今日は、日本海に面した新潟県・新発田市に住むお客さまからの依頼で、出張修理訪問に、うかがってきました
漁港があったり、お城があったり、コシヒカリの栽培でも有名だったりと、とにかく自然豊かで、土壌の良い町といったところみたいです。
そんな景観に恵まれた土地からSOSを発してくれたのは、お風呂の水漏れでお困りの、米津玄師を彷彿とさせるヘアスタイルが印象的な、20代くらいの男性でした。
キッチンやトイレ等と比べると水漏れに気づきにくい場所ではあるのですが、私が案内されたワンルームマンションのバスルームは、よくあるユニットではなく独立したお風呂でした。
飛沫に気を払いながら改めてヒアリングを進めていくと、シャワーが怪しいとのことで、バスブーツに履き替えて洗い場に足を踏み入れます。
規則正しく並べられたカラフルなシャンプーボトルを尻目に、浴槽や天井の換気扇などに視線を向けましたが、こちらは異常なしでしょうか。
目下、注目を浴びるシャワー部分ですが、ヘッドそのものや水栓金具からなど、複数経路からの漏水が考えられるなか、問題を起こしているのはシャワーヘッドの根っこです。
ポタポタと滴るわけではなく、にじみ出るようにホースを伝い、床のタイルを濡らすその原因は、案の定パッキンの劣化でした。
ゴムが役割を果たしている間は良いのですが、経年劣化により弾力を失ってしまい、カチカチの硬化に至ると、クッション性がなくなり、摩耗の一途をたどってしまいがちです。
今回のケースもそれに近いのと、少しサイズが合ってないかな?という手抜きの痕も見て取れたので、もちろんジャストフィットするパーツに交換です。
同業者として、よくこんな安普請するよなと、逆に感心してしまうわけですが、水のトラブルが無事に解決できたので、良しとしたいところです。
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