトラップからホース、汚水桝へと続く排水管に至るまで異物が蓄積、流れを滞らせており、本格的な除去洗浄が必要な状態でした。塩ビ製のトラップやホースは劣化も進んでおり、また交換費用もそれ程高く無い事から、新品交換及び配管洗浄をメインに解決策を提案し、すぐ了承を頂けました。
一部破損し水垢に塗れたトラップやホースを取り外し、こちらは丸ごと新品へと交換する一方、その奥から汚水桝へと続く排水管内には高圧洗浄機を通し、内壁に溜まった異物を吹き飛ばし綺麗にしていきます。汚水桝を開放し待ち構えていると、出口から褐色・ヘドロ状の異物が次々と流れ出てくる為、その都度それらを除去し流路のクリアを図ります。異物の排出が無くなったら汚水桝自体を洗浄、最後の仕上げに業者用パイプ洗浄剤を投入して残留した異物や汚れ、悪臭を除去しました。
最後に新しい部品と取り付け周囲のクリーニングを行い、トータル3時間程で何とか作業は完了。築年数や設備が古く、水漏れや破損無き様慎重さも求められる作業でしたが、幸いトラブルも無くスムーズな排水が復活し、お客様に大きな満足を与える事が出来ました。