瀬戸内市内のアパートに急行し洗面つまりを改善

瀬戸内市は岡山県南東部の瀬戸内海沿岸に位置し、かつては国内最大規模を誇る錦海塩田が有名でした。現在はオリーブ等の農業や漁業が主力産業となっています。また風光明媚な多島海を堪能出来る観光スポットやアウトドアエリアも売りの一つです。
瀬戸内ならではのカラッとした晴天広がる5月中旬、市内を巡回中突然トラブル解決の依頼が舞い込んで来ました。お客様の話では「洗顔中誤って小物化粧品を排水口の中に落としてしまい、完全に奥に入り込んでしまった。つまりの症状も出てきてしまい、このままでは不便極まりないのですぐ解決して欲しい」その様なご要望でした。
場所は邑久駅近郊の住宅街にある2階建てのアパート。お客様の部屋はその1階角にあり、お邪魔すると問題の洗面台はすぐ手前側にありました。「洗顔時にヘアキャッチャーに溜まった毛屑が気になり、外した瞬間棚にあった異物がバランスを崩して落下してしまった」との事。排水口から覗いてみると異物の姿は確認出来ず、どうやらSトラップの曲がり口の奥まで入り込んでしまっている様でした。ただ水を流すとすぐ溢れてくる為、それより奥へは流れてはいない模様。洗面の設備が新しくトラップには清掃口もあった為、そこからアプローチし異物を取り出す事にしました。
洗面台下を整理して配管を露わにし、トラップの外に付いている蓋を外します。開口部から指を入れたところ奥の方で異物に触れたのですが、お客様がかなり強い水流で流されてしまった為縦にきつく嵌っており、内壁を傷付けない様マジックハンドを挿入、慎重に作業を進めなければなりませんでした。ようやく取り出したのは化粧品スプレーの角ばった蓋とプラスチック製の小瓶の2点。配管を全交換せずに済んだのは幸いでした。
比較的短時間で解決しお客様も喜んでおられましたが、排水管の構造や異物取り出しの方法を全く知らなかった様でしたので、今後の為にと自力で出来る方法やコツをアドバイスし、現場を後にしました。