新潟市の西浦区の集合住宅の一室
キッチンの水漏れが起きて下の階に水が落ちているという報告が、管理会社の方からありましたので、出動しました。
住んでおられる方から状況をお聞きしたところ、応急的に元栓を止めていただけたようで、漏れは広がっておらずひとまず安心しましたが、もちろんこのままでは生活に支障がでてしまうということで、できるだけ早く直して欲しいとのご要望。
また階下の方にも、被害がひどくならないうちに速やかに修理をと念を押されました。
現場は築年数も結構経っている木造アパートで、手入れはよくされているようですが、内部の管などの劣化は確かに起きる可能性が大きいのは明らかです。
管理会社によれば、半年に1回は排水管掃除はしているのだそうで、前回の洗浄は1ヶ月前とのことでした。
詰まりの可能性も疑っておりましたが除外出来そうです。
実際にそのお宅に伺ってみると、目視ですぐ分かるくらいキッチンシンク下が湿っています。
住人の方曰く、これまでは特段何も違和感はなかったが、下の階の方が天井が濡れていると言って来られたので、見てみたらこのありさまだったと。
どうやら少しずつ漏れていた水が上下階の間で溜まってしまい、一気に下に漏れたのだろうと推測できました。
ただ、ひどく漏れていなかったのは、まだ不幸中の幸いです。吸水シートを用意、また水受けを下において一旦止水栓を開け、水漏れ箇所の確認をしました。
これまで溢れてくることもなかったので、明らかに詰まりではないようです。
なのでパッキン等の劣化もしくは給水管か排水管自体の劣化が原因だろうと思われました。
再度止水栓を止めて、最初に給水管のパッキン部分をチェックしたところ、パッキンの劣化を確認しました。
新しいパッキンに取り替えて、再び止水栓を開け水を流したところ、この時点での漏れは止まったと判断ができました。
ただ築25年という集合住宅でしたので、パッキン劣化や配管自体の劣化による水漏れの可能性はかなり高くなっています。
こうしたトラブルが頻発する恐れがあるということ、排水管と給水管の取替なども考慮に入れたほうがいいとを管理会社に提言して、修理完了としました。
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