トイレ排水つまりの修理事例
今回は新潟県三条市のお客様のもとへトイレの詰まりの修理へ行ってまいりました。私共がお電話をいただく出張修理のケースでも今回のようなトラブルはキッチンに次いで非常に多い事例です。それほど問題が起きやすい場所であることを意味しています。しかもほかの水周りのようにはいかず、一度詰まってしまうと緊急で対応が必要になるという特徴もあります。
お客様から詳しくお話を伺うと、なんとなく違和感を感じ始めたのはちょうど1ヶ月ぐらい前だそうで、それ以来、水がきちんと流れる時もあり良い時と悪い時を繰り返しているうちにとうとう完全に引いて行かない状態になってしまったとのことでした。早速ご自宅にお伺いしてみると一匹の猫ちゃんが。もしかしてと思い、お客様に猫用の砂はどのように処理されているかをお伺いしました。すると前はゴミとして捨てるタイプでしたが、最近では便器に流せるものを使っていて毎日流しているとのことでした。おおよその原因がすぐにわかりました。
近年は例年にも増して猫ブームです。
その勢力はとどまることを知らず、今や道行く女子高生たちは揃ってロシアンブルーかアビシニアンかはたまたキジトラかという論争を繰り返し、社会のストレスを受けた大人たちは癒しを求め皆猫カフェに入り浸り、労働力の減少が深刻な社会問題となりつつあります。
それは冗談として、そんな愛猫家の増加に伴い便器の詰まりも実は増えているんです。流せる砂は手軽で大変便利なので大人気となっているためです。こういった製品はそのまま流しても大丈夫と表記されることが多いのですが、それを日常的に繰り返して行くと高い確率で詰まりを引き起こす原因として水道修理屋泣かせなのです。水を含むと一度ドロドロの状態になり、再度固形化するので徐々に溜まっていき、最終的には排水管の詰まりを引き起こします。
今回は、実際にそれを使用しはじめて半年程度ということから症状は軽く済みました。業務用の真空ポンプで取り除く作業を行い無事に砂を除去することができました。これが酷い詰まりになると便器を取り外して排水掃除をする必要がでてきますが今回は初期の詰まりでしたのでギリギリセーフでした。猫のトイレ砂はトイレに流せるタイプとして販売されていても是非とも流さないようにしていただきたいですね。
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